子どもの肌がカサカサしてきても、すぐに病院に駆け込む人は少ないと思います。
カサカサしているなと思ったら、お風呂上りに保湿ケアといった自宅ケアをまずするのではないでしょうか?
うちもそうでした。
保湿ケアをすると翌日の朝はスベスベになってるので安心していると、また夕方くらいにはカサカサに戻ります。
そんな保湿ケアをくり返していたところ汗疹になってしまったのです。
カサカサ肌の自宅ケアですっきり改善しないまま日がたつとそのうちに他の肌トラブルになってしまうことは少なくないようです。
今回はそのときの様子をまとめてみました。
おしりのカサカサと赤みのあるブツブツは汗疹でした。
夏以外も注意です!
うちの子(6歳)は夏に汗疹がでてしまったことがあります。
9月下旬、涼しくなってエアコンも使わなくなった頃、もう汗疹のことなんてすっかり忘れていたときにまた汗疹になってしまいました。
朝晩過ごしやすい季節ですが、日中は強い日差しで暑い日もまだまだ多い9月、10月です。
この時期は運動会の練習などで普段よりも体を動かす時間が増えたり、汗をかくことも多くなるのです。
季節がいつであろうと汗をかけば汗疹になるリスクは当然あるのですね。
しかも場所は首とか脇とかといった汗が出やすい場所ではなく、おしりでした。
体操服だと首とか脇は通気性がいいですし、汗をかいても拭きやすい部分ですが、おしりは常にカバーされていますから蒸れやすいのかもしれません。
それにお腹周りはどちらかというと冷えないように暖かくしておきたいと思ってしまいます。
そういったことを考えると、
うちの子が秋にあせもになった原因
- 秋は運動会の練習でよく汗をかく
- 過ごしやすい季節でエアコンもあまり使わない
- お腹とおしりを冷やさない衣服
といったところでしょうか。
最初はカサカサしていた肌がブツブツとしだして、赤みがでてきたので皮膚科に受診すると「汗疹ですね」と言われました。
子どもの乾燥肌、自宅ケアはいけない?
自宅での保湿ケアは肌トラブルの予防の意味でも重要です。
乾燥肌を保湿するのはとてもいいことですし、ケアして注意していたから変化に気がつき、汗疹がひどくなる前に皮膚科を受診することができました。
今回、保湿が汗疹の原因ではありませんでした。
診察のときにも、医者から「保湿続けてくださいね」と言われました。
汗疹は皮膚科を受診!汗疹の種類とわが家の状況
汗疹の種類
あせもは汗疹(かんしん)といって3種類ありますが、日常よくみられるのは“赤いあせも”と“白いあせも”の2種類です。
『赤いあせも』
紅色汗疹(こうしょくかんしん)といい、小さな赤いブツブツでかゆみがあります。
一般的に“あせも”とよばれるのはこちらです。
『白いあせも』
水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)といいます。
直径1~3mm程度の小さな水ぶくれがたくさんできます。
かゆみがなく、数日のうちに自然に治ってしまいます。
乾燥肌から汗疹に進行した?発症してからの皮膚の変化
うちの息子の場合は最初は白いあせもで、本人も「かゆくない」と言っていました。
私も汗疹とは思わず、乾燥肌の症状が進んだのかな?保湿すればいいかな?と考えていました。
1週間くらいはカサカサ→保湿ケア→元に戻る→またカサカサ・・・と繰り返していましたが、10日くらい経ってまた保湿しようとクリームをぬってあげていると
なんだか赤みのあるブツブツがでてきていました。まだ数も少なく、また保湿ケアだけしているとそれから2日後くらいにはブツブツが増えてきてしまったのです。
その時点では汗疹っぽいから皮膚科に行こうとは思ったものの、使っている保湿剤が肌に合わないのかも知れないし、他の病気の症状かも知れないと思ってちょっと不安になりました。
先生に診てもらうとすぐに汗疹の診断がでました。
汗をかくと肌内部の水分は失われるので乾燥肌になってしまったようです。
そして肌がデリケートに傾き、汗疹になったということです。
子どものカサカサ乾燥肌とあせもで処方されたお薬
処方されたお薬
- ザイザルシロップ0.05% 7日分
- ヨクイニンエキス「コタロー」28日分
- 保湿クリーム(2種類の薬を混合)2週間分
ベギンクリーム10%
ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「アメル」 - リドメックスコーワ軟膏0.3%
上の写真の青い蓋の容器、“カサカサ”と書いてあるのが保湿クリームです。
肌トラブルやケガの多い子で、よく皮膚科にお世話になっています。
かかりつけのお医者さんだったので、ヨクイニンやザイザルシロップも出してくれたのだと思います。
保湿クリームが乾燥肌対策、
リドメックスという軟膏(ステロイド剤)が汗疹治療の薬ですね。
保湿クリームは薬剤師さんが「これいいのよ~」と絶賛していました。
首から下全部保湿していいそうです。
ただしタップリではなく、うすーくぬったほうがベタベタしなくていいと教えてくれました。
クリームで全身保湿してから、軟膏は赤いとこだけちょんちょんとおくように(すりこんだり広げないように)ぬってねと言われました。
さいごに
皮膚トラブルは「早目の受診が早く治る」とわかっていても、カサカサの乾燥肌くらいでいちいち病院に駆け込んでいたら毎日通院生活です。
「忙しい医者に迷惑じゃないか」とか「本当に緊急に手当てしてほしい人がいるのにこれくらい自宅でなんとかすべきではないか」「過保護すぎるのではないか」「この医療費が日本の財政を圧迫するんじゃないか」と本当にいろいろな思いが頭の中を駆け巡ります。
今回、赤みが出るまで自宅ケアで2週間も過ごしてしまいましたが、元々皮膚トラブルの多いことを考えるともう少し早く受診していても良かったと今さらながら思いました。
子どもはひとりで病院に行くことができないので保護者の判断がすべてなんですよね。
普段の予防を心がけ、やっぱり何かあったら早目の受診が子ども本人にとっても周囲にとっても一番です。