白良浜から徒歩20分、番所山の上にある南方熊楠記念館を訪れました。
円月島やグラスボート乗り場からも近く、京都大学白浜水族館に隣接しています。
大人も子どもも楽しめる白浜観光スポットです。
今回は南方熊楠記念館への駐車場情報や館内の様子、記念館のある番所崎の散策の見どころ、見学の後に寄ったおすすめ絶景カフェなどをご紹介したいと思います。
南方熊楠記念館の駐車場への行き方は信号厳守!
南方熊楠記念館には第1駐車場と第2駐車場があります。
麓にある第1駐車場からはかなり急な坂道を登らないといけないので、第2駐車場まで車で行く方がおすすめです。
ちなみに、第1駐車場利用の方には杖の無料貸し出しがあります。徒歩約5分の道のりとなります。
そして番所山を散策する方は第1駐車場が便利です。
第2駐車場に行くには、門を通り抜けていくのですが、ここの信号は必ず守ってくださいね~
道幅が細くて、対向車が来てしまうとすれ違うことができないのです。
細い坂道を上まで行くと、第2駐車場があります。緑の中にあり結構キレイです。
第2駐車場の横にはトイレや自動販売機などもあります。
第2駐車場から南方熊楠記念館までは階段がある木のトンネルをくぐっていきましょう。
車いすの方は記念館の玄関前まで車で行くこともできます。
南方熊楠記念館 館内のようす
1階のエントランスホールです。こちらで入館料を支払います。
1階にはトイレやロッカーがあります。
ロッカーは無料です。受付けの方に申し出ると鍵を貸してくれます。
館内は飲食禁止、持ち込みも不可ですので、ペットボトルなどはロッカーに入れてくださいとのこと。
トイレは小さいながらも清潔でキレイです。
館内では展示室以外は写真撮影OKということです。
また、まずは2階で名誉館長荒俣宏さんが南方熊楠を紹介するVTR(15分)を観てから、展示室を巡ると良いですよと教えていただきました。
2階、屋上へはエレベーターも完備されています。
さっそく2階へ。
展示室へは細い通路があり外を眺められるように椅子も配置されています。
2階の展示室は撮影禁止なので写真はないのですが、様々なものが展示されていました。
熊楠が研究していた粘菌を顕微鏡で見ることもできます。(動いている!)
粘菌は見た目はカビのようなキノコのようなモノなのですが、一体何なのかよくわかりませんでした。
「菌」という名前が付けられていますが、菌類ではなく、アメーバ動物の一種なのだそうです。
そんな粘菌を見ていると映画「風の谷のナウシカ」でナウシカが地下室で栽培していた腐海の木々を思い出しました。
南方熊楠記念館の建築について
南方熊楠記念館の見どころはその建築にもあります。
記念館本館は建築家 野生司義章(のうす よしあき)氏が設計したもので国の登録有形文化財(建造物)に登録されることになっています。
正面から見える、丸みを帯びたコンクリート製の2階のひさしが印象的です。
内部は、らせん階段が特徴的で美しい建物です。
生誕150周年の節目としてリニューアルされた新館の設計はシーラカンスアンドアソシエイツ(CAt)が担当しました。
建築家小嶋一浩(こじま かずひろ)氏のモダンで美しい、海に映える真っ白な建物となっています。
新館は平成30年10月に建築三団体まちづくり協議会主催の「きのくに建築大賞(グランプリ)」を受賞しています。
南方熊楠記念館の所要時間 屋上の大パノラマと周辺の散策
熊楠にそれほど興味のない方でも行く価値のあるのは、ここの屋上展望デッキからの抜群の眺望が楽しめることにあります。
青い海と白い建物でまるで地中海かエーゲ海といった雰囲気です。
円月島や田辺湾を見ることもできます。
午後の太陽が海面に反射して強い日差しを放っていました。
ここから眺める夕日は美しいでしょうね。
とはいえ、17時には閉まってしまうので、冬でないと見られません。南紀白浜の夕陽を鑑賞するには冬は4時30分頃となります。(夏は6時30分頃)
南方熊楠記念館は小さな建物なので、滞在時間は40分くらいでした。
ビデオを15分、展示物を15分、屋上からの眺望を楽しんだのが10分くらいです。
せっかくなので番所山公園も歩いてみることにしました。
番所山には世界チャンピオンにもなられた城所ケイジさんのチェーンソーアート作品が点在しています。
チェーンソーアートとはノコギリで木材を削った彫刻です。
南方熊楠「十二支考」にちなんでつくられたチェーンソーアートは12作品あります。
南方熊楠記念館の基本情報
【住所】
〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町3601-1
TEL 0739-42-2872
【開館日】
開館時間
午前9時00分~午後5時00分
※入館は午後4時30分まで
【休館日】
毎週木曜日
6月28日~30日・12月29日~1月1日
※ただし7月20日~8月31日は無休
その他にも休館されることがありますので、お出かけ前には南方熊楠記念館の公式サイトを参照ください
【料金】
入館料
大人(高校生以上) 500円
小人(小・中学生) 300円
※2019年10月1日より大人(高校生以上)の料金が下記の通り変更となります。
大人(高校生以上) 600円
小人(小・中学生) 300円
【駐車場】
第1駐車場(普通車15台、バス2台)
第2駐車場(普通車15台、身体障害者用3台)
南方熊楠記念館のあとに絶景カフェへ
さてさて
南方熊楠記念館を後にして、友人おすすめのカフェへ行くことにしました。
山の上にあるホテルのラウンジにあるカフェから素晴らしく眺めの良い景色が見られるということです。
ホテルの名前は『インフィニートホテル&スパ 南紀白浜』です。
リゾート感あふれるとってもきれいなホテルで、お出迎えのスタッフの方もすごく爽やかな笑顔でホスピタリティあふれる応対をしてくれました。
カフェだけの利用ももちろんOKで、駐車場も利用できます。
ホテルに入ると1階のラウンジ「パシフィック」からはその名の通り、太平洋ビューが広がります!
ちょうど正面には先ほど訪ねた「南方熊楠記念館」がある半島が望めます。
遠くは四国まで見渡せるという眺望の良さです!
夕陽の時間はフロアがオレンジ色に染まり、なんともロマンチックで優雅なひと時を過ごせます。
夏は西日は暑いと思いますので、空気も透き通っている冬がおすすめかもしれません。
本当に見晴らしがよく、天空のカフェといった感じ。
サービスで梅ジュースもごちそうになりました。(無料)
(インフィニートホテル&スパ 南紀白浜)
住所:〒649-2211和歌山県西牟婁郡白浜町2018
電話:0739-42-2733
PACIFIC カフェ / ラウンジ
カフェラウンジ AM8:30 ~18:00 (L/O 17:30)
バーラウンジ PM18:00 ~24:00 (L/O 23:30)
さいごに
南方熊楠記念館もインフィニートのカフェも眺望抜群で気持ちの良い場所です。
どちらも混雑していないので白良浜や夕陽の円月島の人混みを避けてのんびり景色を楽しみたい方におすすめですよ~♪