2018年4月7日より兵庫県立美術館でジブリの大博覧会がはじまります!
開催場所の兵庫県立美術館の情報、ジブリ大博覧会の魅力、今回のみどころや混雑予想など事前にチェックしておきたい情報をお届け致します。
また子どもと一緒に行く予定の方に、兵庫県立美術館の子連れの方へのサービスなどもご紹介します。
ジブリの立体建造物展とジブリの大博覧会の違いは?両方行っても楽しめる?
スタジオジブリの設立から30年間の歩みを体感できる特別企画。「風の谷のナウシカ」から「思い出のマーニー」まで、これまでのジブリ作品がどのように生み出され、世に出て行ったのか。展示空間に積み重ねられ、張り巡らされ、埋め尽くされる膨大な資料が圧巻の迫力をもって観るものに襲い掛かります。
2015年9月から始まり、これまでに愛知→新潟→東京→長崎→大分→ソウルと巡回してきました。
東京の展示(2016年7月7日~9月11日までの67日間)では入場者数が502,854人にものぼり、六本木ヒルズ展望台東京シティビューの展示で過去最高記録を樹立した人気の展示会です。
また先立って大阪あべのハルカス美術館ではジブリの立体建造物展(りったいけんぞうぶつてん)が開催されて盛り上がりをみせています。(2017年12月2日~2018年2月5日)
というわけで満を持しての兵庫県での『ジブリの大博覧会』となったわけです。
評判の高いこのジブリの大博覧会、もう行くしかありません!
ジブリの立体建造物展とジブリの大博覧会の違いは?両方行っても楽しめる?
先に大阪で開催されているジブリの立体建造物展をすでにご覧いただいた方の中には「もうこれで十分ジブリの世界観を堪能できました。」と大満足してしまっているのではないでしょうか。
たしかにこちらも背景画や美術ボード、小道具の設定画が数多く展示されており、その資料も膨大な数にのぼります。
立体建造物展ではジブリ作品に登場する建造物にスポットをあてています。
懐かしく温かみのある建物を日本と海外の建築の違い、様々な国の歴史と建築様式がどのように取り入れられているのかということを巨大なジオラマや立体造型物として再現させることによって解説抜きでも十分にその奥深さを知ることができるものとなっていました。
物語りでは単に背景画であった建物たちが主人公としてどどーんと目の前に出てくるのです。
和洋折衷、新旧混合のたてものが並んでいて、ジブリの世界の中を冒険しながら進んで行くようなワクワクするような展示会でした。
ジブリの立体建造物展へ行ったときの感想は以下の記事にまとめてあります。
一方、ジブリの大博覧会ではジブリの裏側に迫ります。
世代を超えて人々に愛されてきたジブリの名作の数々ですが、どのように生み出され、世に送り出されたのか。その答えを見つけに行く旅となるのが、2018年4月7日から兵庫県立美術館で始まる「ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで~」なのです。
スタジオジブリの代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫さんは、「良い作品を作るだけでは駄目。大勢のお客さんに見てもらわないといけない。」と宣伝の重要さを意識したときから映画を「作る」側とともに「宣伝」する側にもなります。
大ヒットの裏に隠された苦悩や息遣いを感じることができるのがジブリの大博覧会なのです。
2つの展示会には、作品を「作る」中での芸術家のこだわりを奥からみる立体建造物展、作品を企画し、「宣伝」することによって育てあげるという裏側からみる大博覧会という違いがあります。
どちらも観ることでジブリの世界の深さや壮大さが体感できますので、片方だけよりも両方観る方が断然面白いと思います。
兵庫県立美術館でのジブリの大博覧会の開催概要と子連れの方への耳より情報
開催期間:2018年4月7日(土)~7月1日(日)
休 館 日:月曜日
※ただし4月30日は開館、5月1日は休館です。ご注意くださいね。
開催場所:兵庫県立美術館 ギャラリー棟3階
〒651-0073
神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号(HAT神戸内)
開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
※6月1日(金)、2日(土)、8日(金)、9日(土)は18:00まで
※入館は閉館の30分前まで
駐車場について
地下に専用駐車場もあるので車で行くことも可能です。
兵庫県立美術館を利用した人は、割引サービスがあります。1階インフォメーションに申し出てください。
