息子が2歳のときから
フィンランドメソッドで本がすきになる『親子で書こう!100さつ読書日記』
を使って日々の読み聞かせに励んでいました。
なかなか100冊まで到達しなくて苦戦していたのですが小1の夏休みに達成することができました。
親子で書こう100さつ読書日記が完了!どんな本がリストアップされてる?
この読書日記をつけ始めたのは2014年1月からです。
冬になって外遊びが億劫になった私が息子(当時2歳)にプレゼントしました。
この頃1日2度は公園に連れて行っていっていました。
そんな思惑があったにも関わらず、喜んでくれて中に載っている絵本から「次読みたい本」を次々にリクエストしてくれるようになりました。
そして長い年月が過ぎて、ようやく100冊読破できました。
念願の100さつよんだね!シールをペタリ
親子で書こう 100さつ読書日記 リストにはどんな本があるの?
100さつ読書日記に載っている絵本は定番や名作が中心です。
これは、図書館や本屋さんで手に入りやすいようにという理由からです。
人気のシリーズ
「ぐりとぐら」
「11ぴきのねこ」
「バムとケロのにちようび」
幼稚園や保育園の本棚の定番
「はじめてのおつかい」
「はらぺこあおむし」
「おしいれのぼうけん」
教科書でもおなじみの名作
「おおきなかぶ」
「かわいそうなぞう」
・・・などなど
ほとんどが絵本ですが「わかったさんのアップルパイ」や「もりのへなそうる」などの挿絵の入った児童書も紹介されています。
100冊達成まで時間がかかった理由
主な理由は2点です。
- 図書館で取り寄せしないといけなかった
- 同じ作者の他の絵本やシリーズ分全てを読みたがった
絵本をたくさん所有されているおうちならいいのですが、わが家ではあまり絵本は購入できません。
そこで、ほとんどの本は図書館で借りて読むことになりました。
ところが、人気のある絵本が多いので大抵「貸し出し中」です。
しかし、これは予約することで解決です。貸し出し中でなくても予約しておくことで図書館の中をウロウロ探し回らなくていいので、お買い物のついでに立ち寄ってもすぐに借りてこれるのはとっても便利でした。
また、紹介されている本は100冊なのですが、シリーズ化されているものは、第1冊目のみです。
子供から「続きが読みたい」「他のお話しも読みたい」と言われるので、実際に読んだ本はかなりの数です。最初は読書記録をつけていたのですが、キリがないし、読むペースもあがってきたので何冊読んだのか今は不明です・・・。
子どもと一緒に図書館に行けば、目についた興味をひかれた本や同じ作家の別の本も「借りてほしい」となるしで、目当てのリストの本ではないものを借りてしまうこともよくありました。
また名作本が多いせいか、“英語版”が出版されていることも多く、日本語の本と一緒に英語版も借りたりしていました。
結局、2014年1月から始まって2018年8月までかかりました。
4年半くらいの月日が流れたことになります。
結果的には、紹介されている本は100冊ですが、それ以上の本を読む経験ができたので良かったと思います。
読書日記で幼児におすすめのフィンランド式
「発想力」「論理力」「表現力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」
を養う教育です。
英語の長文問題でも算数の文章問題でも重要となるのは「読解力」といわれています。
でもこの「読解力」というのは、日々文章に触れていることによって身につくもので、習ったり教えたりするのは難しいですよね。
一番手っ取り早いのは、読書をすることです。
読解力を身につけるために最初は絵本の読み聞かせが必要
フィンランドは読解力世界1位の教育先進国として有名ですが、そんなフィンランドの子供たちでさえ「読書は嫌い」なのだそうです。
そして一番嫌いな科目は「国語」だというのです。
つまり、国語が嫌いで読書はしたくない子供たちに、読書をさせて読解力が伸びる教育をしているというわけです。その工夫が「フィンランド・メソッド」となり、その方法を読書日記として実践することができるようになっているのです。
100さつ読書日記の中身
100冊の絵本の表紙がシールになっていて、同じ本を借りて読んだら、そのシールを貼るというシンプルな方法です。
子どもは、この絵本のシールに刺激されて、「次はこの本!」と子供みずから絵本を選ぶことができるようになっています。
大人には「100さつの本」ガイドがあります。
ここに対象年齢やあらすじなども載っているので、子供が選んだもの以外に子どもの成長に合わせて、どれがふさわしいかと本を選ぶときの参考になります。ただし、読み聞かせをする場合はさほど対象年齢は気にしなくても大丈夫です。
私はこのガイドのページに子どもが特に気に入って何度も読んで欲しいとねだったり、何度も図書館で借りることになった本にシールをはって、印をつけていました。これは後で同じ本を購入したり、巻末にある「おもしろかった本ベスト10」「すきな表紙の本ベスト10」を記入するときのメモがわりになるからです。
また、保護者向けに読書日記を活用するための解説書もついていて、フィンランドメソッドの概要がわかるようになっています。
読書日記の書き方 ひらがながまだ書けないときどうしてたか
この『親子で書こう!100さつ読書日記』の対象年齢は4歳~小学校低学年までです。
息子は年長さんになるまでひらがなが書けなかったので、書くのは私の役割でした。
フィンランドメソッドでは、親子の対話を続けて感想を書くというやり方でしたので、子どもから返ってきた言葉をそのまま書いたり、小さい頃は心情をカッコ書きで書き留めたり、子どもが気に入った挿し絵を指差して「ここの絵描いておいて!」と言ったら簡単に書き加えてみたりしました。
最初は「うれしかった」「おもしろかった」「かなしい」と単語でしか返ってこなかった感想も、慣れてくると疑問に思ったことなどを話してくれるようになって楽しかったです。
絵本のお話しを聞きながら、涙ぐんだり、爆笑したり、真似をしだしたりしたことなどもメモしておきました。
5、10、20~100さつ目で「ここまでよんだよ」シールを貼るスペースがあらわれます。
ここにメッセージを書いてあげることで、長い道のりを途中であきらめてしまうことなく続けることができました。
「からすのパンやさん」の感想を息子に聞いた時は、ナレーション風のコメントをしてきたので、面白かったです。
“かざぐるまがまわっていた 3ちょうめのからすのパンやさんで ちょこちゃんにあえるかもしれませんよ”
自分の子の意外な一面を知ることができて楽しかったです。
100さつ読書日記を終えてのまとめ
- フィンランドメソッドとは「読書や国語が嫌いな子に読解力をつけさせる方法」
- 100さつ読書日記を活用することでたくさんの本を読む経験ができる
- 親子の対話を続けて感想を書くというやり方
- 100冊の絵本の表紙がシールで幼児でも楽しく読書習慣が身につく
本の読み聞かせは、親が忙しいときは読書日記は雑になってしまいがちです。
わが家でも、読み聞かせはお布団に入って眠る前に行うことが多く、子どもが寝てしまって感想が聞けないこともありました。
子どもは目の前のことや新しいことに興味を持ちますが、なかなか「昨日読んだ本の感想を思い出して言ってもらう」のはうまくいかないことが多いです。
ただ、忘れてしまっているわけではなくて、まったく別の日に「○○の本に書いてあったねー。」と内容を話してくれることがあります。
そんなときは無理しないでシールだけ貼って終わりのこともありました。
現在は同じシリーズの読書日記に挑戦中です。