先日、「ルーヴル美術館展 肖像芸術――人は人をどう表現してきたか」の展覧会に行ってきました。
そのときにお土産として購入した紅茶を飲んでみました。
ルーブル美術館展限定品の紅茶でマリアージュ フレールの「イスカンダル」という銘柄です。
(ティーポットとカップ&ソーサーは今はなきマリナドブルボン、ティーストレーナーはカレルチャペックという統一感のなさ・・・^^;)
ルーヴル美術館展とイスカンダルの関係とは何かについても紅茶のお味の感想とともに書いています。
マリアージュフレールのイスカンダルはルーブル美術館展の限定品です
「イスカンダル」はルーヴル美術館展限定のフレーバードティーです。
パリ、ルーヴル美術館内のマリアージュフレール ルーヴル店のオープンを記念して創られた伝説の銘柄「イスカンダル」が厳選された紅茶をベースにこのルーヴル美術館展だけの限定銘柄として新たに誕生しました。
イスカンダルとは?ルーヴル美術館展との関係は?
「イスカンダル」はアレクサンドロス大王のことで、アラビア・ペルシャ語読みにしたものです。
アレクサンドロス大王(イスカンダル)は、現在のギリシャ北部に当たるマケドニア王国を治めていました。(在位:前336-前323)
今回のルーヴル美術館展にも《アレクサンドロス大王の肖像》が展示されています。
《アレクサンドロス大王の肖像》は大理石でできた像で、通称《アザラのヘルメス柱》2世紀前半、リュシッポスによる原作(前340-前330年頃)に基づきイタリアで制作されたものです。
紅茶缶のパッケージにも載っています。
偉大な王として名を知られていますが、教養や芸術に対する素養も持ち合わせていた彼に敬意を表してマリアージュ フレールが作り上げた銘柄が「イスカンダル」です。
世界三大美男に数えられており、フランスでは、トランプのクラブのキングのモデルとされています。
また、古代オリンピックの金メダリスト(メダルがあったかどうかはわかりませんが)優勝者です。(伝説)
愛馬ブケパロスに騎乗したアレクサンドロス ~イタリア ナポリ 国立考古学博物館所蔵のモザイク壁画
確かに美男子かもしれませんね。
今回のルーヴル美術館展は「人は見た目」というわけではないですが、肖像画にスポットを当てているので見目麗しい方々が多く登場していましたね。
イスカンダルの紅茶を飲んでみた感想
香りが素晴らしく良い紅茶です。
紅茶についていたリーフレットには、
フローラルのブーケを感じさせる見事なブラックティーは、栄華をきわめたギリシャ芸術と哲学を想起させ、ほのかにミントがただよう知的な味わいをかもしだし、新たに本展限定銘柄として世界を魅了する。
と書かれています。
(マリアージュフレールの紅茶は今回初めて飲むのですが、これはフレーバーティーではなくブラックティーということなのでしょうか?
香りが強いのでてっきりフレーバーティーかと思ったのですが??)
確かにお花の香りですね、しかも樹木系のお花、金木犀とか沈丁花とかの華やかな中にも力強く落ち着く香りに感じられます。
と書いてしまったけど『え?普通にローズですよ?』とかだったらどうしよう^^;
とにかく、香りがものすごくいいのです。桃源郷とか天国とかってこういう香りが漂っていそうです。
抽出時間は95℃のお湯で5分 200mlにつき茶葉2.5g(茶さじ1)
イスカンダルを飲んでみた
味は思ったほどクセはなく、華やかさが爽やかさに変わる印象です。決して万人受けする味ではないというか、紅茶が好きな人は好きだろうなという通好みの味わいです。
ミルクもレモンもないストレートが美味しいのではないでしょうか。アイスティーにしても合いそうです。
虎屋の羊羹を一緒にいただいたのですが、羊羹には合いませんでした・・・。チョコレートとかカスタードクリームとかに合いそうです。
それから、アイスティーにするとすごく美味しいです。こちらは予想的中。
マリアージュフレールのイスカンダルの紅茶をいただいてさいごに
普段の生活では紅茶はなかなか飲む機会がありません。ティーバッグ(リプトンなど)で入れた紅茶に牛乳と蜂蜜を加えたものが好きです。
ただ、昔はムジカやロンドンティールームにも通っていたなぁ、デパ地下でフレーバーティーをたまに買って飲んだり、サロンで紅茶グッズを少しづつ買うのが楽しかったなぁといろいろ思い出しました。
庶民的な私にとっては、イスカンダルはちょっと背伸びした味ですが、香りが本当に素晴らしいのでお気に入りです。
ルーヴル美術館展に行かれるのであれば、ぜひ香りだけでも試してみてください。(見本の茶葉がおいてあります。)
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