ウォシュレット(温水洗浄便座)を取り付けているおうち多いですよね。
おしりをすっきり洗い流せて快適なのですが、その快適さを保つためのお掃除はどうしていますか?
普段収納されているノズル部分などの汚れは目に触れない部分ですし、自動で洗浄してくれる機能に安心して見逃しがちです。
月に1度くらいは汚れ具合を確認して汚れがあればこびりつく前に落としておくことが大事です。
今回はノズルのお手入れ方法をご案内します。
ウォシュレットのノズル部分の掃除方法
ウォシュレットはTOTOの製品名ですが、日常の会話で“温水洗浄便座”と言う人はあまりいないと思います。
すっかり“ウォシュレット”で浸透していますね。
ちなみにパナソニックはビューティ・トワレ、 LIXIL(リクシル)はシャワートイレと言います。
ノズルのおそうじ
用意するもの
- ゴム手袋
- 柔らかい布
- 台所用中性洗剤
- 割りばし
- 綿棒
割りばしにいらなくなったTシャツの布切れなどを小さく切って輪ゴムで巻きつけたものを用意すると便利です。
なければ布と綿棒だけでも大丈夫です。
綿棒や割りばしにつけた布部分には水または台所用洗剤を含ませておきます。(汚れ具合によって使い分けてください。)
手順
- 「ノズルおそうじ入/切」スイッチを押し、ノズルを出します。
スイッチがないタイプは手でまっすぐ引き出します。 - 柔らかい布で水拭きします。
- 水拭きでは落ちない汚れは、薄めた台所用中性洗剤を含ませた布で拭き取ります。
このとき、ノズルの先端を無理に引っ張ったり、回したりしないようにします。力を入れすぎるのは禁物です。 - もう一度「ノズルおそうじ入/切」スイッチを押し、ノズルを収納します。
- 操作部などの細かい部分の汚れは、綿棒か布を巻きつけた割りばしで拭きます。
- 洗剤分が残らないように水で濡らした布で仕上げ拭きます。
ノズル掃除の注意点
ノズルを扱うときは力加減に気をつけましょう。細い部分ですので、上に持ち上げたり、左右にひねったりすると破損の原因になります。
歯ブラシや爪楊枝を使うのはおすすめしません。
ノズルに細かい傷がついてしまいますと、そこに汚れが付きやすくなってしまうからです。
本体や電源プラグに水をかけないようにしましょう。ショートし火災の原因になります。
ウォシュレットのノズル掃除に使ってはいけない洗剤
温水洗浄便座は多くはプラスチック製です。(パナソニックのノズルはステンレス製ですが)
プラスチック製品は中性洗剤を使うようにしましょう。
水垢や尿の汚れですと、酸性タイプの洗剤が効果的なのですが、プラスチック部分には使えません。
どうしても落ちない汚れにはノズル専用のクリーナーなどを使うという手もあります。
プラスチック部分は洗剤選びが大事
トイレ用洗剤であってもプラスチック部分に使えないものがあります。
プラスチック部分が割れて、ケガや感電、火災の原因となることもあるので注意が必要です。
お手入れに次の物を使用しないで下さい。
- 酸・アルカリ性洗剤
- 漂白剤
- ベンジン、シンナー
- クレンザー
- クレゾール
便座といっても機械ですので、お風呂や台所といった水周りの掃除で活躍する洗剤が使えないのですね。
私は知らずに重曹などで掃除していたこともありましたが、2年前に買い替えたときに取扱説明書で知りました。
本体に洗剤がつかないように注意し、ノズル部分にだけ短時間で掃除してしまう分には問題はなかったのですが、メーカーでは推奨していない方法でした。
重曹やクエン酸、エタノールなど使う際は自己責任となってしまいます。
中性洗剤以外使えないの?ノロのときのウォシュレットはどうするの?
とはいえ、病院などではノロ対策に次亜塩素酸ナトリウムで殺菌しているそうですよ。(していないところもあるでしょうけど)
ノロなどの感染症怖いですものね。健康第一です。
TOTOの「きれい除菌水」でもノロウィルスなどのウィルスの殺菌や消毒に関する効果はないです。
小さい子どものいるわが家でもそういう場合は迷わず除菌、消毒するつもりです!消毒した後、水拭きしようと思います。
※ノロウイルスはアルコール消毒では死滅しません。ウォシュレットを使うのは厳禁ですが、使わなくても消毒します。
※あくまで自己責任で行います。
ウォシュレットのノズルを清潔に保つには
- 自動洗浄で使う度に汚れを落としておきます。
- 掃除の際にキズをつけないように柔らかい布をつかいます。
家庭では自動洗浄機能がついているので月1回程度のお手入れで清潔に保てると思います。
ウォシュレットをほとんど使わないおうちではお手入れはどうするの?
使っていない場合でも、精密機械ですので時々動かしてみて動作確認や汚れ確認はしておきましょう。
ノズルの穴に水垢が溜まるのを防ぐ必要があります。
さいごに
使える洗剤が限定されている部分ですので、定期的にチェックをし、汚れがこびりつかせないようにしましょう。
清潔なトイレは居心地のいいものです。汚れがあると気持ちよく使えませんからね。