最近、読んだ本の内容をすぐ忘れてしまうようになってしまいました。
本は図書館で借りることが多く、その為、話題の本は読むのが遅れがちな為(予約がなかなか回ってこない)、今まで読書感想をブログに書いていなかったのですが、自分用の備忘録として残していくことにしました。
さて、
今回はその第一弾です。
現在、中学受験についていろいろと知識を収集している中、こちらの本を読んでみました。
小学生生活を犠牲にしない中学受験
作者: かずとゆか
出版社: WAVE出版
発売日: 2016/09/07
メディア: 単行本(ソフトカバー)
「小学生生活を犠牲にしない中学受験」本の内容と紹介
著者のかずとゆかさんはフルタイムの共働き夫婦。
勉強は塾に通わなくてもできるという信念から、お子さんに
大手進学塾には通わせず
そして
習い事(野球とバイオリン)を辞めさせずに
中学受験を挑戦した体験記となっています。
第1章 健全な小学生生活を犠牲にしないために
第2章 中学受験の世界はこんなところだった
第3章 6年生の夏までは受験の基礎
第4章 6年生の2学期からエンジン全開!
第5章 さあ本番-そして合格発表
書籍化されたくらいなので想像はつくでしょうが、その挑戦は見事成功しお子さんは都内国立中学に合格されていらっしゃいます。
「大手進学塾に通わずに」といっても、模試などは受けていますし、個人塾や家庭教師、パパ塾などなど・・・
と、家庭学習はかなりのボリュームだったようです。
塾に通わない=お金がかからない
ではないし、
“長時間の受検勉強は不要”
というような都合の良い話しではありません。
そしてパパは東大卒、ママは中学受験経験者といった感じですので、親の受検経験値も充分な家庭環境です。
なので、
この本を読んだからと言って「うちも同じように♪」という風には思えませんでした。
(思っちゃキケンですね^^;)
しかし、(受検があっても小学校の生活は大事にしたいよね)と感じていたので共感しながら読むことができました。
共感したところ
p.55~
体の成長を止める栄養・運動・睡眠不足
10歳からの6年で子どもは大きくなる
中学受験期といえば、子どもは成長期の真っただ中にいますので、この辺りとっても気になっていたんですよね。
成長期だからこそ、受験勉強で頭を使ってもらうのもいいのだけど、運動能力の向上や英語獲得の機会を逃してしまうリスクや、ハードスケジュールで精神的に大丈夫だろうかとか、体の成長に悪影響はでないのだろうかと心配なことは山ほどでてきます。
で、
やっぱり影響はありそうだということで、通塾よりは家庭での勉強のほうがその辺りはコントロールできやすそうなのかなと思いました。
p.67~
中学受験に向く子、向かない子
中学受験に向いている子どもとは、精神的に大人っぽく、早熟な子です。
つまり、他の子よりも先に試験勉強ができる「適齢期」を迎えている子たちです。
逆に精神的に幼く子どもらしい子には、受験は不利な戦いです。
ここは私の予想とまったく同じで、そうだよね、やっぱりね。と落胆しました。
私の子は典型的な子どもらしい子なので、中学受験に向いていないのでは?と常日頃感じていました。
そこがネックで全力で中学受験に進むことができないで悩んでいるところでもあるのです。
ただ、救いでもあったのが、精神的に幼い子というのは国語の長文問題の理解が難しいという例が書かれていたのですが、それは大丈夫かなと思えたことです。
子どもらしいというのは「素直」で「ひねくれていない」ので、かえって文の主題や登場人物の心情をぶれずにつかめると思うのです。
受験用の長文には、異端な家庭環境に育った精神的に病んでいるような主人公が出てくるような物語が取り上げられることはおそらくないと思っています。
(悲劇的な家庭で屈折しているくらいであれば問題ないです。)
であれば、他の部分の勉強に力を入れることができるということかなと少しばかり安心しました。
とはいえ、他に苦手分野が多いので不安はまだまだあります。
参考になったところ
p.135~
1日何時間ぐらい勉強すればいいの?
勉強の中身はともかく、だいたいの時間って意外と気になります。
著書によると、
1年生~2年生で15~45分
3年生~4年生で1時間~1時間30分
(5年生~6年生1学期の時期については時間の記述なし)
6年生2学期からは1日4時間程度
プラス11月下旬以降は週末は8時間以上
だったそうです。
うちは机に向かってから実際に勉強が始まるまでに1時間くらいかかっていて苦労しています。
>>一年生の宿題に時間がかかる! いつやるのがいい?教え方が悪い?
>>お支度ボードの作り方 小学生用に100均で手作り!子供のタスク管理に最適
45分で宿題やドリルをやってしまったら後は自由にできる時間になるのにな~と、机の前でグズグズしている息子を見ながらつい思ってしまいます。
「小学生生活を犠牲にしない中学受験」をおすすめしたい人
- まだ中学受験するかどうか迷っている家庭
- 勉強系以外の習い事をしていて塾に通う時間の確保が難しいと感じている方
- 何歳くらいから準備と勉強をどのくらいの量をするといいのかわからない人
といったような私の不安と重なる疑問をお持ちの方におすすめしたい本です。
塾に通わせるにしても、家庭学習でがんばるにしても、結局親の努力がかなり必要なことがわかりました。
中学受験を目指す親の覚悟がまだついていない人にもおすすめです。
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