今年の秋、大阪市主催の参加型イベント「オータム・チャレンジ・スポーツ2018」という催しがありました。
そのトリを飾るファイナルイベントとして丸善インテック大阪プールで「アイスショー&スケート体験教室」があり、アイスショーに行ってきました。
友野一希選手はアイスショーで『ニュー・シネマ・パラダイス』を披露
「オータム・チャレンジ・スポーツ2018」のフィナーレで開催されたアイスショー。
今回のアイスショーで旬な男、友野君を観れる!という期待と共に、友野君とおさプーとの共演はあるのか?!とかチラッと気になりつつ大阪プールへ向かいました。
おさプーとは、あいりんちゃんとも既に共演を果たした愛すべきアイススケーターです。(夏はスイマーとして活躍)
ポスター上であいりんちゃんと共演したおさプー
しかし、おさプーは今回出演せずでした。
昨年のオープニングイベントでは滑ってくれたので期待していたのに~。
「オータム・チャレンジ・スポーツ2018」の応援アスリートである友野選手は、今季SP使用されているプログラム、『ニュー・シネマ・パラダイス』を披露してくれました。
今年(2018年)11月に行われたグランプリ(GP)シリーズ第5戦ロシア杯で男子3位に入ったのをきっかけにますます人気が高まっていますが、このアイスショーの告知がされたのはまだその表彰台にあがる前の10月でしたので今回申し込んで当選チケットを獲得したのはかなりの事情通、先見の明のある方々です。
受付け開始を待つ列で、開場してから開幕の待ち時間で、みんなが友野君の話題をしていました。
「すごいよね」「良かったなー、ロシア杯!」「頑張ってほしいなぁ」とまるで友野選手のファンミーティング状態。
友野選手は、昨シーズンのNHK杯で出てきて7位、世界選手権で5位と活躍され、シンデレラボーイと呼ばれたりすることもありますが、その栄光は棚ぼたラッキーでつかみ取ったわけではもちろんなく、どちらかといえば苦労してスケートを続けた結果が実を結んだ浪速のド根性の人です。
だからこそ、応援したくなるのかもしれませんね。
『ニュー・シネマ・パラダイス』のセンチメンタルな曲調は友野君の雰囲気にぴったりでした。
情感たっぷりで優雅な演技は“ニュー・トモノ・パラダイス”と言い換えてもいいくらいです。どこを切り取っても新しい魅力があふれています。
シニアデビューした昨シーズンはフレッシュな印象を感じた友野選手ですが、もうすで風格さえ感じるくらいの素晴らしい演技でした。特に腕の動きが美しい。
今回のプログラムのテーマは“愛”ですが、盲目的な恋愛を描いているのではなく、自分の好きなもの、夢中になっていること(=スケート)への想いが伝わってくる優しい雰囲気がありました。
アンコールで『リバーダンス』、SPとFSそろい踏みで感動
友野君のニューシネマパラダイスの美しい演技が終わると鳴り響く拍手。
鳴りやまなくてそのままアンコールに突入です。え?え?疲れているんじゃないの?と心配になりましたが、リバーダンスを滑ってくれて胸熱です。
アイリッシュステップダンスが観客の心を鷲掴みにし、軽快ながらも骨太さを感じる曲で、1曲の中でくるくるといろいろな表情を見せてくれます。
友野君のリバーダンスは、牧歌的な雰囲気からスピードに乗って疾走する激しさもあり、観ていて本当に楽しめるプログラムです。
グランドフィナーレは衝撃『U.S.A.』
最後に出場選手全員でDA PUMPのU.S.A.に合わせて次々と技を披露してくれました。
選手のみなさん、自分の曲じゃないと表情が可愛くなります。
開演の挨拶をしてくれたオープニングからオオトリ、エンディングまで大活躍してくれた友野選手。
座長友野一希のアイスショーといった感じでまとめてくれました。
(友野君自身はちゃんと大阪市のイベントを応援するという役割を果たしていたのですが、勝手に惹きこまれてしまいました。)
今回素敵なショーを観ることができて本当にラッキーです。来年もオータムチャレンジのイベントはあるので、またアイスショーやってくれるとうれしいな。
でも応募がすごいことになりそうです。
大阪プールは3,500席ほどありますが、トイレの数が少ないから全席使うのはムリなのかもしれません。
オータム・チャレンジ・スポーツ2018のアイスショーのおわりに
リンクに入る時も、演技を終えて挨拶するときも、周回するときも客席の皆にしっかり顔を向けてくれる友野君は、誠実ないい子だな~と感じました。演技の時はもちろん、こういったときも観客を引き込む魅力ある選手ですね。
今回、他の選手の方の感想なども書こうかな?とも思っていたのですが、勝手に未成年の選手のお名前を出すのもためらわれたのでやめておきました。
どの選手の演技もとても楽しめました。女子はみんなビールマンスピンができるのですね。すごいな~。これからも頑張って友野選手に続いて世界で活躍してほしいと思いました。
45分間の短いショーでしたが、とても楽しめました。