大阪で初詣の定番といえば“すみよっさん”で親しまれている住吉大社です。
お正月三が日で毎年約230万人の方が参拝する人気スポットです。
それだけになんの予備知識もなくいきなり出掛けるとあまりの混雑になすすべもなく、寒い中人混みに揉まれ、ただ体力を消耗してしまうことになってしまいます。
ここでしっかり基本情報を確認してからすみよっさん初詣クエストに挑んでくださいね。
(クエスト:クリアするためには一定の条件を満たす必要のある短い冒険のこと)
住吉大社の初詣の混雑時間と空いている時間はいつ?
全国2000社以上ある住吉神社の総本社して信仰を集める住吉大社は、初詣ランキング全国3位、府内1位の参拝者数を誇る人気神社となっています。
本殿は文化7(1810)年に造営されたもので国宝に指定されています。
住吉大社
場所
大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
TEL 06-6672-0753
参拝料金 無料
住吉大社 年末年始の参拝時間
大晦日 開門時間について
17時にいったん門を閉めますが、22時に再び開門します。
それ以降は元旦の夜10時まで参拝できます。
お正月の参拝時間
1月1日 大晦日の22時~22時
1月2日・3日 6時~21時
1月4日・5日 6時~18時
1月6日 6時~17時
1月7日以降 6時半~17時(通常通り)
天候などにより時間の変動がありますので、詳しくはお問い合わせください。
問い合わせ先:住吉大社社務所(06-6672-0753)
住吉大社の初詣の混雑予想
元旦
特に混雑が激しいのは大晦日の夜中23:00から元旦早朝の3:00です。
大晦日の開門前から多くの人が門前に集まり始めます。0時ちょうどになると太鼓が打ち鳴らされ、1年の幸を祈願する人でごったがえします。
境内でカウントダウンを聞き、新年を迎えてすぐにお参りするという年越し目的で来られる人が非常に多いのです。
参拝に1~2時間並ぶこともあり小さいお子さんがいたりご高齢の方がいるご家族は避けたい時間帯です。
元旦は境内だけでなく、最寄り駅のホームや電車なども人で溢れかえります。
いざ向かっても、近づくことさえできなかったり、途中であきらめて帰りたくてもままならなかったりと危険な時間帯です。
年が明けた元旦はずっと混んでいるのですが少しましなのは早朝の3:00から7:00です。
2日と3日
11:00~15:00が混雑する時間です。
お正月三が日の期間で比較的参拝しやすいのは2日、3日の16:00から21:00となります。
4日以降
小さいお子さんのいる家族なら4日以降がおすすめです。
まだまだ日中は賑わいが続きますが、三が日を過ぎると徐々に落ち着いてきます。
4日(木)と5日(金)は平日ですし狙い目かも知れませんね。
住吉大社の初詣で行事とおみくじや露店の楽しみ方
年始には新年を祝う盛大な儀式が多く行われます。
新年の行事
若水の儀(わかみずのぎ)元旦早朝5時~
元旦祭(歳旦祭)初日の出の時刻
元始祭(げんしさい)1月3日8時~
踏歌神事(とうかしんじ)1月4日午後1時 五穀豊穣を祈る儀式で、福の餅撒きが行われます。
福の餅とは、朱色で「福」と刻印されたお餅のことで、紅白そろって配られます。
白馬(あおうま)神事1月7日午前11時
「あおうま」と呼ばれる白毛の神馬が本宮の周りを駆け巡ります。
12月20日頃~1月10日頃の期間、境内の神馬舎でも見ることができる白馬です!
