目覚まし時計やリモコン、乾電池で動く子どものおもちゃなど、
「電池交換しようとフタを開けたら液漏れしてた!」
ということはありませんか?
電池から出ている液体の正体気になりますね。
他にもこんなご不明点はありませんか?
「乾電池が液漏れしていた場合、どうすればいいの?」
「触ったら人体にどんな影響があるの?」
「白い粉状になっているのも液漏れ?どうやって処理すればいいの?」
![あかね](https://i2.wp.com/koiukoto.com/wp-content/uploads/2018/12/akene.jpg?resize=381%2C411&ssl=1)
気になるところから読みたい方は
目次から見たい場所にジャンプできますよ♪
液漏れの液体の正体とは?
電池の液漏れの対処方法
液が衣服や布についた場合
液が家具や床についた場合
液漏れした機器の掃除の仕方
乾電池に粉がふいていたときの処理の仕方
電池が液漏れしたときの捨て方で気をつけることは?
乾電池の液漏れの影響は人体にとってどれくらいの危険度?
電池の液漏れの液は「電解液」です。この電解液は、乾電池の種類によって異なります。
電池の液漏れ 液体の正体とは?
アルカリ乾電池が液漏れしたときの液体は何?
水酸化カリウムとやらで、非常に強いアルカリ性なのです。
どういうことかというと
皮膚などのたんぱく質を溶かしてしまうので素手で触るのは危ないものです。
漂白剤を素手で触ったときのように、手荒れしたり、肌がただれたりする危険性があります。
![](https://i1.wp.com/koiukoto.com/wp-content/uploads/2018/12/akane-troubled.jpg?resize=100%2C106&ssl=1)
電池で動くオモチャとか教材って結構あるから
子どもが誤ってさわらないように
気をつけないといけないですね。
マンガン乾電池が液漏れしたときの液体は何?
塩化亜鉛の水溶液で弱酸性です。
強い刺激性や強い毒性はありません。
しかし、亜鉛化合物としての毒性はあります。
電池の液漏れの対処方法
アルカリ乾電池の場合もマンガン乾電池の場合も液漏れしていた場合、素手で触らないようにします。
![あかね](https://i2.wp.com/koiukoto.com/wp-content/uploads/2018/12/akene.jpg?resize=381%2C411&ssl=1)
液漏れした液が手に付いただけならば、
すぐに流水でよく洗えば大丈夫だそうですよ。
わが家でも子どもがさわったら速攻で手洗いさせます!
洗い流せばほとんど問題はないようですが、そのまま放置すると科学やけどにいたることがあり、危険です。
水で洗うとヌルヌル感があります。ヌルヌル感がなくなるまで洗ってくださいね。
どちらも飲み込んだりしていなければ、あわてず手洗いを優先でよさそうです。
ただし、目には入らないように気をつけてください。
失明の危険があるそうなのです。
目に入った場合は、
- こすらずに水道水など大量のきれいな水で十分に洗い
- すぐに病院
だと思いました。
乾電池の液漏れした液が服や布製品についた場合はどうしたらいい?
衣服についた場合は、液が肌に触れないように気をつけて脱いでください。
液が付着した衣服や液漏れを拭き取った雑巾などの布は大量の水で洗い流してから、その後もう一度普通に洗濯をします。
これで毒性などが残ることはあまりないようですが、布地が変色したり劣化してしまったりすることがあります。
乾電池の液漏れした液が家具や床についた場合はどうしたらいい?
材質によってメンテナンス方法もかわりますので、
とりあえずの応急処置ですが
ビニール手袋をして、ティッシュペーパーで液を出来るだけ拭き取ります。
その後、水を多く含んだ雑巾で何度もしっかりと拭き取りましょう。
乾電池の液漏れした液の掃除の仕方
ラジオや懐中電灯、TVのリモコン、子どものおもちゃなどが液漏れしたときの対処法はどうしたらいいのか気になりますよね。
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復活できるかどうかは運しだいですが、
次のようにするとよいとアドバイスをもらいました。
まずは、一旦、乾電池を取り出します。
液をティッシュ等できれいにしてから、食酢で中和すれば良いです。
食酢を染み込ませたティッシュや布(雑巾)できれいに拭いてください。
食酢で拭いた後(酢臭いので)普通に水拭きし、その後乾いたティッシュや布、綿棒で丁寧に乾拭きして完了です。
電気接点が錆びていたり、アルカリ焼けしていたら、紙ヤスリで磨きましょう。
紙ヤスリはホームセンターや100均などで購入できます。
液漏れした機器が動かないときは一度このように丁寧に掃除するとまた使えるようになることがあります。
※アルカリ液が機器の内部に侵入した場合は清掃は不可能です。
※液漏れした電池は使えませんので処分しましょう。
乾電池に粉がふいていたときの処理の仕方
アルカリ乾電池の中に入っていた電解液が、空気中の二酸化炭素と反応して結晶化し、白い粉になっていることがあります。
これも乾電池の液漏れで、この粉は炭酸カリウムです。
結晶化した粉は強アルカリ性で水溶性のため汗や水分で溶けます。液体の時の処置と同様に素手で触らないようにしてください。
また粉が目に入った場合は失明する危険もあります。
粉が舞い散って目に入らないようにメガネを着用してビニール手袋を着用したうえで、粉の状態で取り除きます。
鼻や口から吸い込まないようマスクもしたほうがいいです。
粉を除去できた後に水ぶきしましょう。
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粉状になると空中に舞ってしまいそうなのでよけいやっかいですね
電池が液漏れしたときの捨て方で気をつけることは?
液漏れした電池はもう使い物になりませんので処分することになります。
乾電池を廃棄するときは普通ごみなのか資源ごみなのか迷いますが、市町村ごとに違いますので、一度自治体のホームページで確認してからゴミに出すようにしましょう。
家電量販店やホームセンター、スーパーなどでは乾電池の回収箱を設置しているところもあります。
ボタン電池や充電式電池は自治体では回収していないことが多いようです。販売店に設置している回収箱に入れてください。
乾電池の捨て方は?
液漏れした乾電池でも、使用済みの乾電池でも廃棄するときの処理として、電極に部分にビニールテープかセロハンテープを貼ります。
処分するまでの電池はプラス極とマイナス極にテープを貼って絶縁状態にしてビニール袋に入れておきましょう。
電池はショートすると危険です。乾電池を空き缶に入れたりしない、紙など燃えやすいものの近くに置かないようにしましょう。
乾電池の液漏れは危険!素手で触らないこと
乾電池が液漏れしていた場合、素手では触らないというのが鉄則です。
とはいっても、液が手や服についただけであれば、すぐに洗い流せば問題はなさそうです。
口や鼻、目に入らないように注意して乾電池の取り外しや掃除を行ってくださいね。
液漏れの液を拭き取ったティッシュはビニール袋に入れ、口をしばって捨てましょう。
乾電池が新品でも液漏れは起こることがありますが、液漏れしやすい条件は「電池の消耗、電池切れ」がほとんどです。
電池を入れっぱなしにしがちなエアコンやテレビのリモコンはマンガン電池がおすすめです。
マンガン電池はアルカリほど液漏れしませんし、したとしても危険度は低いそうですよ。
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小さい子には
(液漏れしていなくても)
電池はさわらせないようにしないとですね