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畳に家具の跡ができたときの凹みを修理する方法と注意点

和室
お部屋の模様替えをしようとベッドやタンスを動かしたときや冬のこたつをしまおうとしたとき、気がつくとできていた畳のへこみ跡。気分も凹みますよね。

こういった畳のへこみを自分で修復する方法を2種類とそのときの注意点、凹み跡をつけない工夫についてご案内します。

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畳のへこみを修理する方法

スチームアイロンを使う方法

用意するもの:乾いたタオル、スチームアイロン

手順

  1. へこみの上に乾いたタオルを置きます。
  2. タオルの上からスチームを10秒程度かけます。
  3. 蒸気を含んだタオルをのせたまま約3分程度放置します。

ドライヤーを使う方法

用意するもの:霧吹き、ドライヤー

手順

  1. 畳のへこんだ部分に霧吹きで水を2~3回吹きつけます。
  2. 水を畳にしみこませるように手で押さえながらなじませます。
  3. ドライヤーの温風を15cm位離してあてて乾かします。

霧吹きは100円均一ショップでも手に入ります。なければ濡らした雑巾を絞ったもので水分をつけてもいいですね。

畳の注意点

へこみを元に戻せたとしても畳の性質を知らないと思わぬニ次被害が出てしまいます。

カビに注意

畳は湿気に弱い素材です。へこみを修理したあと、しっかり乾燥させておかないとカビが生える原因となります。
畳表が新しい(1年~2年のもの)ほどカビが発生しやすいです。
対策としては、

  • 風通しを良くしてお天気の良い日に作業をする
  • 作業のあとに扇風機やドライヤーの冷風をかける

といいでしょう。

熱による変色に注意

特に新しい畳である場合は温度で色が変る事がありますので、様子をみながら作業を進めてください。
へこみを早く戻そうと長時間熱を加えるのではなく、一度の作業で駄目なら数回繰り返すといいです。熱による変色も防げますし、がんこな凹みも徐々に元に戻ってきます。


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畳に家具の跡を防止するには

賃貸の場合、「退去時は原状回復」が基本です。

畳についた家具跡ならば“通常使用”の範囲内であると考えられますし、畳は自然劣化する消耗品です。ですので退去する際に敷金からマイナスされることはないと思います。ただ、頭の古い貸主さんの場合には請求してこないとは限りません。(最初から契約内容で借主負担となっていることもあります。)

こまめに補修やお手入れをすることで多少のへこみも戻りますが、予め家具の跡がつかないような対策をしておくこともできます。

持ち家であっても畳の美しさを長く保ちたいと思いますので対策グッズを使うことはよりメリットがありますよね。

では、防止グッズにはどんなものがあるのかをご紹介します。

タンスの場合
タンスの底板と同じ寸法の「12mm合板」を置く
合板はホームセンターで入手できます。カットもお店のスタッフの方がやってくれます。

ベッドの場合
「コルクのキズ防止マット」を脚の下に敷く

座卓の場合
「イ草ミニタタミ足敷」や 「足敷布団」など和室の空間に合うものを脚の下に敷く

キャスター付きの家具の場合
100円均一のお店でも取り扱っている「防振マット」を利用する
尚、キャスター付き椅子でしたら「デスクマット」や「デスクカーペット」といったものもあります。

この場合はコレ!と決まっているわけではありませんがそれぞれの雰囲気に合うものを使うと変に目立ってしまうこともなく使いやすいです。

さいごに

重い家具を何年も置いていてできたへこみであれば、すっかり元通りまでとはいかないかもしれませんが、目立たない程度に戻ると気分もリフレッシュされます。

畳のへこみの修理は、特別な道具も必要なくできますので是非一度試してみてくださいね。

スチームアイロンを使う場合は火傷に注意して作業を行ってください。

https://koiukoto.com/361.html

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