大阪の街中にひっそりと佇む、ものすごいパワーの神社があることをご存知でしょうか。
その神社とはサムハラ神社といい、“不思議の四文字 身を護る”とのとおり、奇跡的な逸話を残しています。
この神社で賜ることができる指輪はたいへんな人気で現在入手困難だとか。その指輪のご利益とはいかなるものなのか、いつ入荷され、どのように購入すればいいのかをご案内していきます。
サムハラ神社の指輪の入荷はいつ?その購入方法とは
御神環守(ゆびわ形御守)は月に二度中旬、下旬に入荷されます。ハッキリとした日付は教えてもらえないので、入荷の時期が近づく10日頃、25日頃は朝から何十人もの人が並びます。並んで待っていると、社務所が開く少し前に神社の方がやってきて、その日入荷があるかないかを告げられます。
指輪の予約は一切できず、こうして早朝から神社に直接並ぶか、電話で問い合わせるしかありません。電話の場合、指輪があれば取り置きや郵送(遠方者)などの手続きをしてもらえます。
取り置きや郵送してもらえるなら並ぶ必要はないじゃないかと思われるかもしれませんが、この電話がなかなか繋がらないのです。かなりの人が問い合わせの電話を毎日かけているようです。
サムハラ神社で指輪守りを入手するときの注意点
指輪は原則として、一人につき一体しか購入することはできず、並んだ本人でないと買えません。
サイズは1号から30号までありますが、全てのサイズが入荷するわけではなく、自分に合うものがなければ、買うことはできません。自分のサイズがわからない時は、社務所にリングサイズゲージが用意されており、その場で測ることもできます。ですが、あらかじめ自分の指のサイズは知っておいたほうがいいでしょう。モタモタしている間に電話での注文分がなくなってしまうと悲劇です。
指輪はどの指にはめても良いそうなので、全部の指のサイズを測っていくとチャンスが増えますね。
あいにく自分のサイズが入荷されていなかった場合、ちょっと大きめでも構わないと思ってもお断りされてしまいます。ぴったりとしたものを身につけないとご利益がないそうです。指輪をするのは苦手だからとチェーンをつけてペンダントのようにするのはよくありません。
お守り指輪は社務所で販売されますが、入荷後あっという間になくなってしまいます。お値段は3000円です。
縁のある人だけが手に入れられると言われています。
本日サムハラ神社にお参りしてきたので、入荷情報をこちらにメモしておきます。
今日は入荷はなく(指輪の在庫もなく)、“次の入荷は1月下旬頃です。”と立札がありました。
※ この入荷情報は定期的に書き込んでいるものではないのですが、
サイトを見に来てくれる方の参考になればと思い記しています。
サムハラ神社指輪のご利益がすごいらしい
なぜ、この指輪がこれほど人気があるのか。
それはやはり実際に神社に参拝されてみると空気でわかるのですが、強力な厄除けのご利益があるのです。
前回私は、最近自転車で出かけるようになった息子(7歳)を連れ、交通安全祈願のために行ってきました。尚、お守り指輪は1号からと小さいサイズもありますが、子どもには売ってくれません。指輪のパワーが強すぎて子どもが身につけるには危険だからです。
参拝だけでもご利益がある
しかし、指輪が買えなくても他にもお守りはありますし、参拝するだけでも充分ご利益を受けることができます。
最初訪れたときは、ママ友トラブルに巻き込まれて気分がふさいでいたときでした。
参拝しようと思って家を出たわけではなく、外出先から帰宅する時に(ちょっとこっちの道通ってみようかな)という気まぐれで普段とは違う道を選んだのです。途中でこの神社を見つけ、お参りしたところ気分がスッキリして気持ちが軽くなりました。
サムハラ神社の噂は知っていたので見つけたときには、(こんなところにあったのか~、思ったよりずいぶん小さいな・・・。)と思いました。トラブルは別に消えるものではありませんが、そういえばその直後、進級したときにそのママ友の子どもとうちの子は違うクラスになりました。これはやはりご利益があったということでしょうか。
私は2度ほど訪れたのですが、指輪は買うことができませんでした。でもそんなに残念な気持ちにはなっていません。
