めまいはちょっとした疲れでも起こることがあり、けっして珍しいものではありません。
しかし、めまいが強まったり、続いて起きたりすると何が原因?と気になります。
めまいの種類や原因を知ることはきちんと医療機関で診察してもらうための準備です。
また、アロマの力で自律神経を整え、少しでもめまいが改善するようにおすすめの精油をご紹介します。
めまいの症状と種類その特徴について
めまいは大きく分けて3種類あります。
回転性のめまい
グルグルと回っているような感覚のめまいです。
吐き気を感じたり、耳が聞こえにくいといった症状も併せて出ることがあります。
回転性のめまいは過労やストレスにより起こることがあります。
耳に原因があることが多いです。
浮動性のめまい
ふわふわとした感覚のめまいです。
「心因性のめまい」と呼ばれることもあります。
過労や睡眠不足、心の不調で自律神経のが乱れたために起こるめまいです。
女性ホルモンのバランスが乱れたときにも起こります。(月経前や更年期など)
他にも脳、精神疾患などの原因で起こることもあり、様々です。
立ちくらみ
きゅうに立ち上がったときにクラッとなる感覚のめまいです。
目の前が暗くなる、気が遠くなるなどの特徴があります。
脳の血液不足が原因となって起こります。
貧血や脱水症状が原因のこともあります。
めまいは何科を受診するのか
めまいが続いたり、ひどいめまいを感じたときは何科を受診すればよいのでしょうか。
耳に原因があるめまいでしたら耳鼻科ですが、脳に原因があるめまいは脳神経科です。
めまい以外にも更年期の症状がある方は一度婦人科で相談されるのがおすすめです。
めまいは多くの人が悩む症状ですので、最近では「めまい外来」を設けている病院もあります。
何科を受診すべきか分からない、近くにめまい外来がない場合でしたら、かかりつけの内科の先生に相談するのが良いでしょう。
自律神経が原因のめまいをアロマで楽にしましょう
めまいが起こったら立っているのは辛いでしょうし、倒れることもあり危険です。
まずは横になって安静にしてほしいところです。
外出先などの場合でも椅子に座る、しゃがむ体勢になるなど転倒しないような姿勢になりましょう。
おさまるまでは無理せずじっとしていましょう。安全を確保することが大切です。
気持ちも落ち着けるように安らげる場所で静かにゆったりと過ごすのがいいです。
めまいの治療は医療機関できちんと診断を受けて行うべきですが、自宅でリラックスすることも大切です。
アロマは直接めまいに効くというものではありませんが、自律神経を安定させる効果のあるエッセンシャルオイルがあります。
上手に活用して心身共に健康な自分を取り戻してください。
めまいにおすすめの精油
ラベンダー
子どもから大人まで安心して使える精油です。
涼やかで柔らかな芳香です。
カモミール(ローマン)
りんごを思わせるフルーティで甘い香りです。
PMSや更年期のトラブル、生理痛など婦人科系に効果があります。
※妊娠初期、低血圧の人は使用しないでください。
ローズ
華やかで甘い香りがPMSや更年期のトラブルに役立ちます。
ベルガモット
紅茶のアールグレイの風味づけにも使われる香りです。
気分を高揚させる甘い香りです。
※低血圧の人は使用しないでください。高濃度で使用すると頭痛を引き起こすことがあります。
サンダルウッド
甘くエキゾチックな香りで心が落ち着きます。
神経の緊張や不安を和らげ、心をスッと鎮め、幸福感で満たしてくれます。
精油の使い方
オイルウオーマーやディフューザーがなくても、マグカップにお湯を入れたところに1~2滴たらしたり、ハンカチやコットンにたらしたりして香りを吸入できます。
リラックスできるアロマの処方箋
精油を何種類かあわせて好みの香りを楽しむこともできます。
上記の精油でできるレシピをひとつご紹介します。
アロマライトの分量です。(火を使わないタイプなので寝室でも安心して使えます。)
ベルガモット3滴、ラベンダー2滴、ローズオットー1滴
さいごに
いかがでしたでしょうか?
めまいには重大な病気が隠れていることもあります。
自分にめまいが起こったときの様子や、どんな感覚だったかを覚えておくと診察もスムースです。
まずはめまいの症状の違いと原因を知ることが治癒への近道です。