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新幹線でのキャリーバッグの置き場所や大きさ 一人旅のときのトイレではどうする?

スーツケース
[最終更新日:2019年8月30日]

外国人観光客も増え、街中や公共の乗り物にもキャリーバッグを持っている人を多く見かけるようになりました。

キャリーバッグは移動に便利かというとまだまだバリアフリーが徹底されていない場所も多く、結構大変なことも多いです。できれば違う種類の鞄(ボストンバッグやバックパックなど)にするのがおすすめですが、場合によってはキャリーバッグを使う必要もでてきますよね。

キャリーバッグで新幹線に乗る場合はどこに荷物を置くのが良いのか、どんな大きさなら置けるのか、一人旅でトイレに立つときの盗難対策はどこまですれば良いのかについてご案内します。

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新幹線でキャリーバッグの置き場所はどこがいい?

スーツケースほど大きなものではなく、小さくてデザインも豊富なキャリーバッグを持って移動している人が増えています。

キャリーバッグ(carrier bag)は、トロリーケース (trolley case) やホイールドバッグ (wheeled bag)、とも呼ばれるトランクに車輪がついた鞄のことです。

東海道新幹線以外の新幹線ではデッキに荷物置き場がある場合もあり、ここに置くと良いでしょう。しかし、早い者勝ちですので乗ったときに既に荷物を置くスペースがないこともあります。

荷物棚に置くのは?

キャリーバッグを荷物棚に置くことは特に禁止はされていないようですので、邪魔にならないように荷物棚に置くことを勧める人が多いです。しかし、万が一落下して人に怪我をさせた場合は持ち主の責任となります。これは私個人の意見ですが、列車は揺れるものなので頭上に落ちた場合大ケガをするようなキャリーバッグは棚にのせるべきではないと思います。(私は怖がりなので、他人の荷物が落ちてこない窓側に子どもを乗せるなど普段配慮をしています。)
荷物棚を勧める人は、足元に置くととにかく邪魔になるという意見です。確かにこれも気持ちはわかります。

荷物棚にキャリーバッグを置くつもりであれば、二人掛けシートの席を予約しましょう。前後の座席の間隔は一緒ですので、3人掛け側よりも2人掛け側の方が、一人当たりの荷物棚の面積が大きいです。

自分の座席の足元に置く

自分の足元が狭くなって窮屈な思いをすることになりますが、一番安心なのはこの方法です。足元にキャリーバッグを置くことを想定するならば、窓側の席を指定するのがおすすめです。通路側の席で足元に荷物を置くと奥の人がトイレなどで席を立ちたい際に邪魔になり、迷惑をかけることになります。
尚、背面テーブルをキャリーバッグのストッパーとして使用するのはやめましょう。破損の原因となります。

一番前の座席を予約するのがおすすめ

車両の一番前なら他の席より少しシート間隔が広くなり、足元にキャリーバッグを置くのにいいです。貴重品とまではいかないまでも大事な荷物を入れている場合は、やはり目の届くところに置くのが安心です。

最後部の座席を予約しておくのもおすすめ

東海道新幹線のようにデッキに専用のスペースがない場合、客室の一番後ろの座席の裏側に荷物を置くスペースがあります。ただ、予約の際、この一番後ろの座席(ドアサイド)を確保しても既に荷物が置かれているケースもあります。この場合、自分の荷物を置けないばかりか、置かれている荷物が邪魔でリクライニングも使えなくなるという事態もあります。最近は訪日旅客が増え、このスペースの確保は難しいと思ってください。特に東京~京都間は旅行客のゴールデンルートです。

しかし逆に言いますと、最後部の指定席が取れていなくても、そのスペースに誰も荷物を置いていないのであれば自分のキャリーバッグを置くことができます。最後部座席の人のリクライニングを邪魔しないように、一声かけてから置くようにしましょう。(最後部座席の人がそこは最後部用のスペースと考えている場合もあります。)また、車掌さんにも一声かけておきます。(「後ろのドア付近に荷物を置いた人は乗務員にお声がけください」という車内アナウンスも入ります。)声を掛けないと不審物と思われます。最後部座席は気兼ねなくリクライニングできる為、わざわざそこを指定している人もいます。結構人気の競争率の高い座席です。

新幹線に持ち込めるキャリーバッグの大きさ

新幹線に持ち込む荷物を「手回り品」といいますが、大きさに規定はあるのでしょうか?

