[最終更新日:2019年7月2日]
早く治って欲しいのに「どうしても飲まない!」と薬を断固拒否をされると辛いですよね。
お薬は水や白湯で与えるのがベストですが、なんとか飲んでもらうのに苦労している母親はたくさんいます。
同じ立場のママのテクニックを集めてみました。
どれかひとつでも合うものがあればと思います。
子供が薬をどうしても飲まない!
小さい子にとっては薬の中でも粉薬が苦手という場合がが多いのではないでしょうか。
粉薬が飲み込みにくいという場合、服用ゼリーも売られていたりしますが、それでも飲んでくれないことってありませんか?
少量の水で練って団子状にし、ほっぺの内側に貼りつけてしまうという方法もダメ・・・。
そんなときには、粉薬をそのまま与えてみると意外と平気で「おいしい~(´▽`)」となることがあります。
子供用の粉薬は製薬会社も子供の味覚に合わせて美味しい味にしてあることがあります。
意外な盲点ですが、そのままを与えてみると「お菓子の味がする~」となったりします。
しかし、顆粒タイプの漢方薬だと苦かったり、味が無かったりでこの方法が使えません。
別の方法も探してみましょう。
子供の薬はジュースで飲ませるときの注意点
子供用の粉薬には、苦いお薬を包んで甘くさせる表層を施してあるものが多いようです。
ところが、オレンジジュースのような酸味の強い飲み物と合わせると、そのコーティングがとけてしまい、かえって苦みが強くなってしまうことがあります。
子供に薬を飲ませるときにおすすめしない飲料や食品
オレンジジュース
スポーツ飲料
どちらも薬の苦みを引き出してしまうことがあるので逆効果となります。
ヨーグルト、牛乳、ヤクルト
乳製品に混ぜると、薬の効果が下がってしまうものがあります。
またヨーグルトにまぜると粉薬のザラザラ感が消えず嫌がるようです。
炭酸飲料
コーラにはカフェインが含まれているので子どもに与えることはないでしょうが、サイダーなどはどうでしょうか?
実は炭酸は薬の吸収に影響するといわれています。更にシュワシュワした泡で余計に飲み込み辛くなってしまうこともあります。
ですから炭酸もあまりおすすめではありません。
薬を飲みやすくする方法
お子さんが薬のどこが苦手なのか把握するのは何回か試行錯誤しないとわからないかもしれませんが、いくつかの方法を紹介します。
それぞれのタイプにおすすめの方法を紹介します。
どの場合でも、薬を飲んだあとには胃に負担をかけないようにお水や麦茶をコップ一杯忘れずに飲ませましょう。
尚、お薬ごとの飲み合わせについては薬剤師さんに相談しておくことをおすすめします。
苦味が嫌いな子に薬を飲ませたいときにおすすめの方法
チョコレートアイス
チョコのほろ苦さで、薬の苦さが感じにくくなり、飲みやすいそうです。
チョコレート味のアイスやムース(プチダノンなど)が手軽です。
チョコアイスだと冷たいので更に舌の感覚が鈍り、より薬の味が感じにくくなります。
お腹の調子が悪いときにアイスはちょっと・・・というときはホットチョコレートです。
少量のチョコを湯煎して溶かすのは手間ですから電子レンジでチンしたものを少し水を加えて練って薬と一緒に食べさせてみてください。
このとき熱いものはNGです。お子さんのヤケドの心配もありますが、熱によって薬の効き目が落ちてしまうことがあります。
チョコレート以外にもココアももちろんOKです。
アイスクリーム(バニラ)
冷蔵庫から出して15~30分おき、やわらくなってからクスリをかけてまぜて食べさせます。
《子どもに人気のアイスの種類》
- ハーゲンダッツ
- AYA
- 爽(そう)
- 明治エッセル スーパーカップ
コンデンスミルク(練乳)やメイプルシロップ
激甘で薬の味を感じさせなくしてしまいます。濃度もあるので薬が溶けたりして苦味が出てきにくいです。
コーヒーのガムシロップでも代用できます。
同じようでもはちみつはちょっと注意が必要です。
1歳未満の子にはハチミツを食べさせてはいけません。
プリン
カラメルソースの苦みもあって、薬が入っていると気づきにくくさせてくれます。
