クエン酸は柑橘類などに含まれる酸性の成分です。
水周りの汚れ落としに効果が高いことからお掃除で使用されることは有名です。
お掃除に使うクエン酸水の作り方や、汚れ落とし以外にはどんな効果があるのかをご紹介します。
また小さい子どものいる家庭で楽しめる使い方もありますのでぜひ挑戦してみてください。
クエン酸スプレーの作り方と保存方法や注意点
クエン酸は粉末で売られていますが、掃除のときにはクエン酸水を作り、スプレーボトルに入れておくといつでもさっと使えて便利です。
クエン酸のお掃除での効果
- 水アカの分解
- 抗菌効果
- 消臭効果
水200mlに対してクエン酸小さじ1です。良く溶かしてスプレー容器に入れましょう。
トイレ掃除用でしたら、ペパーミントのアロマオイル(精油)を5滴ほどクエン酸スプレーに入れるのと更に効果UPです。
ペパーミントはアンモニア臭を分解除去し、消臭効果を発揮します。すっきりした香りも清潔感がでます。
クエン酸スプレーの保存方法
尚、作り置きはどれくらい持つのかですが、2週間~1カ月程度です。季節や保管場所によります。
冷蔵庫に入れておくのがいいのですが、掃除用ですので抵抗がありますよね。
2週間くらいで使いきれるように材料それぞれ半量で作っても良いでしょう。
クエン酸を使ったお掃除の注意点
- 塩素系の漂白剤とは絶対に混ぜないこと。
- 金属製など酸に弱いものに使うときは十分に洗い流すか水拭きをしっかりする。長く放置しないこと。
- 大理石も酸に弱いので使えません。
クエン酸の効果と種類
クエン酸はどれでも同じではありません。
クエン酸の種類は、品質の高いものから
- 医薬品
- 食用(食品添加物)
- 工業用
と3種類があります。
お掃除だけでしたら、工業用のもので十分です。100均ショップなどでも手に入ります。
ただ、お掃除以外にもクエン酸は良い効果がたくさんあります。
いろいろな使い道ができる食品以上のグレードのものをおすすめします。ドラッグストアや薬局で売っています。
食用や医療用のクエン酸はお掃除用のものよりお値段は少し高くなります。
ただ、台所やお風呂などの水周りで効果が高いクエン酸なのですが、どうして市販の洗剤ではなくてわざわざクエン酸なのかというと口に入れるものや肌に直接触れるものにはできるだけ安全なもので清潔にしたいからではないでしょうか。
そういった意味でも食用できるものが安心です。
クエン酸の効果 美容と健康
- 疲労回復
- 血流改善
- ミネラルの吸収促進
- アンチエイジング効果
- ガンの予防
- 美肌効果
- 痛風の予防
クエン酸は摂取して体の内側から効果を発揮したり、洗顔や入浴で使うことによって外側から働きかけたりといろいろな場面で利用されています。
子どものいる家庭でクエン酸をおすすめする理由
お掃除以外にも美容や健康、料理にも使えるということで食品以上のグレードのクエン酸がいろいろと使えていいのですが、特に小さいお子さんがいる家庭では親子で楽しめることもありおすすめです。
例えば、クエン酸は重曹と併せて入浴剤を手づくりすることができます。
こういった入浴剤も直接肌に触れるものですので食品以上のものを使った方が安心です。
なぜなら、子どもの皮膚はまだ未熟だからです。大人と同じ程度に強くなるのは10歳くらいです。
親子でお料理タイム!生ラムネをつくってみよう
おやつを手づくりしたいときにも、火を使わずできる生ラムネならお手軽で子どもも一緒にできます。生ラムネは口にいれるとほろほろ、シュワシュワ~とときほぐれていく懐かしい甘さのおやつです。
材料
粉糖 50g コーンスターチ 10g 重曹(料理用) 小さじ1/3
クエン酸(料理用) 小さじ1/4 レモン果汁 小さじ1/2 水 小さじ1/2
生ラムネの作り方
- ボウルに粉糖、コーンスターチ、重曹、クエン酸を入れてよく混ぜる。
- レモン果汁、水を加えてさらによく混ぜ合わせる。
- 好きな型で成型して1日ほど乾燥させてできあがりです。
いろいろなカタチのラムネを作ってみると楽しいですよ。
- 棒状にまとめて端から輪切りにする
最初はほろほろと崩れやすいので、まとめてから1時間くらい乾かして切っていくほうがいいです。 - クッキーや野菜(お弁当用のかわいいもの)の抜き型にぎゅぎゅっと詰めてそっと抜く
計量の小さじスプーンなどでもかわいいボール型が作れます。(ボール型には小さじが二つ必要です。一つでしたら半円球型ができます。)
ポイント
- 分量はきっちり計りましょう。水が多めですと固まらなくなったりして上手くいきません。
- 材料を混ぜる際、ボウルの代わりにビニール袋を使うと小さい子でも汚さずに作れます。
クエン酸の注意点 小さな子どもがいる家庭
クエン酸飲料について
クエン酸飲料はスポーツ飲料より糖分の取りすぎを抑えることはできます。
これは虫歯予防にはなりますが、酸蝕(歯のエナメル質がとけてしまう)の危険があります。
1日1回いっきに飲む、習慣化させないなど気をつけてあげてくださいね。
飲んだあとにすぐ歯磨きをするのはおすすめしません。キシリトールガムなどで唾液を出して中和するのがいいですよ。
さいごに
重曹、クエン酸を使ったお掃除方法はいろいろな場面で使えるので人気があります。
お掃除以外の使い方もいろいろです。楽しんでください。