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家庭訪問でのお茶の出し方 ペットボトルや出さないことについては?

緑茶
毎年4月終わりから5月にかけての恒例行事となっている家庭訪問。最近の家庭訪問のマナーは以前とは変わっています。

特にお茶の出し方に関しては地域によってちがうというより、先生や保護者の個人的価値観によって差があるので困りものなのです。

ではどのようにすれば一番無難なのかについてご案内しましょう。

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家庭訪問でのお茶の出し方とは

飲まれないとわかっていても、来客にお茶も出さないなんて考えられないという地域やご家庭もあります。そういった場合は普段のお茶の出し方は慣れていらっしゃるものの、家庭訪問でも同じようにするわけにはいきません。

お茶を入れるわずかな時間とはいえ、やはりお時間のない中訪問されている先生をお待たせすることはできませんので、タイミングがむずかしいところです。

家庭訪問でお茶を出す手順

玄関で挨拶をして、どうぞと中に入っていただき、先生が席に着いたら出します。
すぐに出せるようにあらかじめ用意しておきましょう。

お茶はその日の気候に合わせて、肌寒い雨の日なら温かいもの、汗ばむような陽気の日なら冷たいものを用意すると喜ばれます。お茶の種類は煎茶(玄米茶などではない緑茶)にしましょう。麦茶はカフェイン(利尿作用がある)が含まれておらず個人的には良いと思うのですが、マナー上客人に出すのは煎茶や抹茶などの緑茶となります。さすがに抹茶はやり過ぎ感があるので煎茶が失礼がなくておすすめです。(先生の人柄や好みを知っていて麦茶をお出しするのは失礼にならないと思います。)

お茶の用意ですが、お盆にあらかじめ準備しておくことがとても重要です。
湯呑(グラス)、茶たく、おしぼり、お茶を先生と自分の二人分セットしておきましょう。
お茶は熱々にしなくてもいいですし、キンキンに冷たくしておく必要もありませんので「すぐ出せる」ことを重視してくださいね。

家庭訪問でのお茶はペットボトルにする気遣いもアリ!

先生が来られるのが一番最初という家庭なら大体時間通りなのですが、それ以降ですとやはりスケジュール通りにはいかないものです。

遅れることもあれば、早めに訪ねてこられる場合もあります。ですから、家庭訪問でお茶を出す場合にはペットボトルのお茶を用意するという家庭が多いです。

お茶を作って待っていると苦くなってしまったり冷めてしまったりします。急須で出すお茶ですと、どうしても先生の顔を見てからお茶を作ることになり、お待たせしてしまいますからペットボトルのお茶が便利です。

ホット用のペットボトルの温め方と保温方法

ホット用のペットボトル(オレンジキャップ)でも鍋に入れて火にかけたり、電子レンジで加熱することはできません。

ホット用のペットボトルの耐熱温度は約80℃です。(念のため、用意したお茶の説明書きを確認してくださいね。)

鍋などでお湯を沸かし、火から下ろして多少温度が下がってから、再加熱(保温)したいペットボトルを入れておきましょう。そんなに熱くなくていいので(40~50℃以上だと熱くて飲めません)、鍋のお湯の温度は70~80℃辺りで十分です。ヤケドにはご注意ください。

先生が来られてから、お湯のみにお茶をそそいでお出ししましょう。

冷たいお茶ですと冷蔵庫に入れておけばいいですね。

ペットボトルは大きいサイズ(ファミリーサイズ)ではなく、小さいサイズのものを使ってくださいね。

ちなみに、わが家では緑茶のティーバッグで急須にお茶を作っておく方法でお茶の濃さを調節します。なぜかというとペットボトルのお茶を温めておくのがちょっと面倒に感じるからです。お茶が美味しく入った時点でティーバッグを取り出しておくといいです。時間を見計らって、湯呑も温めておけば、そんなにお茶が冷めすぎることはありません。


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家庭訪問ではお茶は出さないのが普通?

ところで、事前にお便りなどで“湯茶の用意はいりません”と連絡がある学校も多いです。そういった連絡がない場合は出すのが良識とされていると考えて間違いありません。ですので、必ず出しましょう。

“お茶は遠慮させていただきます”の連絡があった場合は、出しても出さなくても良いのですが、出すのが無難です。出したからといって非常識になりませんし、形式として出しているだけというのは先生もわかってくれますので、迷惑と思われることはありません。こちらとしても先生が飲んでも飲まなくても気にしないというスタンスでいましょう。
「お話しが続いて喉は大丈夫ですか?よろしかったらどうぞ。」や「たくさん歩かれて大変でしょう。」という言葉や「お茶が続いていたのでしたら、無理なさらなくて結構ですよ。」という言葉があれば飲むにしろ、飲まないにしろ先生も気が楽になります。

先生が喜んで飲んでくれたらうれしいですが、一口だけのときは(こちらに気を使って口をつけてくれたのだな。)と思えばいいですし、飲まなくても(他の家庭も回られるのだから毎回お茶を飲んでいたらお腹タプタプになるよね。)と思えばいいです。

ところで“茶菓禁止”という連絡であれば、出さないでいいでしょう。以前に「Aさんの家ではお茶を飲んだのにうちでは飲んでくれなかった」などのトラブルがあったのかもしれません。トラブルを出したくないという強い意図が表れています。

柔らかい表現でお茶不要と連絡があった場合は、お茶を出す出さないの判断を家庭側に任せていたり、「形式上今の時代に合わせている」感じです。

最近では「家庭訪問でお茶は出さない」ことが普通です。
その背景には、都会ではタワーマンションが建って児童数が急激に増えていることも関係があります。共働きの家庭も多いです。家庭訪問の時間に合わせて会社を早退するお母さんもいます。先生もたくさんの家庭を回らなければならないのにお茶のやり取りをする時間はないのです。

それにマイボトルを持つのが一般的な世の中です。不便な昔とちがってスマホで地図や予定もサクサクと確認できます。先生も自己の管理くらいはできるでしょう。お茶が出ないと助かることはあっても困るような先生はいないです。

ですので、地域によっては「出す家が非常識」となる場合もあります。これは先生側が(出さない家庭は非常識)と思うわけではなくて、価値観がそれぞれ違うママ友の間での話しです。

おわりに

ビジネスマナーができている人にとっては、なんだかわかりにくい学校の家庭訪問の常識やマナーですよね。

ですが、お茶を出しても出さなかったにしてもそれはあまり問題にはならないので気を楽にしてください。お茶で子どもや家庭の評価が変わるわけではありません。

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