私の母の食事は介護食を用意しているのですが、全ての飲み物には“とろみ”をつける必要があります。
介護をしている方はスプーンで毎回混ぜる作業、つらくないですか?
手首が腱鞘炎になることも多くて、ただかき混ぜるだけといっても大変ですよね。
そんなときふと思いついて使ったものがあり、飲物のとろみづけ作業がずいぶんラクになりました。
とろみ剤の二度混ぜが不要になった理由
お水やお茶、オレンジジュースなどはとろみをつけるのがむずかしく、だまになりやすいので「二度混ぜ」をする必要がありました。
でも、あるときふと思いついたのが
カプチーノのミルクの泡だて器を使ったらいいのでは?
ということ。
使ったのがこちら
カリタ・電動ふわふわ ミルクフローサー FM-100
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実はこのミルクフォーマーは、
以前私が『完全無欠コーヒーダイエット』をしていたときに使っていたものです。
そのダイエットでは、バターコーヒーを飲むのですが、
そのコーヒーを作る時にミルクフォーマーで泡立てると美味しいらしいのです。
それで買ってきたのですが
私は「泡立てなくても美味しい!」と思って使わなくなったんですよね。
そんないつのまにか戸棚の隅に追いやられていた
ミルクフォーマー(泡だて器)を使って
介護食のお水のとろみ付けをしてみたところ・・・
うまい具合にとろみがついたではありませんか!
しかもだまにならない!!
めっちゃ便利 ♪
手首が楽!
と、喜んでいろいろ使っていたのですが
中には失敗することもありました。
お水のとろみづけは上手くいったものの、実は・・・
お水やお茶、オレンジジュースなどは簡単にとろみがつけられるようになったものの
実は、上手くいかない飲み物もあるのです。
例えば「野菜ジュース」などは泡立ってしまって使えませんでした。
泡を飲んでしまうと空気がたくさん胃に入ってしまい苦しくなるのでダメですよね。
ですので、泡立つものには使えません。
とろみをつけようとするとだまになる介護食づくり
今まではお水やお茶にとろみをつけようと
とろみ剤を入れて混ぜると
ダマになることが多く、
そのだまをひとつひとつ取り除いていました。
でもこの電動泡だて器を使うとだまもできず、快適です。
使っていたのはカリタのものですが、いろいろなメーカーから同じようなミルク用泡だて器が出ています。
カリタ(Kalita)はコーヒー機器総合メーカーです。
ですので、コーヒーが好きな人で介護食作り以外にも
「カプチーノやカフェラテを自宅でも飲みたい♪」
という方でしたらカリタはおすすめですが、もっと安いものでも充分使えると思います。
(100均やIKEAでも売っています。)
ミルクフォーマーを使うときは、
コイルのような先端を飲み物にしっかりつけてから(沈めてから)
スイッチをオンにしてくださいね。そうでないと、飛び散ると思います。
取り出す時も、かならずオフにしてから取り出してください。
ミルクフォーマーを使ったお水やお茶の介護食の作り方
- マグカップなどに入れたお水にとろみ剤を入れる
- ミルクフォーマーをお水にしっかりつけてスイッチをオン
- 30秒ほど混ぜる
- ミルクフォーマーのスイッチをオフにして取り出す
尚、30秒ほど混ぜるときですが、
マグカップから溢れないように適宜スイッチをオン/オフさせたりしています。
さらさらな水やお茶はけっこうむせやすいので、誤嚥には気をつけたいものですよね。
でもそうはいっても
毎日の食事の準備でとろみづけをするのもかなり労力が必要です。
そんなある日とっても役に立ったミルクフォーマーでした。
お手入れは、今流行の「こすらずきれいになる洗剤」を使うとラクでした。
(“キュキュット クリア泡スプレー”とかです)
わが家の場合は上手くできていますが、
すべてのとろみ剤や対象の方の状態に合うかどうかは
わかりかねますのでご参考程度にしてくださいね。