インフルエンザの予防接種を受ける予定が、体調をくずしたり、多忙であったりして年内に受けそびれることもありますよね。
年が明けてから「インフルエンザ流行」のニュースが流れだすと、受けなかった不安が胸をよぎることはありませんか?
今から受けても効果が期待できるのであれば受けたいと思う人もいるでしょう。
今回はインフルエンザ流行のシーズンに入ってしまった予防接種は受ける意味があるのかどうかについてです。
インフルエンザ予防接種は今からでも間に合う?1月を過ぎてからの接種について
今受けると効果はどのくらい持続するのか
インフルエンザワクチンは接種してから、
1~2週間かけて抗体が作られていき、2週間後くらいから効果がでてきます。
この接種してから抗体ができるまでの期間に感染すると発症します。
2週間後から効果は約5カ月続きます。
例えば
1月の15日くらいに予防接種を受ければ
2月から流行のピークになるインフルエンザに効果があり、
6月くらいまでその効果が続くということになります。
インフルエンザ流行の時期
インフルエンザの予防接種を受ける時期は10月下旬~11月が最適とされています。
これは例年、12月中旬~流行り始めるインフルエンザA型(香港型・ソ連型)に対処できるためです。
ところが2月にはいると今度はインフルエンザB型の流行が始まります。
A型にかかった人でもB型に感染することもあります。
このようにシーズン中に複数回インフルエンザにかかってしまう人もいるのです。
1月中旬の接種で2月の流行には効果があるので今から受けても大いに意味があると思います。
これから流行のピークになりますし、春先までインフルエンザの罹患者数はそれなりにいます。
インフルエンザ予防接種を受ける意味があるかどうかの判断について
インフルエンザの予防接種を受けるとどのような効果があるのでしょうか。
- 感染しても発病しない免疫が獲得できる。
- インフルエンザにかかった場合に重症化しない。
この効果を見ると受けた方がいいと思ってしまうのですが、そう単純ではなく、インフルエンザの予防接種を受けたからといって感染のリスクは減らない(感染を予防できない)というところが気になりますよね。
つまり、受ける目的が、
自分が感染したときに発病しなかったり、軽くすんだりするのが目的であれば今から予防接種をする意味があります。
もし予防接種を受ける目的が、子どもにうつしたくないというのであれば意味がないということになります。
これは、インフルエンザに感染すると1~3日程度の潜伏期間があるのですが、その期間にウイルスを移してしまう事があるからです。
これからでも予防接種を受けた方がよい人とは?
免疫力が高い大人ではなく、抵抗力の弱っている人であったり、幼児や高齢者ということになりますね。
また、2月、3月の流行時期に大切な予定が入っている人もできる予防はしておいたほうが良いでしょう。
妊婦さんも妊娠中のインフルエンザは、重篤化しやすいことが知られていますので担当の先生に相談の上、受けられたほうがいいですね。
妊娠中のインフルエンザ不活化ワクチンについては、すでに有効性と安全性が確認されています。
ただ、これから受けるには、病院にワクチンの在庫があるか、受け付けているかを確認する必要があります。
今年(2017-2018)はワクチン株の決定が遅れたそうで、その影響で初期のワクチンの製造量が例年より少なかったようです。
私も病院で「予約しておいてくださいね。」と念押しされました。いきなり行っても在庫がなく受けられないこともあるようです。
ワクチンがなければもうあきらめるしかありません。
手洗い、うがいを慣行し、規則正しい生活を送って予防に努めるのが良いでしょう。
ワクチンの在庫があったとしても受けない選択もありとする考えもあるようです。
インフルエンザ予防接種をしない判断基準の例
インフルエンザの副反応が出やすい方(受けるのであれば医師と相談しましょう)
金額が負担となる方(家族が多いと結構な額になります。病院によって料金が変わります。)
結局何を大事とするかは個人の判断ということになります。
インフルエンザ予防接種は今からでも間に合う?流行の時期と判断の仕方のさいごに
これからでも受けた方がいいのか気になるのはインフルエンザにかかりたくないという不安があるからだと思います。
副反応や金額が気にならないのであれば、受ける効果はあるということなので早目に受けてみるのが良いようですね。
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