夏休みに入る前に、息子が小学校からお道具箱を持って帰ってきました。
中を見るとバラバラになったクレパスが・・・!
これはくっつけられるのかな~?と思いながら自己流でやってみましたが、上手くいきませんでした。
今回はその失敗談とその後、正しい修復方法を調べてみましたのでご紹介しますね。
折れたクレパスを修復しようとして失敗したやり方
どうやって折れたクレパスをくっつけようかと考えたところ、以前クレヨンで溶かし絵を描いたことを思い出しました。
それはホットプレートに新聞紙をかけてカバーし、画用紙を置いてクレヨンを温めながら溶かして絵を描く手法です。
それから小さくなったクレヨンをリメイクして作るマーブルクレヨンも溶かして固めれば出来上がるので、こちらも早速やってみることにしました。
用意したもの
- 新聞紙
- 軍手(子どもが作業する場合は必要)
- オーブンペーパー(なくても可)
- カッター
- 紙カップ
- マスキングテープ
紙カップはお弁当のおかず入れです。アルミやシリコーン製でも可。マーブルクレパスを作るためなので使い捨ての容器が便利ですが、シリコーン製にはかわいい型がいっぱいありますよね。お好みでどうぞ。
手順
1)まず折れた部分を平らになるようにカッターでカットします
2)低温に温めたホットプレートに新聞をのせ、上からクレパスを押し付けて断面を溶かします
3)溶けた断面をぎゅうっと押し付けてくっつけます
4)完全に乾くまでマスキングテープで補強
と、こんな風にやってみたのですが、くっつくにはくっついたものの、絵を描くとまたポキッと折れてしまいました。
うーん、大失敗!
ちなみに、カッターで削った小さいカケラは、集めて紙カップに入れてホットプレートに置いておくとキレイに溶けて、冷ますとマーブルクレパスが出来上がりました!
断面だけでなく、しっかり全部を溶かすと成功するようです。
クレパスの直し方はどうするのがいい?
自己流では上手くいかなかったので、調べてみますと、考え方としては間違ってはいないようでした。
熱を加えて溶かして、冷やし固めるという方法です。『折れたクレヨンの直し方』で紹介されていましたが、クレパスでも基本は同じです。
折れたクレパスの直し方 2つの方法
一部を溶かして接着剤代わりにする方法
- クレヨンの一部をカッターなどで少し削り取る
- アルミカップに入れて、オーブントースターで100度~150度くらいで加熱して溶かす
- ドロドロになったものを、折れた部分にくっつけてぎゅっと圧着する
《コツ》折れた部分がきれいに合う形になるよう、カッターで平らに切っておく
くっつけた部分はも弱くはなっているので、巻いてある紙をテープで補強しておくと良い。
アルミホイルで型を作って溶かしたクレヨンを流しいれて固める方法
- アルミホイルを二枚重ねにしてペンなどを使って10cm位の筒を作る
- 底の部分を3cm位折り返してペンを抜く←これが型になります
- 型の中に折れたクレヨンを入れていっぱいにします
- 底の部分を別のアルミホイルで少し補強しておきます
- トングや菜箸でつかんでコンロの火にかけると30秒位でとけていきます
- 火を止めると直ぐ固まります
- 冷めてしっかり固まってからアルミホイルを剥ぎます
クレパスの融点とは?クレヨンやクーピーとの違いは?
クレヨンでもクレパスでも同じやり方でできるのですが、実際には融点が違いますので、温める時間や温度は調節が必要になります。
クレパス 40~50℃(?)
クレヨン 60~65℃
クーピー 140℃
クレパスの融点ははっきりと明示されていなかったのですが、クレパスが作られる工程の動画では材料を80℃で溶かしていました。そして、クレパスの汚れは40~50℃のお湯で洗えば落ちるので融点はこれくらいかと思います。パステルはクレヨンと比べると油脂を加えている分融点が低いようです。
これなら、チョコレート菓子を作るように湯せんでも溶けそうです。
クレヨンはパラフインと言うろうそくと同じ成分で出来ています。クレヨンは溶かすと割とサラサラとしていますが、クレパスはドロドロとしています。
マーブルクレヨンなどを作る場合ではクレヨンの方が、ツルンとしたキレイな仕上がりになります。クレパスの場合は圧縮する感じで型に詰める必要がありますね。
クーピーは、手が汚れないように熱に強く作られているのが特徴ですね。溶かすときはクレヨンやクレパスよりも高温にしないといけません。
さいごに
全部溶かすのには5分くらい熱を加えるといいようです。
今回は上手くいかなかったのですが、また成功する方法で今度はチャレンジしたいと思います。