駐車料金が1時間まで400円(以降30分毎200円)のところ、2時間まで400円(以降30分毎200円)となります。
※周辺にも駐車場はたくさんあります。ただし駐車割引は受けられません。
観覧料金
カッコ()内は前売・団体料金
一般 1,600円 (1,400円)
大学生・高校生 1,200円 (1,000円)
中学生・小学生 700円(500円)
兵庫県立美術館へのアクセスについて
電車・バスでのアクセス:
兵庫県立美術館(芸術の館)は、阪神岩屋駅(兵庫県立美術館前)から南へ徒歩約8分、JR灘駅から南へ徒歩約10分のところにあります。灘駅はエレベーターが完備です。
阪急「王子公園駅」から行くことも出来ますが、徒歩20分かかるので、阪神またはJRに乗り換えて行く方がいいと思います。
三宮付近から歩けば、30分少々はかかる距離です。
三宮駅からバスを利用する場合
神戸市バス 210円
29系統
午前中:「摩耶埠頭HATこうべ」行き 約25分
乗り場:そごうの前、国道2号線沿いのバス停
※「摩耶埠頭止まり」行きは美術館前に止まりません
午後:「HATこうべ摩耶埠頭」行き 約10分
乗り場:ミント神戸1Fバスターミナル
※29系統は午前・午後で経路が変わり30分かかることもあります。
101系統
「HAT脇の浜第5突堤」行き 約15分
乗り場:ミント神戸1Fバスターミナル
阪神バス
HATこうべ直通バス 210円 約10分
乗り場:JR三ノ宮駅南側派出所並びのバスターミナル
(そごうの国道2号線を挟んだ向かい)
車でのアクセス:
大阪市内から約40分です。阪神高速3号神戸線「摩耶ランプ」から約1km。国道2号「岩屋中町4」の交差点を南です。駐車場の入り口は美術館の西側にあるので、そちらから入りましょう。
兵庫県立美術館に子ども連れで行きたい方へ
兵庫県立美術館は神戸市東部新都心として開発された地区「HAT神戸」にある美術館でコンサートや講演会も随時開催。レストランもあり、軽食などもあります。
授乳室あり
利用希望の場合はインフォメーションに声を掛けてください。
無料ロッカーあり
利用時に100円投入しますが返却されます。荷物が多い乳幼児連れにはとても助かります。
子ども向けのワークショップやイベントあり
絵本の読み聞かせや、クイズ、解説会など開催されています。小さいお子様連れならイベント開催に合わせて行ってみるのも手ですね。
一時保育サービスについて※ (2018年2月16日記載を訂正し更新)
以前は予約制で一時保育の利用ができたのですが、2018年1月をもって終了しました。
ジブリの大博覧会の今までの口コミや限定グッズ情報と今回の混雑予想(ネタバレ)
ご注意
こちらからは各地で開催された際の反響などを元に今回の混雑を予想し、おすすめの見どころなどをご紹介いたします。
“予想”で書いております。実際とは違う展開になるかもしれませんし、まさにそのままでネタバレとなってしまうこともあります。
実際に現地で新鮮な感動を味わいたいとお考えの方は以下の記事は読まないようにしてくださいね。
ジブリ大博覧会の混雑状況
やはり土日、祝日は入場まで1時間以上待つことになるでしょう。これまでの会場では一番混む連休のときで2時間以上になったこともあります。
土日でも夕方くらいになると、待ち時間は30分以下になり、タイミングによっては5分ほどで入場できます。夜は基本的にそれほど混みません。
平日はすんなり入れると思います。ただ終盤には平日も混んでくるでしょう。
できるだけ空いている時に行かれたい方は、金曜以外の平日の夜がおすすめです。
ジブリの大博覧会の前売り券を買っておくメリット
前売り券は当日券より200円安いです。それだけではなく待ち時間が短くなるという期待もできます。
前売り券は当日券に窓口で引き換える必要があります。しかし、前売り券の方の専用の列がありますので、それほど待たないで入場できます。
ジブリの大博覧会はどれくらいでまわれる?
一周するのにかかる所要時間ですが、普通に見れば1時間あれば足ります。混んでる時でも2時間。展示されている資料の文字などもじっくり読みたいというマニアな方で3時間です。会場内は、展示品の前に常に人だかりができるくらい混みますが、少し待っていれば必ず見れるくらいの混雑です。
ジブリの大博覧会の見どころとおすすめポイント
ネコバス
巨大なネコバスと一緒に写真が撮れるスペースは大博覧会の目玉といっても良いでしょう。
子供だけのみならず大人も乗れるネコバスということで大盛況でした。(三鷹の森美術館は小学生以下限定です。)
中に入ったり、尻尾に座ることもでき、モフモフ感を楽しむ大人が続出です。
愛知で開催されたときは子どものみ、1回だけとなっていました。(兵庫では大人も中に入れますように!)
