母の日のプレゼントと言えばカーネーションですね。時期がくると、様々なカーネーションが花屋にもスーパーにも並びます。
ロマンチックな花束も素敵ですが、ふと(鉢植えの方が長く楽しめていいのかも?)と思っていませんか?
ネットショッピングを覗いてみると、花束でも切り花をブーケにしたもの、アレンジメントされたもの、プリザーブドフラワーに加工されたもの、そして鉢植えのものと種類がいろいろあります。
どれが人気でどれが喜ばれるものなのでしょうか?お手入れが簡単なのは?コスパがいいのは?と気になりますよね。
カーネーションは鉢植えと花束のどっちが喜ばれる?
それぞれの喜ばれる点について考えてみましょう。
- お気に入りの花器に飾ることができます。
- 花束の方がボリュームがあり、たくさんの花を贈ることができます。
- 切花でもカーネーションなら結構長持ちします。
- ガラス花器に生けると、水の美しさも鑑賞できます。
- お花屋さんに直接出向いて買う場合も新鮮なものを自分で選べますし、アレンジとちがってラッピングの待ち時間もかかりません。
飾る花器があるかどうかという点ですが、予算があれば花束と一緒に花瓶を贈るというのも喜ばれますよ。
ひとつくらいあって困るようなものではないですし、来年贈るときにも安心です。
花瓶は洗いやすいシンプルなもの、重すぎないものを選ぶといいですね。持った時にすべりにくそう、置いたときに安定しそうかも選ぶポイントです。
花器があるかどうかわからない人にはアレンジメントを贈るという手もあります。
遠方に住んでいる母親に贈る場合でしたらアレンジメントのほうが持ちがいいです。
- 届いたら、デザインそのままにすぐに飾れます。
- 花瓶の水を換える必要もありません。
(オアシスと呼ばれる吸水性のスポンジに水をつぎ足します。) - センスよくアレンジメントされていて、贈り物にふさわしい
(切花だと生活感を感じる人もいるようです。)
切花はいただいたら、水揚げし、毎日花瓶の水を換える必要があります。
手軽さで言えばフラワーアレンジメントが一番負担が少ないですね。
では、鉢植えのメリットはどういうものでしょうか。
- お花を長く楽しめる
- 可愛い鉢やデコレーションがついていて楽しめる
園芸をやっているかお花を育てるのが好きかなどの情報が必要ですね。小ぶりの鉢植えで可愛いものもたくさん出ています。
意外と鉢植えは育てるのが大変で、花のボリュームでは花束のほうが良く、コストパフォーマンス的には花束になるようです。
カーネーションの花束の日持ちはどれくらい?
カーネーションは割と日持ちのするお花です。何種類かのお花を買ってきて花瓶にいれておくと最後まできれいなのはカーネーションということがよくあります。少しずつ茎をカットし短く活け替えるとお花の違った表情が楽しめますし、最後は花首だけガラスのお皿に浮かべても綺麗です。
長持ちする技(砂糖水や漂白剤を入れるなど)とかを使わなくても2週間はもつのですが、私の場合は切り花を買ってきて飾った場合です。母の日用のカーネーションではありません。
母の日用だと恐らく大量生産で開花状態もその日がピークになっているでしょうし、お花が楽しめるのは1週間~10日くらいでしょう。
では、もっとお花を長く楽しめる贈り物はないのでしょうか?
お花のギフトで長く楽しめる“ハーバリウム”
飾ると涼し気でちょっと知的な雰囲気も楽しめます。またガラス瓶を手にもって傾けると中のお花が揺れるのも癒し効果があり、写真映えもするので人気です。今まで花束や鉢植えは贈ったことがあり、何か新しいものを贈りたいときにはいいですね。
市販のものでは、日比谷花壇から出ているハーバリウムに『Healing Bottle(ヒーリングボトル)』シリーズがあります。
ヒーリングボトルはフレッシュドライ加工した植物そのものを ガラス瓶に閉じ込めた‘植物標本’です。
カーネーションの鉢植えが枯れたら困る?
花のお世話が好きな人、普段からお庭で園芸をされている方には鉢植えが喜ばれます。地植えにすると秋にも楽しめますし、毎年花を楽しむことができて株もどんどん大きく立派になっていきます。
その一方で園芸の趣味はない方、お勤めもあり忙しい方、体調のすぐれない方に鉢植えを送ってしまうと負担になるかもしれません。
いただいた鉢植えを枯らしてしまうともらった立場としても悲しいものです。
また、マンション暮らしの場合ですと、枯れたらポンと処分できる花束とちがって、土の処分は本当に困ります。多くの自治体では土のゴミ出しはできないし、勝手に山や川に捨てると不法投棄になってしまいます。
また、カーネーションは寒冷地では育てにくいですし、夏の暑さにも弱いです。園芸の知識がないと枯らせてしまうことがほとんどです。
お母さんが園芸をされていない場合やマンションにお住まいの場合は鉢植えではなく、花束やアレンジメントでカーネーションをプレゼントするのが手軽でおすすめです。
もし、花束だと長持ちできないという点が気になるのでしたら、“プリザーブドフラワー”にしてもいいですね。
プリザーブドフラワーとは?そのメリット、デメリット
お手入れ必要なしで長く(1~2年)美しさがもつのがプリザーブドフラワーです。。プリザーブドフラワーは生花を加工してつくられるもので、造花(“アーティフィシャルフラワー”など)ではありません。染料を使いますので、色合いは生花より鮮やかで種類も多くなります。香りや花粉はありません。
このあたりの特徴はナチュラルな雰囲気が好きな方には向かないかもしれませんね。
製作に手間がかかる分、生花よりも割高です。同じ予算ならプリザーブドフラワーは生花に比べて小ぶりなものになってしまいます。ただ、コンパクトであるということは飾る場所を選ばないので喜ばれるポイントとも言えます。
カーネーションはプリザーブドフラワーの加工に向いている花ですし、商品も豊富です。色や予算に合う気に入ったものを見つけやすいですよ。
まとめ
- お手入れが簡単なのは花束
- 枯れてしまった後の処分が簡単なのは花束
迷ってしまう場合は、花束にするといいでしょう。
また、相手に負担が少ないのはアレンジメントフラワーです。
鉢植えは園芸が好きな人の場合に贈りましょう。
長く楽しんでもらいたい場合はプリザーブドフラワー
毎年マンネリ気味で何か新しいものを贈りたい場合はハーバリウム
なども選択の幅が広まります。
いずれにしても相手を考えて選んだお花はきっと喜ばれるでしょう。
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