なぜなら、サムハラという字自体にパワーがあり、その字を書いたものを身につけてもいいのですし、何か恐ろしいことが起こりそうなときには「サムハラサムハラ」と唱えても効果があると地元では考えられているからです。
そして指輪に縁がないのは危難に縁がないからと考えています。きっとこの程度の悩みなら指輪は必要ないのだろう、むしろ心から欲しい人が持つべきだと思っています。もし、もう少し大きな悩みができたら、御祈祷や御朱印をお願いしたいと思います。
ちなみに御朱印は1件300円です。オリジナルの御朱印帳の販売はないようですので、お手持ちの御朱印長を持っていかれるのがよいでしょう。御朱印にはサムハラの文字が入るので指輪と同様のパワーがありそうです。
サムハラとは
漢字のような文字は、神字というもので、PC上では変換されません。
サムハラはサンスクリット語の samvara(三跋羅)(さんばら)という言葉に由来します。神社の創建は1950年(昭和25年)と新しいのですが、言葉自体は古くから各地の神社に残っています。文字の意味は「幸福と世界の平和を維持する」ことです。
サムハラの故事
- 加藤清正は文禄・慶長の役の時、サムハラの神字を武器の刃に彫りつけて信じていたために万死に一生を得た
- 江戸時代、この符字を帯びた人が落馬したが怪我が無かったので、これを帯びることが流行した
サムハラ神社の御祭神
造化三神(ぞうかさんしん)・・・古事記において最初に現れたとされる三神です。
天之御中主大神(あめのみなかぬしおおかみ)
高皇産霊大神(たかみむすびおおかみ)
神皇産霊大神(かみむすびおおかみ)
サムハラ神社のご利益
延命長寿や危難除けが有名
境内には奇跡の逸話を紹介する看板が並びます。
- 工業機械に手がはさまれたが、リングが2つに割れただけで指は切断されずにすんだ
- ダンプカーが崖から落ち、運転手は外にほうり出されるほどの事故だったが一命をとりとめた
- 舞台女優が舞台から奈落に落ちたが、運よく舞台道具の長いすがあり傷ひとつなく無事であった
- 疾走してきた自動車に当たったが腕と手をすりむいただけで命拾いをした
大阪にあるサムハラ神社への行き方と参拝時間
所在地
大阪市西区立売堀2-5-26
06-6538-2251
社務所の受付時間
午前9時より午後5時まで
御祈祷の受付は午後4時30分まで
御祈祷料 5000円
社務所の定休日なし
※行事のために受付できない場合もあります
社務所が閉まっていても参拝することはできます。
電車でのアクセス
最寄り駅 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)※旧大阪市営地下鉄
「西大橋駅」1番出口から徒歩約5分 長堀鶴見緑地線
「阿波座駅」2番出口から徒歩約8分 中央線もしくは千日前線
「西長堀駅」1番出口から徒歩約10分 長堀鶴見緑地線もしくは千日前線
バスでのアクセス
大阪シティバス 普通運賃は210円(おとな)です。
立売堀三丁目バス停から徒歩3分
立売堀二丁目バス停から徒歩3分
大阪駅からバスを利用される場合
大阪駅前バスのりば【4】から55系統鶴町四丁目行きのバスに乗ります。8停留所目の「立売堀(いたちぼり)三丁目」で下車してください。
大阪駅前バスのりば【3】から75系統なんば行きのバスに乗ります。7停留所目の「立売堀(いたちぼり)二丁目」で下車してください。
まとめ
近くには金属や機械の会社が立ち並ぶ、ここ立売堀。小さいお社には毎日ひっきりなしに参拝に訪れる人々が見られます。
立売堀という読み方の変わった地名は、大坂冬の陣・夏の陣で伊達氏がこの付近に堀をつくり陣地を構えていたことに由来します。はじめは伊達堀(だてぼり)と呼んでいましたが、そのうち「いたちぼり」と呼ばれるようになりました。後にこの場所に材木を販売する業者が多くなり、売り物の材木が立てておかれていたので漢字を「立売堀」としたと言われています。
また、戦時中、こちらのお札を持っていれば弾に当たらないと信じられていました。弾除け神社としても有名です。あらゆる厄災から身を守ってくれるといわれるのですが、立売堀という地域にあるせいか、特に機械や金属に関わる事故から身を守ってくれるパワーがすごいのではないかと私は思っています。