世界遺産に登録されている丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)へ行ってきました!
紀伊国の一宮で厄払いに強い日本三大厄神の一つで、開運パワースポットとしても注目を集めています。
およそ1700年前に創建された丹生都比売神社は、「天野大社」「天野四所明神」とも呼ばれ、全国に約180社ある丹生都比売神を祀る神社の総本社です。
今回は丹生都比売神社への行き方と美しい境内のようす、とても可愛らしいみちびき犬みくじや限定の御朱印の情報をお届けいたします。
丹生都比売神社への行き方
大阪から丹生都比売神社へのアクセス方法をご案内します。
車でのアクセス
吹田JCT~(近畿道・阪和道)~岸和田和泉IC~(国道480号線)~星山~(県道4号・天野トンネル)~丹生都比売神社
所要時間は岸和田和泉ICより約50分です。
和歌山県道4号線は狭い区間が少しありますが舗装路です。
電車でのアクセス
なんば==(南海高野線)==橋本==(JR和歌山線)==妙寺又は笠田
- なんば―橋本間は急行で約50分です。(運賃690円)
特急こうやを利用する場合には所要時間約43分です。(運賃690円+特別急行料金510円)
- 橋本駅でJRに乗り換えます。
橋本駅は、JRと南海の共同使用となっていて、南海高野線とJR和歌山線が並んでいます。 - 橋本駅から笠田駅までは乗車時間は約20分(運賃240円)、妙寺までは約15分です。(運賃210円)
天王寺==(JR阪和線)==和歌山==(JR和歌山線)==妙寺又は笠田
- 天王寺から妙寺もしくは笠田までの運賃は1,490円です。
- 天王寺-和歌山間は紀州路快速 和歌山行に乗車してください。乗車時間は約1時間15分です。
- 和歌山駅で7番線発の和歌山線王子行に乗り換えます。
- 和歌山までは“特急くろしお”がありこれを利用すると30分乗車時間は少なくなります。
ですが、和歌山駅での乗り換えに待ち時間がかかることがあります。
その場合、到着は快速利用と変わらないですし、特急料金が別途必要です。 - 和歌山から笠田駅までは乗車時間は約50分、妙寺までは約55分です。
丹生都比売神社の最寄り駅について
丹生都比売神社の最寄り駅は「妙寺」ですがここからの移動はタクシー(15分)か徒歩(ハイキングスタイルで約1時間30分)です。
駅からバスがでているのは「笠田」です。約30分 1日6往復
笠田駅~丹生都比売神社前 天野コース【片道運賃大人150円 小人80円】
(往路)笠田駅前発 7:10、8:10、10:00、12:00、15:55、17:25
(復路)丹生都比売神社前発 7:40、9:10、11:00、13:00、16:30、18:05
※12月31日~1月3日は運休
※冬季に積雪により運休する場合あり
無料送迎バスのでる期間について
次の行事に合わせて南海・JR橋本駅から送迎バスがでます。(予約不要)
- 正月三が日
- 厄除け・御田祭(毎年1月 第3日曜日開催)
- 花盛祭(はなもりさい・毎年4月 第2日曜日開催)
高野山麓世界遺産アクセスバスについて
秋の土・日・祝日に運行されるバスがあります。
大人 1日券1200円 2日券2000円
橋本駅-丹生都比売神社-奥の院前(高野山)
お問い合わせ
南海りんかんバス 橋本営業所 0736-32-0779
丹生都比売神社の駐車場や境内のようす
丹生都比売神社の御祭神
第一殿:丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)丹生明神
第二殿:高野御子大神(たかのみこのおおかみ)狩場明神
第三殿:大食都比売大神(おおげつひめのおおかみ)気比明神
第四殿:市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ)厳島明神
丹生都比売神社のご利益
丹生明神は、伊勢神宮の神様、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の妹神で、稚日女命(わかひるめのみこと)ともいいます。
あらゆる災いを祓い退け、一切のものを守り育てるとてもパワーのある女神です。不老長寿、農業・養蚕の守り神としても信仰されています。