プッチンプリンにまぜると、見た目は悪くなりますが味はいいのでうまくいきますよ。
与え方としては、まずプリンをスプーンで少しすくって穴を作ります。
穴に粉薬をいれて、先程のスプーンですくったプリンでふたをして隠します。
薬が埋まったプリンを大きめにすくって一口で食べさせましょう。
薬を隠し入れるときは子どもに見られないようにするのがコツです。
カレー
カレーの香辛料で薬の味をごまかすというワザです。
小さじにカレーを少しとり、薬を置き、上にもカレーをおきます。
甘いものが苦手な子や、カレーが好きな子にいいですね。
氷にする
水で溶かして冷凍して食べさせる方法です。
一口タイプのゼリーのカップに水をいれて薬を混ぜて凍らせます。
あれば、キャラクター物の冷凍カップで作ると喜んでくれますよ。
熱が出たときなどは氷が体の熱も下げてくれるのがいいですね。
オブラートに包む
「伊藤家の食卓」で紹介された方法です。
- 小皿(醤油皿みたいな)にお水を張ります
- その上にオブラートを広げて乗せます
- オブラートの上に薬を細長く出します
- オブラートの端をようじで持ち上げ、薬を包みます
- お皿に入ったお水ごと、口に流し込みます
オブラートは水に溶けにくくできており、薬はもれません。
水に濡らすとツルツルとした食感になり、口の中ではりつくことなく「ちゅるんっ」と飲めます。
「噛まないでごっくんしてね」と言えば、薬の味はしないので子供でも上手に飲めます。
オブラートでクスリを飲ませるコツなどはこちらをご参考にどうぞ
「クスリがきらいなの!」という頑固な子に飲ませる方法
クスリの味でも舌触りでもなく、薬そのものを拒否という子もいますよね。
子供の興味をひくようなちょっとした面白要素で薬を飲ますのに成功したという例もあります。
キャンディー
不二家の棒つきキャンディーを使う方法で上手くいったという子もいます。
お薬といわず、こういう食べ方のおやつなのだというふりをしながら、キャンディーに粉薬を付け、それを舐めさせます。
キャンディーのフルーツ味のおかげでお薬だと気がつきません。
薬を、一度に沢山付けすぎずに、少量ずつ何度も付けては舐めるを繰り返すのがコツです。
綿あめもアレンジとしておすすめです。
スーパーや駄菓子屋さんで売っている、袋入りのわたアメを、適度に広げ、粉薬を包むようにして適当な硬さにぎゅっと丸めて食べさせます。
一口ずつ作って食べさせるのがコツです。
ペロペロキャンディーやわたアメは子どもは好きですよね。
尚、薬を食べた後には、水分を摂るのを忘れないでくださいね。
スポイトを使う
薬局で100円くらいで売っている子供が薬を飲むためのスポイトを使うことで成功することがあります。
粉薬にシロップを混ぜて甘くしたものをスポイトであげると、それが楽しいのか面白いのか、びっくりするくらいに飲んでくれます。
薬がキライな子におすすめしないもの
ゼリー
中身が透明でばれてしまうから飲んでくれないという子もいるようですよ。
子供が薬をどうしても飲まないときの対処法のまとめ
おすすめは
- そのまま 甘い味つきの粉薬の場合
- アイスや氷 冷たいもので味を感じにくくさせる
- チョコやプリン それ自体にほろ苦さがあり、薬の苦さをごまかせる
- 練乳やメイプルシロップ 強い甘味で薬に気づかれない
- カレー 香辛料でごまかせる
- オブラート のど越しよく味を感じずに飲み込ませる
- ペロペロキャンディー おやつ感覚で
- スポイト なんだか楽しい
でした。
いずれもお薬のあとにはお水を飲ませてあげてくださいね。
(薬の後味をごまかすときは麦茶がおすすめ)
うちでは、一番最初におすすめした「粉薬をそのまま」で成功しました。
他にもスポイトは喜びました。
それから中国茶用の一口サイズの湯飲みなどもおままごと気分になるのか喜びましたよ。
ご参考になればです。
お子さまが早く快復されると良いですね。
他に気になることはありませんか?
子供の病気とホームケアについてまとめたページをご参考にしてください