幼稚園、保育園に通う子どもから「お友達や先生に年賀状を出したい!」と言われたらどうしますか?
家族ぐるみでのおつき合いのある相手ならば住所交換もすぐできるし、日頃の感謝を伝える良い機会なので問題ないのですが、そこまで普段おつき合いのない場合だといろいろと考えてしまいますね。
子どものお友達との年賀状のやりとりについてどうのようにすればいいのかをご提案します。
年賀状を子どもの園のお友達に出していい?
子どもの純粋な気持ちをサポートしてあげましょう
子どもが出したいと言ってるなら日本の風習やしきたりやマナーを教えるいい機会です。
メールやラインでの連絡が多くなり、「ハガキを書く」という一般常識を身につける機会も減っていますから経験させるいいチャンスでもあります。
そして何より、子どもの気持ちを大事にしてあげたいですし、家族以外の人と心がつながるコミュニケーションです。
年賀状を書くことによって「いつも遊んでくれて楽しいのは〇〇ちゃんのおかげ」という相手への感謝の気持ちにあらためて気づくことができ、友情も深まります。
また、相手へのメッセージを書くことで、自分の気持ちを表現する文章力がつくことは今後の学習面で大いに役立ちます。
良いことがたくさんある年賀状のやりとりですので、是非出してみましょう。
年賀状のやりとりは始めるときより終わらせるタイミングのほうが難しい?
これは多くの方が子どもが園の友達と年賀状のやりとりを始める前に気にかかる悩みです。
実際、先輩ママさんがどうしているのかをネットに掲載されていた声で調べてみますと次のような意見がありました。
□ 園以外でも遊んだりするほど仲の良い相手でも向こうから年賀状をきた場合だけ出す
□ 相手から「子どもが出したいと言っているから」と住所を聞かれた場合だけ
□ 相手の負担を考えて年賀メールにしている
□ 相手のお子さんとそのママの名前と顔がわかる人にしか出しません
□ 自分(ママ)から新年の挨拶をしたいと心から思っている人にしか出しません
色々な意見を紹介してみましたが、自分から始めるのは躊躇するという人でも、「年賀状が来たら返事は出す」と思っている方が多いようでしたし、「出していい?と聞かれたらうれしい」という本音もありました。
年賀状を子どもがやりとりするのを気軽に始められるコツ
「やめ時」が難しいから最初からやらないという気持ちもよくわかりますよね。
このことが気になっている場合はちょっとしたコツがあります。
それは「子どもの意思で年賀状のやりとりをしている」という形にするということです。
これならば子どもに任せているので今後の年賀状のやりとりを続ける続けないは親はノータッチということになります。あくまでも子ども主体のスタイルにするのです。
方法は簡単で、子どもの名前で出すこと、メッセージを添えて書く場合はお友達宛てに書くという2点です。
親が代筆する場合であってもそうすることでママ友としてのおつき合いではなく子ども同士のおつき合いという形になって、相手もこちらも気が楽になります。
もちろん、家族ぐるみで仲良くしていただいている相手にはママ友さんへのメッセージを入れても大丈夫ですよ。
年賀状を子どもがやりとりする前に確認しておくことは2つ!
今はクラス名簿を作って配布している園も少なくなってきました。
お友達の住所もわからない場合が多く、わかっていたとしてもいきなり出すというのはできないですよね。
園児であれば子ども同士できちんとしたやりとりはできないので、こちらから相手の親御さんに確認をとっておく必要があります。
年賀状を出していいかの確認
相手先が喪中であれば出すわけにはいけませんね。
まずはそれを確認しましょう。
こちらから「うちの子が(お友達の名前)ちゃん宛てに年賀状を出したいと言っているのですが、お送りしてもいいですか?」と聞いてみるのが自然だと思います。
喪中であれば、この時点で教えてくれるでしょう。
(ご両親より子どものほうが喪の期間は短いのですが、こちらで判断せずご両親さまの判断に任せましょう。)
この場合はお子さんに説明して諦めてもらいましょう。
「○○ちゃんのおうちでは“おめでとう”という挨拶は今できないそうよ。とっても悲しいことがあったときは昔から日本ではそうしているの。だから来年の年賀状はお休みするんだって。」といったような感じでお話ししてあげましょう。
また喪中の場合であれば「クリスマスカードはお出ししてもいいですか?」と聞くのもいいですね。
クリスマスだとお祝いしない家庭もあるからと、グリーティングカードにするまでの気遣いは、子どものどうしのやりとりの場合はしなくても構わないとは思います。
それでも気になる方は季節の挨拶(Happy Holidays!などの文字の入ったもの)のカードを用意しましょう。
大人のおつき合いですと、喪中で年賀の挨拶ができなかった場合は寒中見舞いを出すというのが一般的ですが、寒中見舞いは1月8日以降に相手に届くように送るという決まりがあります。
それだと新学期が始まってもう顔を合わせていることになります。
それならば、これから冬休みが始まってしばらく一緒に遊べないからカードを送るというほうがいいですね。
クリスマスカードなら子どもも喜びます。
住所の確認
年賀状を出していいかの確認のときに、OKということであれば住所を交換します。
郵便番号、住所とフルネームを正しい漢字で教えてもらいましょう。
もちろんこちらの住所等もお伝えできるようにカードやメモに書いて用意しておきましょう。
さいごに
子どもが自分から「お友達に年賀状を出したい」と言ってきたら成長を感じて親としても嬉しくなりますよね。
またお友達からの年賀状は子ども本人も喜ぶでしょう。
親が年賀状のやりとりをサポートしてあげて新年を気持ちの良いスタートにしましょう。