特に1年の初めに見ると、その年は無病息災となり、たいへん縁起のいいものとされています。
住吉踊 三が日には無形文化財である住吉踊も奉納されます
子どもにおすすめのパワースポット
反橋(そりはし)
太鼓橋とも呼ばれます。淀殿が寄進したとされる美しい姿はもちろんのこと、その急な傾斜にかえって子どもが喜びます。
渡ることで罪や穢(けが)れを祓(はら)い清めます。
撫でウサギ
翡翠(ひすい)で作られたうさぎの像を撫でると、無病息災で過ごせると言われています。
すみよっさんでは手水舎でも竜神ではなくウサギの口から水がでていますよ。
五所御前(ごしょごぜん)の五大力さん
宝探しのように砂利の中から「五」「大」「力」と書かれた3個の石を探し、御守りにします。
授与所で石を入れる袋を購入することができます。
種貸社(たねかししゃ)
一寸法師の発祥の地として大きなお椀があります。お椀は大人も入れます。
こちらの手水舎には可愛らしい一寸法師の像があります。
また浦島太郎も住吉大社と深いつながりがあるそうですよ。
大歳社(おいとぼししゃ)
「おもかる石」という不思議な石で占いができます。
願い事の前後に持ち上げてみて、最初より軽くなったときは願いが叶えられ、重くなった場合は努力が必要ということです。
楠珺社(なんくんしゃ)
お稲荷さんに猫ブーム到来?実は初辰まいりで奉納された招き猫たちです。
たくさんの招き猫が並び可愛い眺めとなっています。
住吉大社のおみくじの種類
通常の筒タイプのものの他、
打ち出の小槌タイプのものや大きな筒の大御籤(大みくじ)があります。
一寸法師にあやかって打ち出の小槌を振るのもいいですね。
大おみくじの筒の長さは4尺1寸5分。
「よ(4)い(1)ご(5)縁」の意味が込められていて、全長125.7cmもあります。
初穂料(料金)は普通のおみくじと同じ200円です。
尚、住吉大社は高い確立で「大凶」「凶」がでると有名です。ご覚悟の上挑んでくださいね。
凶が出た場合はこちらの記事がお役に立てるかもしれません。
おみくじで凶がでたときはどうするのがいいか?
他にも
- うさぎみくじ 500円 無病息災
- こどもみくじ 200円
- おもとみくじ 500円 良縁成就
- 恋みくじ 200円 縁結び
など種類が豊富です。
同じように御守りも50種ほどあるので何を願うかあらかじめ考えておかないと迷ってしまいますよ。
露店は出ている?
5日くらいまでは出店しているお店が多く、門が開いている時間帯に営業しているようです。
また、えべっさんのお祭りがある9、10日にも出店しています。
屋台ならではの食べ物やなつかしいゲームなどがずらりと並びますのでお祭り気分も盛り上がり、すごい賑わいです。
クイズ迷路やお化け屋敷など珍しいものも並びます。どんなものがあるのか見て回るだけでも楽しそうですね。
住吉大社の初詣のアクセス方法と交通規制情報
住吉大社へのアクセス
初詣にあわせ、年末年始ダイヤとなり大晦日の夜中も利用可能です。
南海鉄道
南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分
南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩5分
阪堺電気軌道 阪堺線 「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ
※路面電車です。降車の際に料金を払うシステムとなっています。
主要駅から住吉大社までのルート例
梅田方面から
JR環状線(内回り・1番線)
「大阪」→「新今宮」
約14分 運賃180円
〈乗換〉
南海本線 普通電車「新今宮」→「住吉大社」
約7分 運賃210円
もしくは
南海高野線 普通電車「新今宮」→「住吉東駅」
約8分 運賃210円
なんば方面から
南海本線 和歌山市行 「なんば」→「住吉大社」
約9分 運賃210円
天王寺方面から
阪堺電車 上町線 「天王寺」→「住吉鳥居前駅」
約16分 運賃210円
もっとも多くの人が利用するルートです。
普段のアクセスですと情緒があり、観光目的にはおすすめの路面電車利用ルートなのですが、初詣の時期には天王寺駅に大行列が発生するので注意が必要です。
※2016年1月30日をもって阪堺電車上町線の住吉~住吉公園間は廃線となっています。
上町線を利用して住吉大社に行く場合は終点の住吉駅で下車してください。
三が日の交通規制時間
12月31日~1月1日 23:00~19:00
1月2日~1月3日 10:00~19:00
交通規制は住吉大社の周辺一帯実施されます。
住吉大社有料駐車場も閉鎖され、車は進入禁止となります。
1月4日以降であれば交通規制も解除され、住吉大社の有料駐車場も再開されます。
- 北方面から
阪神高速15号堺線に入り「玉出」出口下車直進。
新回生橋交差点左折、塚西交差点を右折し、路面電車沿いを約3分。 - 南方面から
阪神高速道路4号湾岸線「大浜」出口下車。
26号線を北上し、浜口交差点で右折、長居公園通を東に直進、安立1交差点を左折し直進後、路面電車沿いに合流後すぐ。
大型車は通行不可。
住吉大社 駐車場
約200台収容、一時間200円。夜間は閉鎖されます。
住吉大社の初詣で混雑を避ける方法のまとめ
混雑を避けるなら
- 4日以降に参拝する
- 2日・3日なら16:00以降
- 元旦は早朝3:00~7:00と16:00~22:00
が狙い目です。
また、交通規制や渋滞を避けるために車は使用せず、「電車を利用すること」も大切なポイントです。
お祭り騒ぎの初詣も活気があっていいですが、家族の安全が第一です。
みんなで楽しめる新春の初詣にしたいですね。