インフルエンザになった家族からうつらない方法 | 感染確率と隔離期間

インフルエンザになった家族からうつらない方法 | 感染確率と隔離期間

家族がインフルエンザになったからといって家族全員が必ずしもインフルエンザにかかるわけではありません。

インフルエンザが感染する確率
いつからいつまで感染に気をつけて過ごすべきか
家庭内ではどのような方法をとればよいのか

といったことを知って、家族間でうつさないように対策をしましょう。

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インフルエンザが家族からうつる確率とウイルスの感染経路

身近な人がインフルエンザにかかると周囲にいる人はだいたい10%くらいの確率でインフルエンザに感染すると言われています。

もちろん、生活を共にする家族間では確立はもう少し高くなるでしょう。特に子供がインフルエンザにかかると看病する大人への感染確率は更に上がります。

まずはどのようにしてインフルエンザは人にうつるのか、感染経路を確認してみましょう。

飛沫(ひまつ)感染

咳やくしゃみにより吐き出される飛沫(小さな水しぶき)の中に大量にウイルスが含まれています。

接触感染

ウイルスに汚染されたモノ(飛まつが付着したモノやウイルスがついた手で触れたモノ)を触った手から、目、口、鼻の粘膜につき感染します。

家庭内でインフルエンザにかかった人がいればこの経路を絶つようにすれば感染予防になりますね。

インフルエンザになった家族がいてもうつらない方法

どうすれば同居の家族への感染を防ぐことができるのでしょうか?

お薬はきちんと最後まで使用する

抗インフルエンザウイルス薬は、タミフルカプセル(経口薬)・リレンザ吸入薬・イナビル吸入薬があります。
タミフルとリレンザは1日2回×5日間、処方された分を最後まで服用しましょう。途中で症状が軽くなったりしても自己判断で中止してしまうと症状の悪化を招く恐れもあります。

部屋を別にして隔離し、静養してもらう

病人がお子さんという場合で様子を見てあげる必要があるなど、部屋をわけられない場合でも2mくらいは離れて寝てもらうと感染する確率は下がります。飛沫というのは1~2メートル以上は飛びません。

マスクをする

患者も看病する人もマスクは着用するようにしましょう。

しっかり隔離できている場合
看護者は看護する部屋でのみ着用すればいいです。
隔離部屋に入る前にマスクをつけ、中に入るとそのマスクの表面はウイルスで汚染されるということになりますので、部屋を出るときに捨てるようにします。

病人の方は咳やくしゃみが続く間はずっとマスクをしていましょう。
特にトイレや食事などで移動するときは必ずマスクを着用するようにしましょう。
息苦しくてマスクができない時は、咳やくしゃみをする際にはティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。

ゴミ箱にポイ捨ては禁止

病人の方が使ったティッシュやマスクはゴミ箱にそのままポイと捨てるのではなく、ビニール袋にいれてから捨てるなり、ふたつきのゴミ箱に捨てるようにします。外したマスクは再装着はせず、すぐに処分し、必ず新しいものと取り替えるようにします。

看病する人は一人にし、お世話をした後は、手洗い、うがいを徹底します。

看病する人が少ないほど接触感染のリスクを減らすことができます。
一人で看病するのは大変ですので、他の家族は看病以外の家事を手伝うなどして家族で協力しあうと良いですね。

アルコールスプレーなどの除菌剤を利用する

インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
隔離部屋を出たところにアルコールスプレーなどを用意しておいて、手とドアノブ(部屋の外側)を消毒するようにします。
内側のドアノブは別にいちいち消毒する必要はありません。
他にも、患者が頻繁にさわる照明などのスイッチ、手すり、イス、テーブル、便座、トイレのレバーなどを、塩素系またはアルコール消毒薬で拭き取ると感染予防になります。また、水拭きでも一定の感染予防効果はあります。