旅客営業規則 第308条によると 「無料手回り品」となるのは、たて・よこ・高さの合計が250cm以内のものまでです。
重量は30kgを超えてはいけません。持ち込める個数は2個までとなります。ただし、長さ2メートルを超える物品は車内に持ち込むことができません。

ちなみにこれは、飛行機の機内持ち込みサイズよりずっと余裕がある大きさです。新幹線を乗り継いで飛行機に乗る人もいるでしょうから、航空カウンターに預けるような大きなスーツケースを新幹線に持ち込むことも可能なのです。

参考:機内持ち込みサイズ
ほとんどの航空会社で、縦・横・幅の3辺の和が115cm以内
(かつ55cm×40cm×25cm以内)の荷物を機内に持ち込めます。

座席の足元に置けるキャリーバッグの大きさは?

機内持ち込みサイズのキャリーバッグの場合、(容量40Lくらいで10kgの荷物となると仮定して)新幹線の荷物棚に収納できます。しかし、バッグを棚に持ち上げるのに力がない、背が低くて届きにくい場合は無理はしないでください。危険です。また、すでに他の人の荷物が入っていて棚に置けないこともあります。ですので、座席の足元に置くということも想定しておいたほうがいいでしょう。(女性の場合は足元にキャリーバッグを置いている人が多いです。)

機内持ち込み最大サイズ(高さが55cmのもの)を足元に置くと、前の座席の人がリクライニングできませんし、自分も背面テーブルが使えなくなります。隣がお連れの場合なら、横置きしましょう。横置きすると電車の揺れでコロコロと移動してしまうことも避けられます。

新幹線のシート幅は普通車の場合44㎝ですので(窓側席・通路側席)、機内持ち込み最大サイズを横置きにすると隣にはみ出してしまうことになります。一人旅で新幹線に持ち込むならば、高さが45cmくらいのSサイズのキャリーバッグがおすすめです。

グリーン車に乗る

普通車の座席と比較して、グリーン車の方がシート幅で4cm、シートピッチ(前後の間隔)で12cm広い仕様になっています。キャリーバッグが大きめならばグリーン車にするという手もあります。
※足置き場(フットレスト)がありますので、人によってはそれ程利点(荷物を置くスペース的な)を感じないこともあります。

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新幹線でキャリーバッグの一人旅のときトイレはどうする?

一人旅となると座席に荷物を置いたまま席を立っても大丈夫か心配になります。荷物の管理責任は持ち主であるあなたなので、しっかり置き引き対策をしておきましょう。

新幹線一人旅のときの置き引き対策

キャリーバックには、貴重品は入れない

貴重品は肌身離さずがどんな旅でも鉄則です。

目印をつける

海外旅行の際にはネームタグは外した方がいいと言われています(日本人とわかると狙われやすい為)が、国内旅行ではネームタグなど、何かしらあなたがわかる目印をつけておきましょう。
ネームタグでなくてもパッと見ただけで自分のものだとわかればいいです。

トイレに立つタイミングを考慮する

走行中は完全な密室で逃げ場のない新幹線車内では大きなキャリーバッグなどは置き引きされにくいです。
盗みをはたらくのは列車が途中の駅に止まっている時だけです。列車が駅を出発して乗ってきた人が席に落ち着いてきた頃に席を立つようにしましょう。

ワイヤーロックを持っていく

一人旅では必需品です。特に大型キャリーバッグの場合、自分の席を離れた所(多くの場合、各車両のいちばん後ろの席の後ろ)に置くのが一般的ですからワイヤーロックで固定するようにしましょう。席を離れている間に転がっていくのを防ぐこともできます。

筆者はワイヤーロック派です。
こういうタイプのものを使っています。

宅配便を利用する

いっそのこと宿泊先のホテルにバッグを宅配便で送っておくと移動も楽です。

ホテルに荷物を事前に送るときの宛名の書き方と受け取り方法

対策のしすぎが逆効果になることも

旅行中に自分の手荷物に目を光らせ、責任を持つことは当然なのですが、余りにも周りを警戒していると逆に「中に高価なものが入っているのか?」と目をつけられる心配が出てきます。
トイレに立つときに大きな荷物をそのまま座席に置いて行く人が多い日本では、ワイヤーロックを使ったり隣の人に「見ててもらえますか?」と声を掛けたりといった行動は過剰な対策に思われることもあります。

さいごに

キャリーバッグをどこに置くにしろ、管理責任はあなたです。電車の揺れで勝手にコロコロと通路を転がっていくのは論外ですが、通路にはみ出して置いたり、スペースを独占するようなことがないようにしましょう。通路に置く、自由席で自分の横の席に置くなどは迷惑行為ですので、やめましょうね。

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