狩場明神は、人生の幸福への導きの神様。
気比明神は、あらゆる食物に関する守り神、食べ物を司る神様。
厳島明神は、七福神の弁天さまのことで財運と芸能の神様ですね。
丹生都比売神社の厄除けパワー
鎌倉時代、蒙古襲来の際に丹生都比売神社で祈祷をしたところモンゴル軍が撤退したとされる逸話が残っています。
丹生都比売神社は金運アップのご利益も
金の成る木と書かれたお守りをいただいてきました。
一緒に入っている台紙はくれぐれも捨ててしまわないようにしましょう!カードを財布の中に入れておくとご利益がありますよ。
お守りには5つの鈴がついており、シャラシャラシャラと軽やかな音が鳴ります。
お金のたまる法
一、神仏を崇拝する心を持つこと
二、祖先を敬う心を持つこと
三、家族仲が良いこと
四、健康に心がけること
五、お金や物を大切にすること
六、収入以下で生活すること
七、仕事を趣味とすること
八、一事をつらぬくこと
九、一攫千金を当てにしないこと
十、感謝の生活をすること
丹生都比売神社 境内のようす
鏡池と秋篠宮両殿下お手植えの楠樹
2015年5月に秋篠宮(あきしののみや)殿下と妃殿下の紀子様が丹生都比売神社を参拝されたときのものです。
朱塗りの美しい輪橋(太鼓橋)は結構急で積雪のある冬季は渡れません。
この輪橋は、豊臣秀吉の側室であった淀君が寄贈した橋と伝えられています。
美しい本殿です。
第二駐車場から眺めた輪橋・鏡池です。
室町時代に建立された「楼門」は、国の重要文化財として登録されています。
石造五輪卒塔婆群
大峯修験者の碑 光明真言曼陀羅碑が並んでいます。
丹生都比売神社の駐車場について
第一駐車場と第二駐車場があり、50台駐車可能です。
駐車料金は無料です。
第二駐車場にあるトイレは清潔で使いやすいです。
丹生都比売神社の犬のおみくじと御朱印について
明治までは丹生都比売神社に参拝した後に高野山に登るというのが習慣でした。真言密教の聖地、高野山を開いたのは弘法大使ですが、丹生都比売神社にはみちびき犬の伝説があります。
『今昔物語』によると、狩人の姿をした狩場明神(高野御子大神)が白と黒の犬を連れて弘法大師の前に現れ、二匹の犬に弘法大使を高野山へと案内させたそうです。
この高野御子大神のお使い白黒2匹の神犬をかたどったおみくじがあり、“みちびき犬みくじ”として人気です。
今年(平成30年)は戌年限定の金の犬みくじもあります!
可愛らしい白と金運UPしそうな金をいただきました。
おみくじを出すときは二本の紐を同時に引っ張ってくださいね。一本だけをつまんで出そうとすると、おみくじがでてこなくなってしまいます。
ところで丹生都比売神社には可愛らしいご神犬「すずひめ号」がいます。
丹生都比売神社にいるご神犬「すずひめ号」に会えるのはいつ?
平成29年12月にご神犬として紀州犬の「すずひめ号」が奉献されました。
毎月16日の神社の月次祭(つきなみさい)で「すずひめ号」に会うことができます。
公開の時間帯があります。丹生都比売神社のサイトでご確認ください。
丹生都比売神社の御朱印について
社務所にて受付されており、通常のタイプは初穂料が300円となります。
受付時間 8:30~16:30
オリジナル御朱印帳もあり、初穂料は1200円です。
月次祭限定の御朱印
毎月16日には、ご神犬「すずひめ号」の姿を描いた印もご朱印に押印していただけます。
特別な月次祭限定の御朱印「高野細川紙特別ご朱印」
空海が日本に伝えたとされる和紙「高野細川紙」を使用したご朱印です。
毎月限定50枚で初穂料は500円です。
丹生都比売神社を訪れてみて
今回はみかん狩りを楽しもうと和歌山にやってきたところ、みかん農園の近くで“世界遺産”という道案内があり、丹生都比売神社を訪れることになりました。
山を越えるとのどかな天野の里が広がりその中に朱塗りの立派な鳥居が現れます。 アクセスするには少々不便な場所にある丹生都比売神社ですが、時代を超えて旅してきたかのような不思議な感覚になります。
太鼓橋を渡って中に入ると立派な楼閣があり、その奥のご本殿も荘厳な極彩色で古代ロマン薫る美しい神社です。
標高450mの天野盆地は空気が綺麗で豊かな自然で癒される場所です。ぜひ訪れてみてください。
みかん狩りの様子はこちらの記事です。