2018年小中学校入学予定者のための『2017学校説明会』が9月にあり、参加してきました。
その内容や雰囲気などをお伝えします。
学校説明会の案内は来年度小中学校に入学予定の子どものいる家庭に届きます。
これから小学校に入学されるお子さんの入学先はもう決めていますか?
「え?小学校って住んでる地域で指定されて決まっているんじゃないの!?うちはお受験しないから関係ないよね。」と
思われた方もいるかもしれませんね。
大阪市では平成26年度の小学校入学者から「学校選択制」を実施しています。(浪速区は中学校のみの実施となっています)
また、「区内自由選択制」ではなく「ブロック選択制」「隣接区域選択制」の区もあります。
「区内自由選択制」であれば、平成28年度の小中学校入者からは、区内ほぼすべての小中学校を選択できるようになっています。
“ほぼ”としたのは、例えば此花区にある咲くやこの花中学校は除くとされているからです。
(大阪市立咲くやこの花中学校は2008年開校の大阪市初の併設型中高一貫校です。)
つまり、区によっては制限がありますが、住んでいる住所に関わらず学校を選択出来るということです。
通学する本人(保護者)が希望する学校を選ぶということですから、どんな学校があるのかその特色を知りたいですよね。
そこで多くの区では、学校説明会が開催されます。
説明会についての実施案内はいつくるのか
全国で実施されているわけではないので、最近引越してきた方などはいきなり区役所から書類『学校選択制関係書類』が届いて驚いたという人もいるかもしれません。
その封筒の中に『2017学校説明会』の案内もありました。
封筒が届いたのが9月入ってすぐだったのですが、この説明会の開催は9月9日(区によって違う日程かもしれません)でした。
結構間際になってからの案内だったので、他の予定が入っていて参加できなかったという方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、参加してきて感じたことや雰囲気をお伝えしようと思います。
学校説明会ではどんなことがわかるの?
学校説明会は11:30から15:30まで区民ホールで行われました。
来年小学校入学予定の息子と一緒に参加してきました。
4時間はちょっと長いですね。いったいどんな風に進行したのかといいますと、
11:30~対談「夢を持って社会を生き抜く」
12:05~区内各中学校校長先生による学校案内
12:50~学校選択制度の説明
13:05~区内各小学校校長先生による学校案内
となっていました。
内容とその感想
11:30~
講演会「夢を持って社会を生き抜く」は
オリックスバッファローズ選手寮・宮田典計寮長と、関西テレビ関純子アナウンサーとの対談です。
関アナウンサーは関西でとても人気のある方です。
以前、とあるTV番組での「相談コーナー」で、お母さんから息子の反抗期についての相談をとりあげていたときに、進行役の関アナウンサーが「反抗期で荒れて困っているお母さん」のほうに同調するのではなく、「自分の母親に理解されていない息子さんが可哀そう・・・」と言って涙ぐまれたことがあったんです。
そんなあったかい心の持ち主である関アナウンサーは私も大好きでしたので、今回来られていて嬉しかったです。
対談では、宮田寮長が寮生活を送る選手をどんな思いで指導し、育てていこうと思っているのかを選手たちの寮生活のエピソードなども交えて語ってくれました。
またイチロー選手の打撃投手をされていた経験から、「イチロー選手のもののとらえ方はやっぱり人と違うものがあった。これで限界だと思う地点がずっと高いんです。」というお話しなども語ってくれました。
宮田寮長からのメッセージ
・子どもの好きなことを見守り、協力をする
・そのためには関心をもつ
12:05~
対談後、中学校の説明の間はちょっと抜け出し、各学校のブース巡りをしました。
各校、学校生活の様子の写真が展示してあり、また制服も飾られていました。
写真は入学式の様子がわかるものもあるのが良かったです。
(スーツを買わなくても制服でいいんだ~、体育館内だから上履きなんだ~)と準備の参考になります。
学校によっては持ち帰りできる資料を用意してくれているところもあります。
開校〇〇周年のときの豪華なカラーパンフレットだったり、カリキュラムやサポート内容を説明する資料だったりです。
また、ICTを利用した教育を体験できるようにタブレット端末が用意してあるところ、プロジェクターや動画で学校生活やカリキュラムを紹介しているところなどがありました。
12:50~
学校選択制度の説明がありました。大まかなスケジュールとポイントを説明してくれました。
事前に送付されている冊子「学校案内」にも詳しく載っているので、参加されなくても困るということはありません。
13:05~
各小学校校長からの説明は入学希望の学校だけ聞きました。
こちらも説明内容は「学校案内」に載っているのですが、校長先生の雰囲気がその学校全体の雰囲気を作り出すと私は思っていますので、資料ではわからない空気感を確かめるのに良い機会でした。
その他
説明会は自由に出入りできるシステムです。
自分が興味のある学校の説明を聞いたり、ブースを回ったりできます。
子連れで来られている方も大勢いました。
参加者の服装もスーツから普段着まで様々でした。
また、ロビーでは学童(大阪市独自の無料学童事業“いきいき”)のデスクもあり、スタッフの方にいろいろお話しを聞くことができました。
参加資格や運営状況などなんでも気軽に質問できて良かったです。
学校説明会に参加できなかったらどうなるの?
今回、参加できなかった方も送付されている資料「学校案内」を読めば手続き方法はわかりますので、安心してください。
それでもわからないことは区役所の担当窓口で相談することもできます。
学校に関することで何か相談したいことがあれば小学校に直接相談することもできます。
それぞれの連絡先は「学校案内」で確認できます。
(各区、各学校のホームページにも説明されていることもありますので、まずはそちらを参考にされると良いと思います。)
まとめ
学校説明会に参加して良かった点や困った点をまとめます。
困った点
時間が長くて子連れではちょっと大変。預かってくれるところはなかった。
→説明を聞かなくていい部分は図書館で過ごしたり、公園で時間をつぶせば大丈夫だった。
良かった点
校長先生の人柄で各学校の雰囲気がなんとなくわかった。
(参加できなくても手続きは区や市のホームページ、送付されてくる資料を読めば詳しく載っている。)
連れて行った子どもが入学を意識して楽しみにするようになった。
個人的に感じたのは以上です。
学校説明会は参加しないと困るものではありません。
引越ししてきたばかりでどんな学校があるのかわからない、二つの学校の中間地点に家があって、どっちの学校を選ぼうかと悩んでいる場合などはできるだけ参加されると良いと思います。