お正月が過ぎ、鏡開き(一般に1月11日)になったら飾っていた鏡餅を下げていただきましょう。
鏡餅の切り方(開き方)と固くなってしまった場合の戻し方を知ると食べやすくなりますよ。
鏡餅の切り方と固くなってしまったお餅を簡単に柔らかくする方法
用意する道具
- 菜切り包丁(なければ万能包丁でも大丈夫です)
- まな板
- 布きん
保存用
- ラップ
- ジップロック
軍手があれば使いましょう。
まずは簡単に柔らかくする方法としてレンジを使います。
手順
- お餅に少し水をつけて耐熱皿においてください。表面を水にくぐらせる程度。
- ラップなどはかけずに電子レンジで15秒から30秒加熱します。
柔らかくなるまで加熱を少しずつ(10秒ずつ)繰り返します。 - お餅をまな板の上にのせて切っていきましょう。
- お餅の真ん中から切ります。刃先を入れ押し切りにします。
- 左右半分ずつになったそれぞれを更に縦に半分に切ります。
- 棒状になったお餅を端から1.5cmくらいの厚みでスライスしていきます
回数はお餅の大きさによります。外側はまだ固いけれど中の方は柔らかくなっている感覚があれば取り出します。
力を入れて切る場合、台所の調理台よりも床にまな板を置いて真上から体重をかけるようにすると力が上手く伝わります。
大きさは市販の切り餅をイメージするといいでしょう。焼き餅にするときに食べ応えがある厚みになります。
冷凍保存もしやすい大きさです。
すぐに食べるならば薄めに切ったり、お鍋用、餅ピザ用などとお好みで切り分けてもいいですね。
切り分けるときに、包丁の刃を時々濡れフキンで拭いてください、刃をきれいにすると切りやすいです。
レンジの加熱で柔らかくなりすぎた場合は、切るときは包丁に片栗粉を少々つけてみてください。
そうするとと包丁に餅がくっつきにくくなり切りやすくなります。
粉をつけすぎるとカビがつきやすくなりますので気をつけましょう。
包丁を使うと同じ大きさに切りそろえられるので保存もしやすいです。
わが家ではこの方法で切り分けていますが、本来鏡餅は包丁で切り分けるのは縁起が悪いとされています。
続きの章では保存方法、その次にに包丁を使わない方法をご紹介しますね。
固い鏡餅を切り分けてから保存する方法
保存方法
切り終えたら、すぐにひとつずつラップでくるみます。ジップロックに入れて、空気を抜きながら封をして冷凍保存します。
保存期間
1年間くらいは持ちますが、家庭でついたお餅の場合は1カ月くらいで消費するようにしましょう。
解凍方法
解凍せずに凍ったまま、ゆでたり焼いたりできます。
善哉に入れる場合はトースターで表面に焼き色をつけ、中はまだ固いので善哉にいれて少し煮込みます。
焼く場合は焦げやすいので少し焼き色がついてからアルミホイルをかぶせるか弱い火力に設定しましょう。
もしくは、前の晩に冷蔵庫に入れて解凍しておくか電子レンジで解凍してから焼くと中まで火が通りやすくなります。
固い鏡餅を水餅で柔らかくする方法
- 鏡餅をボウルに入れ水を注ぎます。お餅がつかるくらいの量の水を入れてください。
- 冷蔵庫か暖房のない涼しい場所に半日から数日おきます。
数日置く場合は水を毎日取り換えます。
- 手で割れる柔らかさになれば取り出し割ります。
割ってから水餅にする方法もあります。
- カチカチの固いお餅を布きんで包むかビニール袋に入れて木づち(金槌や包丁の柄でも)で割ります。
- 割ったお餅をボウルやタッパーに入れて水を張ります。冷蔵庫で半日くらい置きます。
柔らかくしてから手で割るか、木槌などの道具を使ってから柔らかくするかですね。
伝統的な鏡“開き”にこだわりたい方、包丁を使わずにできるので小さい子どもと一緒にやってみたい方におすすめです。
私も今までは包丁で切っていましたが、子どもに鏡餅についての話しをしてあげながら水餅に挑戦してみようと思っています!
まとめ
鏡餅の丸い形は「家庭円満」を表しています。
お正月に飾るだけはなく、鏡開きで食べるところまでが一年に感謝するという鏡餅の文化となります。
ぜひ家族みんなで美味しくいただきましょう。