病人の着替えた洗濯物は洗濯カゴに入れておかない

衣服の洗濯はビニール袋に入れて隔離部屋から持ち出して(そのまま持ち出すとウイルスを撒き散らしながら歩くことになるので)、洗濯機に入れるまでビニール袋から出さないようにするといいですね。
インフルエンザのウイルスが衣服についていたとしても、洗剤で洗ってしまえば不活性化してしまいます。感染者の衣類と他の家族のモノと一緒に洗っても大丈夫です。
また、インフルエンザウイルスが「モノ」の表面上で生存し、人への感染力があるのは2~8時間程度と言われています(米国CDCの資料より)。
枕や布団など、洗濯機にかけられないものでも8時間程度干せば「モノ」から感染することは通常ありません。

お風呂の順番は一番最後に

熱が下がり始め症状が治まってくれば入浴することもできます。浴室の環境は高温多湿ですから、インフルエンザウイルスはあまり生存していられないため、家族にうつすことはないのですが、脱衣所で感染する可能性があります。患者は入浴の順番を最後にし、タオルは家族と共有しないようにします。

室内の環境を整える

インフルエンザウイルスが苦手な環境をつくりましょう。
換気をする・・・2時間に1回くらい窓をあけて新鮮な空気を入れましょう。
加湿する・・・加湿器をつけるか濡れタオルをかけておくなどして、部屋の湿度を50~70%に保ちましょう。気道粘膜の保護のためにも大切です。
温度を上げる・・・室温は20℃前後が理想です。

免疫力をつけておく

看病疲れなどで体力や抵抗力が落ちてしまうとウイルスに感染しやすくなります。食事、水分、睡眠をとって体調を整えておきましょう。

抗インフルエンザ薬の予防投与

タミフル等の抗インフルエンザ薬はインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬です。それを治療に使う量の半分を、倍の期間使用することによってインフルエンザの発症を予防することができます。ただし、医療保険は使えず全額自費負担となりますし、処方してもらえるかどうかは医師の判断によります。

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インフルエンザが家族に感染する期間はいつまで続くの?

インフルエンザが家族にうつるのはいつからいつまでなのでしょうか。

インフルエンザの潜伏期はうつるのか

インフルエンザの潜伏期間は、ウイルスに感染してから発症するまで1~3日程度です。この期間も体内にウイルスがいるわけですから当然周囲にうつす可能性はあります。

症状がでていないということは、くしゃみや咳などはありませんから飛沫感染の確率は下がります。
しかしながら、本人の自覚もありませんし、周囲も気づきようもないわけですから予防対策をとらずに過ごしてしまいがちです。

インフルエンザが流行っている時期には、家族にインフルエンザにかかっている者がいるいないに関わらず、手洗い・うがいをこまめにすることが予防になりますね。

ところで家族がインフルエンザ発症の間、部屋を別にし隔離しておくのが望ましいのですが、いつまで隔離しておけばよいのか気になりますよね。

隔離する期間は出席停止期間を目安とし、同じ期間を別々の部屋で過ごすようにすればよいでしょう。
尚、この期間を過ぎて多少咳やくしゃみなどの症状が残っていたとしても感染する力は弱まっています。(だから登校可能となるのです。)
ただし、咳エチケットなどは引き続き徹底するようにします。

インフルエンザの出席停止期間について(平成 24 年 4 月 学校保健安全法施工規則改正)
次の両方に当てはまる必要があります。
「解熱した後二日を経過していること」
「発症した後五日を経過していること」
※解熱してから2日経っても(幼児にあっては3日)、発症してから5日経っていなければ登校できません。

発症した日(高熱が出た日)から数えると最低6日間の出席停止が必要となります。
その後は解熱した日によって出席停止が延期されていきます。

インフルエンザの出席停止期間の早見表 児童・生徒(小学生以上)の場合

0日 1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日
発熱期間
2日間 OK
3日間 OK
4日間 OK
5日間 OK
6日間 OK

★:発熱 ☆:発熱なし OK:登校可能
※発熱初日と解熱した日は発熱期間に含みます。

インフルエンザになった家族からうつらない方法 | 感染確率と隔離期間のさいごに

同じ家で暮らす家族がインフルエンザにかかってしまった場合、感染を防ぐことは難しいと思われていたかもしれません。

どのような工夫をすればうつらずにすむのかについて様々な方法を紹介しました。

インフルエンザの感染力はとても強く、このような対策を行っていても家庭内の誰かにうつってしまうことがあります。
家族の一人ひとりがインフルエンザ対策に取り組むことが大切ですね。

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