折り紙で笹の葉を折ってみませんか?
この笹の葉のポイントは少し角を折り込むところです。とってもラインのきれいな笹の葉が表現できます。
少し行程が増えますが、折り紙でも子どもっぽくならない笹の葉になります。
折り紙 笹の葉の作り方
【1】正方形の半分の三角形から始めます。
半分に折ってまんなかに折りすじをつけます。
【2】片方のはしを真ん中に合わせて指で押さえ、しるしをつけて戻します。
【3】☆と☆を合わせて折ります。
【4】写真のように折ってから、ひっくり返します。
【5】右側を点線で折ります。
【6】洋食屋さんの紙ナプキンのようになりました。
半分に折ります。
【7】中の部分を出して折ります。
写真のように一旦広げてしまってから折りたたんでもいいですね。
【8】このような形になりましたか?
左右の上の部分を半分に折り、折りすじをつけます。
折って戻すと折りすじがつきました。
【9】うらがえし、折りすじをつけます。
このように片方ずつ折って、戻します。
【10】まんなかのところを出してつぶすように折りたたみます。
☆と☆のところを合わせて寄せるように折ると、このような形になります。
【11】表を向け、☆のところ四か所を裏に折り込み、葉のかたちを整えます。
【12】できあがりました!
七夕の笹の葉を手作りして夏の行事を楽しみましょう
七夕の日の夕食に、箸置きにしてテーブルで季節を感じるのも素敵ですね。
たくさん作って、縦につなげていくと“笹つづり”、まるく輪っかにつなげると“笹の葉リース”になります。
ストローをつなげたものに折り紙で作った笹の葉をつけると、簡単に手作りの七夕飾りもできあがりますよ。
七夕に笹を使うのはなぜ?七夕の由来とは?
七夕の由来
昔、中国に乞巧奠(きっこうでん)という宮中行事がありました。
「乞巧」とは、巧み(たくみ)を乞うこと。「奠」とは、お供えをしてお祭りすることです。
果物などを供え、7本の針に5色の糸を通して裁縫や詩歌などの上達をお祈りする習わしでした。
この乞巧奠が織姫と彦星の星伝説に合わせて7月7日に行われるようになり、七夕(しちせき)と呼ばれるようになりました。
やがて七夕の行事は奈良時代に日本に伝えられました。その時代の書物である『古事記』の中に、棚機津姫(たなばたつめ)という神様のために水辺ではた織りをするお姫様のお話しがあり、これが天の川の岸ではた織りをする織姫の伝説と重なり、日本では七夕(たなばた)と呼ばれるようになりました。
七夕行事に笹が使われるわけ
中国では七夕(しちせき)に笹や竹が使われることはありませんでした。
その行事が伝えられた日本では笹は神聖なものとして神式の行事には欠かせないものでした。
竹の殺菌力、成長力が魔をよける力があるとされてきたのです。また、竹の空洞は生命が誕生する胎内とみなされたり、ササの葉ずれの音が神様が降りてきたように感じられるといったことなどから、とても神聖なものとされてきました。
そして七夕行事には笹を使うようになったのです。
さいごに
葉っぱの折り紙は、七夕だけでなくクリスマスリースのように飾ることもできます。
逆さまにすると地面から生えている元気な草に見立てることもできます。イースターの飾りつけにも使えそうですね!
季節やお部屋のインテリアによって色を変えてみたり、いろいろ工夫して楽しんでみましょう。