また、このネコバス。行き先がご当地の地名になっています。更に一文字だけ逆さまにしてあったりとヒネリを効かせてきます。
兵庫の場合は「ひょうご」なのか「こうべ」なのかが気になるところです。
飛行船
ナウシカのオープニングロールに登場する飛行船を彷彿させるオブジェがあり、無数のプロペラや、オールのような部分が動きます。
船体もゆっくり上下に動き、小さな羽根がいくつも旋回し迫力満点!プロペラの回る速度は不揃いで、ワザと動いていないプロペラもあるのだとか。
ラピュタのタイガーモス号
ふわふわの雲があり、雲の道を歩くようになっています。ビックリな仕掛けもあるそうなので楽しみです!
トトロのカフェ
バーテンダーのかわりに、2メートルほどあるトトロがお出迎えしてくれます。
奥に階段があり、覗くととってもかわいい住人が隠れています。
チェック!その1 撮影可能ゾーン
ジブリの展示会はいつも基本的に撮影禁止で所定のゾーンだけ撮影OKですよね。
今回も展示物は途中まで撮影禁止ですが、最後の方に猫バスに乗れるコーナーがあり、そこは写真撮影ができます。
その後のエリア、ラピュタやナウシカなどをイメージした「空飛ぶ機械達展」という展示も撮影自由です。
チェック!その2 昼と夜で変わる演出
ほの暗い空間にネコバスの目が光っているかのような演出、飛行船もライトアップされ動きながら徐々に変化するそうです。
夜の方がだんぜんキレイと評判ですが、子ども連れだと午前に行くべきか夕方に行くべきか迷います。
グッズショップ
やはり限定グッズはどこの会場でも人気が高かったようです。
1993年に一度だけ発売された「となりのトトロ ベージュ色ぬいぐるみ M」の復刻版(5,000円税抜き)が特に人気で、すぐに完売となり特別受注となりました。(Lサイズは8,000円です。)
復刻 みみずくマスコットも同様に特別受注受付中でした。(1,200円税抜)
「バルス!Tシャツ」は在庫切れが続いていました。サイズは M、L、XL の3サイズです。(2,500円税抜)
バルストートバッグもすぐに完売になっていました。
公式サイトに載っていない限定グッズも販売されます。
会場限定のナウシカのパズル・ポストカード・クリアファイル、ポストカードブックなどがあったようです。
さいごに
個人的には東京開催されたときにはジブリのカフェが同時にオープンされていてコラボメニューがどれも魅力的でいいなぁと思っていました。
神戸でもコラボカフェの開催があるのかどうかが非常に気になります!
あればラピュタパンとか食べてみたいです。カフェは絶対に人気が出ると思いますので東京のものとは違ってもいいので是非なにか企画して欲しいですね。
限定グッズもかなり人気が高いので、欲しい方はお目当てのグッズがあれば見つけ次第すぐ買っておくほうが良さそうですね。
尚、お出かけのさい、兵庫県立美術館の温湿度は作品保護のための設定温度となっており、夏場は寒く感じる人が多いようです。
赤ちゃんや冷え性の方は羽織るものが何かあれば安心ですよ。
こちらでサービス内容を記載しておりましたが、2018年1月を最後に終了となりました。
美術館に問い合わせましたところ、利用者が少なかったためとのことです。
今のところはジブリ大博覧会の時期に再開させるという予定はないそうです。
また、ベビーカーに関しては入口に置く場所を用意する予定で、会場の中での使用もOKだそうです。
(混み具合によっては使用できないかも知れませんね。)
カフェメニューに関しては、レストランなどの業者さんが4月から変わるそうで、まだ未定のようです。
2018年2月16日 更新
2018年4月追記
ジブリ大博覧会に行ってきました。
美術館に入っているレストラン『フォルテシモ』ではコラボメニューは出されていませんでした。残念です。
ベビーカーは展覧会場内も使用OKで、お子さんと一緒に楽しんでいる家族も多かったです。
尚、実際に行ってみた感想や混雑状況などは新しい記事に書きました。限定グッズ情報もあります。
https://koiukoto.com/1990.html