花粉症対策や感染症予防にマスクの装着が多くなる季節。
眼鏡愛用者であれば眼鏡レンズの曇りが憂鬱のタネとなります。
今回は、マスクをしたときに眼鏡が曇らないようにする方法を探ります。
眼鏡がくもる理由
そもそも何故眼鏡が曇るのかその原因を知ることが対策の第一歩ですね。
メガネがくもる理由その1)温度差
冷たい眼鏡のレンズに暖かい空気が触れると空気中の水蒸気が凝結して水滴ができ、曇ります。
メガネがくもる理由その2)汚れ
レンズに付いた汚れ(皮脂やホコリ)に空気中の水蒸気が付着して曇ります。
温度差対策
眼鏡と空気の温度を管理するのは難しいので、この2つが合わさらないようにすればいいのです。つまり、マスクの上部のスキマをふさいで息が眼鏡の方にあがらないようにする方法を見つければ解決します。
汚れ対策
レンズを汚れを落とすためによく洗い、汚れが再付着しないようにします。
これはすぐできますね。洗ったあと水分を拭くときはレンズに傷がつかないようにしましょう。
マスクをするとメガネが曇るときの対策
では、具体的な方法をご紹介します。
まずは眼鏡の曇り止めが簡単にできる方法からご紹介します。
マスク上部を外側に折る
内側に折るよりも、外側に折った方が効果ありです。
ワイヤーをW字に折り曲げる
ワイヤー入りのマスクは鼻の形に合わせるように通常V字に折りますが、これをW字にするとより密着感が増します。
ティッシュをはさむ
ティッシュを細く折り、マスク上部にはさみ隙間をふさぎます。
テープでふさぐ
粘着力の低い包帯をとめたりするテープ(ドラッグストアで購入できます)をワイヤーの少し上に貼ります。
オペ中の外科医が行っている方法です。
曇らないマスクにする
白元から出ている「快適ガードプロ」というシリーズの加湿タイプが眼鏡愛用者に人気です。
鼻の部分に柔らかいスポンジが使われていて“メガネのくもり99%カット”します。
子ども用もあります。
ポリウレタンフォームのマスクにする
商品名では
「エバーマスク」平面型。インターネット通販で入手可。歯科医院等で愛用されています。
「ピッタマスク」PITTA MASK 立体型 ドラッグストアや量販店で取り扱われているので購入しやすいですね。
この2つが有名です。
ポリウレタンフォームマスクは着け心地が良く、耳が痛くならないのもうれしいポイントです。
しかし、曇りにくくはなるものの曇りを完全に抑えることはできません。
更に密着性の高いマスクをご紹介します。ここからは一般向けではありません。
日常生活というより仕事やスポーツで対策が不可欠という切実な場合に使用されています。
3M防塵マスク
工事の作業現場で働く人が使うマスクです。
RESPRO(レスプロ)大気汚染対策マスク
排気ガスや花粉などが気になるバイクや自転車を愛用する人のためのマスクです。
ちょっと見た目がハードです。
メガネのレンズを曇りにくいタイプにする
防曇(ぼうどん)レンズという曇りにくいレンズは、冷蔵庫に入るような職業の人に人気があります。
最近はおしゃれなものも多く、眼鏡市場、JINS、Zoff(ゾフ)、メガネスーパー等で取り扱われています。店舗で相談してみましょう。
眼鏡の曇り止めアンチフォッグの使い方
マスクを変えたり、メガネのレンズを交換したりするのはちょっと・・・という場合には「曇り止め」を使うという手があります。
いろいろな種類があるのですが、眼鏡屋さんおすすめの曇り止めに「アンチフォッグ」という製品があります。
小さなチューブのジェル状の曇り止めですが、1本(5g)で30~50回程度使用できます。
効果は約24時間なので1日1回使用するといいですね。使用方法は次の通りです。
- レンズの上にほんの少しのジェル置き、両面(表・裏)に指で塗り広げます。
- 薄くまんべんなくのばしたら、2~3分程度自然に乾かします。(ドライヤー厳禁)
- 乾いてからやわらかい布で拭きあげます。
ここで眼鏡拭きを使ったり、強い力でこすってしまうと効果がなくなるので注意です。
尚、曇り止めをしても曇ることもやっぱりあります。それでも曇りが取れるのがだんぜん早くなります。
さいごに
メガネがくもると不便でしょうがないですよね。今回ご紹介した方法の中から、まずは気楽に試せるものから挑戦してみてくださいね。