問題集は何回も繰り返してやることで知識が定着し、試験合格に導く王道だと言われています。
今回は、
についてチェックしてみましょう。
問題集のコピーが面倒なんですが
中学受験から高校、大学受験まではもちろん、簿記などの資格試験でも同じ問題集を繰り返し解くことが必要です。
しかし、問題集に直接解答を書き込んでしまうと、消しゴムで消すのも面倒ですし、筆記跡がうっすら見えてしまい使い物になりません。
多くの方が問題集をコピーしてから、コピーに書き込むようにしています。
ですが、このコピーをとる作業というがとても面倒で手間がかかります。そこで皆少しでも楽にするために様々なアイディア編み出しているのです。
コピーする作業を効率的にするアイディア集
ケース1 近くにコンビニがない、何度も往復する時間がムダ
→最初から複数冊購入する
市販の問題集なら最初から2冊買ってしまう。コピー代や手間代を考えると元が取れる場合もあります。
過去問などは出版社違いで購入し、使い分けします。「模試的に使うため試験の用紙と同じサイズのもの」「詳しい解説がある参考書を兼ねるもの」と使い分けるのもいいでしょう。
ケース2 解答用紙が綴じ込まれているから面倒
→解答用紙をコピーする際に想定される回数分まとめてコピーしておくか、自動送りでコピーできるようにコピー用の原本コピーを一部保管しておくといい。
→出版社によっては解答用紙をPDF形式で公開しています。それならプリンタで印刷できます。
ケース3 問題集のページを切り離す作業が面倒
→裁断機を購入する
ディスクカッター、ペーパーカッターとも呼ばれる、スライド式裁断機で背表紙を一刀両断にしてしまう方法です。
厚さのある問題集は綴じてある側が上手くコピーとれないですし、何ページもコピーするときページをめくる作業が面倒です。鮮やかに背表紙を切りとればストレス発散にもなりそうです。
ケース4 コンビニでコピーするのが嫌
→印刷屋さん(kinko’sなどセルフコピーを取り扱っているお店)に持ち込み、断裁してもらってから一気にコピーします。
コンビニでは1台しかコピー機がなく、たくさんのページをコピーするのは効率が悪いです。次の人が待っていると先に譲ったりして更に時間がかかるんですよね。また、私立受験を周りに公言していない場合などは早朝や遠くのコンビニまで出かけるなど気を使います。印刷屋さんなら気兼ねなく大量コピーできます。
ケース5 とにかく面倒、とにかく時間がない
→コピー機を購入、レンタル
ストレスを感じるものに、コストをかけるのが社会人の特権です!(というよりかけざるを得ない・・・)
中学受験は親のサポートが合否に左右します。昼間お仕事のある親御さんなら、家にコピー機があるのが一番です。
→iPad Pro + Apple Pencil
ipadで問題集のページを取り込み保存、タブレットペンで書き込みます。
ケース6 時間もお金も体力もない
→オレンジペンで直接書き込み、やり直しの時は、赤シートで隠す
→トレーシングペーパーに解答を書く。(筆圧に注意)
あなたに合う方法はありましたでしょうか?ぜひお試しくださいね。
問題集の書き込みを一気に消す方法があった!
多くの人は問題をコピーして書き込んだり、解答はノートに書くようにして問題集の本には直接書き込まないようにしていると思います。
しかし、消せるボールペンとして人気のPILOTフリクションボールを使って、問題集に直接書き込み、あっという間に消してしまう方法がありました。
特殊なインクを使用した筆記具で、ボールペンやマーカー、色鉛筆などがある。
60~65℃の熱を加えることでインクが透明になる。本来は、専用のラバーで擦ることで生じる摩擦熱で書いた文字を消すことができるものである。
熱を加えれば透明になるのですから、アイロンを使うと広範囲に熱を加えることができ、問題集のページを一気に消すことができます。
《用意するもの》
問題集(フリクションペンで書き込んだもの)
アイロン
当て布(ハンカチなどでOK)
アイロン台
《やり方》
(1)アイロンは低温(約80℃)に温めます。
(2)消したい問題集のページに当て布をし、上からアイロンをあてます
《注意点》
- アイロンを使う際は、やけどにご注意ください。
- アイロンの温度設定が高すぎると、問題集の印刷インクが溶けてしまいます。
- 紙を熱しすぎると燃えます。数秒単位で字が消えたか様子を見ながら行いましょう。
- 重ねたページはアイロンの熱が伝わり、一緒に消えてしまいます。
- フリクション以外の筆記具は消えません。
レンチンでも消えるの?
電子レンジを使えばノート全ページを消すことができるという動画が以前流行ったようですが、危険ですのでマネをしないようにしましょう。
フリクションペンの文字をアイロン以外で消す方法としては、
- ドライヤーの温風で消えた
- 温めたコンビニ弁当を置いたら字が消えた
- 暑い季節にクルマのダッシュボードに置きっぱなしにしていて消えた
- こたつに入れたら消えた
といったものがあります。(消えてしまった失敗談から)
尚、−10℃以下で描いた線がまた浮きでてしまいます。
ですから、消した文字を復活させるには、ノートを一晩冷蔵庫に入れて置けばいいです。(冷凍室のほうが早く文字が戻りそうですね)
フリクションペンで問題集に直接書き込むことのメリット
- コピーを取る手間が必要ない
- コピー用紙、インク代が節約できる
- 消しカスが出ない
- 筆記跡残りが少ない
問題集の繰り返しって何回くらいするべき?
ところで、何回くらい繰り返すのがベストなのでしょうか?
目安として3~5回
「内容を完璧に吸収できたと思うまで」繰り返すのが理想ですが、試験対策としては3~5回復習すると、内容を定着させることができるでしょう。
また間違えた問題は苦手な分野ですので、自分の得意不得意を知ることで対策もたてやすくなります。
繰り返し問題集を解くときには、次の方法がおすすめです。
問題には印をつけておく(消えないペンで)
〇→内容を理解できており、正解した問題
△→間違えた問題
×→答えを見ても分からない問題
〇は2回目からは飛ばして、時間短縮
△はできるまで繰り返します。間違いノートを作るのもおすすめです。
×は先生に質問しにいくなり、教科書・参考書で調べるなりして理解することが先決です。理解できれば△に。
試験まで時間があまりないときには△を〇にすることに重点をおきます。
また、試験直前には時間内に解答し終えることができるか時間を測って全問解いてみましょう。
さいごに
エビングハウスの忘却曲線によると、人は1か月後には80%近くの情報を忘れているそうですよ。
教材の繰り返し学習はとても効果的ですね。記憶の定着(学習理解)という点では、翌日・1週間後・1カ月後の3回の復習がおすすめです。
ご参考までに!