大阪市の学校選択制とはどういうものか | 学校を選ぶ基準とは?

大阪市の学校選択制とはどういうものか | 学校を選ぶ基準とは?

小学校
公立の学校に進学する場合、これまでは住んでいる地域で校区が決められていました。
自分の町の小学校に自動的に入学するという感じだったのですが、大阪市では学校選択制を導入して各家庭で入学先を選べるようにしました。
これが学校選択制です。

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学校選択制の種類と各区の実施状況

現在大阪市には24区あり、23区で学校選択制を導入しています。
そして、区によって学校選択制の形態が異なります。

学校選択制の種類は次のようなものがあります。

自由選択制 当該市町村内の全ての学校のうち、希望する学校に就学を認める
もの
ブロック選択制 当該市町村内をブロックに分け、そのブロック内の希望する学校
に就学を認めるもの
隣接区域選択制 従来の通学区域は残したままで、隣接する区域内の希望する学校
に就学を認めるもの
特認校制 従来の通学区域は残したままで、特定の学校について、通学区域
に関係なく、当該市町村内のどこからでも就学を認めるもの
特定地域選択制 従来の通学区域は残したままで、特定の地域に居住する者につい
て、学校選択を認めるもの
その他 上記以外のもの

それぞれの区のホームページを見てみますと、(区のホームページに入り、くらし、子育て、教育 などで検索すると見つかると思います。)

自由選択制・・・此花区、住之江区、住吉区、中央区、鶴見区、東淀川区、東住吉区

ブロック選択制・・・北区

隣接杭域選択制・・・旭区、阿倍野区、城東区、大正区、天王寺区、都島区、福島区、西区、港区、西淀川区、淀川区、東成区、平野区、西成区

となっていました。

生野区に関しては、記載されていないようです。(見落としていましたらすみません。)
また、明確に“〇〇制”とは記されていない区もあったり、学校選択制度導入年の案内のみ掲載の区もあったりして、もしかすると最新情報ではないかもしれません。
その点、申し訳ございませんがあらかじめご了承ください。
尚、浪速区に関しては“学校選択制”を実施していないようです。

手続きはどのようにしたらいいの?

小学校の入学手続きについては以下のとおりです。

【手続き方法】

 (1~4、6は学校選択制を実施する区のみ)

 1) 9月上旬頃 区役所から「学校案内」「希望調査票」が送付されます。

 2) 10月末頃までに希望調査票を区役所へ提出します。

 3)11月上旬 希望変更の申請受付(一度希望した学校から変更を希望する場合のみ)  

 4)12月上旬 希望者が受入可能人数を超えた場合は抽選となります。

 5)12月下旬頃 就学通知書が各家庭に届きます。
    就学通知書には入学する予定の学校が記載されています。
   (抽選結果の通知となります)

 6)2月中旬頃まで順次抽選で補欠となった方の繰上を行います。

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 7)4月の入学の際に保護者の方は、就学通知書を持って、児童生徒とともに指定された学校へ行きます。

【その他の注意事項】

  時期は区や年度によって前後します。 
  
  入学式は4月初めに行われますが、日時等詳細については、学校から通知します。

  就学通知書が届いていない方、また、国立・私立の学校へ入学する場合は、 区の就学事務担当窓口に連絡します。

どんな学校を選べばいいの?

「学校選択制」というと“自分の好きな学校を選べる”というイメージがあるかもしれません。
しかし、実際には通学する子どものことを考えると(入学時、まだ6歳なのに一人で遠い学校に通えるのか?)ということが大きな問題となってきます。

実際に「学校を選択する場合の注意点」として

通学は徒歩とし、自転車通学は禁止です。
通学の安全確保は保護者責任になります。
  通学区域外の小学校を選択する場合は、特に、通学の安全やお子様の負担を十分に考慮してください。

と案内されています。(福島区の例)

つまり、学校選びの基準としては

「通学できる距離にあるか(子どもの負担、安全かなど)」をクリアできたうえで、

学校の構内環境、教育方針や教育内容に魅力があり、是非子どもにその環境を用意したいと考えるなら校区外の学校を選択するということになります。

こうしてみますと、なかなか校区外の学校を選択するというのはハードルが高いです。

実際に、平成28年度学校選択制実施区における保護者アンケートの結果では、「校区の学校に通学している」と答えた人が92.2%となっています。
校区外の学校に通学している割合は、わずか6.1%なんですね。

もちろん、校区の学校に通うことになった家庭の中にも、本音は校区外の学校に通いたかったという人もいます。

校区外の学校の希望しなかった理由としては

1 希望する学校が選択外であったから 21.5%
2 受け入れ人数が少なかった 11.8%
3 通学の安全を確保することが難しい 44.6%
4 兄姉が既に校区の学校に在籍しているから 30.9%

ということでした。

小学生の場合、集団登校で通学の安全対策をとっているところも多いです。
近所の子どもたちが集まってから班をつくり、上級生のお兄さん、お姉さんが先頭に歩いて引率してくれて学校までみんなで登校しています。
小学校入学の6歳といえばまだまだ一人で出歩いたりすることはないので、校区外に通学するとなると保護者の付き添いが必要です。

また兄姉と離れてしまうのも、安全性と親の負担を考えると別々の学校にするデメリットは大きいですね。

近所の園に通っている子でしたら、校区の学校には園でのお友達も通うことになるという点でも安心でき、学校を選択するひとつの理由となりますね。

まとめ

学校選択制は新しい制度ですので、ママ友さんに聞いたりしてもなかなか具体的な情報が得られず、不安に感じてしまうこともあると思います。
入学の前年には、自分の住んでいる区から案内がありますが、早めにわかると参考のひとつになりますよね。

以前より「学校選択制のデメリット」として、地域とのつながりが希薄になると言われていました。
その点では、各学校で地域と連携して防災訓練を行ったり、住民が参加できる夏まつりを企画したりと各校で取り組みがあるようですよ。

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