おせち料理はお正月に欠かせない料理ですね。
すべて手作りされるところもあるのでしょうが、今は通販のおせちも種類が豊富ですし、手づくりした料理と買ってきたものを合わせて重箱に入れるというのも手軽です。
忙しい年末に台所にこもりっきりにならなくてもいいのは助かりますよね。
用意した料理を重箱に詰めたあとの保存方法はどうするのでしょうか?
今回は重箱に詰めたあとの保存についてご紹介いたします。
おせちの保存は冷蔵庫で保存するのがおすすめ
昔ながらのおせちであれば常温でお正月の三が日は常温保存でも大丈夫なように濃い味付け、傷みにくい食材で作られていました。
今は保存のことよりも味重視で調理されていますから、塩分控えめの味付けがされている料理が多くなっているようです。
また、洋風や中華にアレンジされていて、おせちというよりはオードブル詰め合わせのようなセットも登場しています。
購入したものは賞味期限や保存方法が表示されていることと思いますので、それを確認してみましょう。
手づくりの場合は3日くらいでしょう。
ただ、やっぱり味付けや調理方法にもよります。
普段作り置き料理をしたときの保存の様子を参考にするのもいいと思います。
昔は家は木造が多く、暖房もそれほど整っていなかったので室内で保存もできました。
今は暖房を使っているのが普通ですし、高気密高断熱の住宅も増えています。
ですので、おせちは冷蔵庫での保存がおすすめです。
おせち料理を保存するとき重箱のまま冷蔵庫にいれていいの?
重箱は高さもありますので、そのスペースが確保できるかどうかですが、余裕があれば重箱のまま入れてもいいです。
冷蔵室でも野菜室にいれても大丈夫です。
ただ、重箱が木製の場合少し注意が必要です
木製ですと蓋は密閉しないタイプだと思いますので冷蔵庫内に臭いの強い食材は置かないようにしましょう。
また、重箱が木製の漆器ですと大変高価なものもあります。
冷蔵庫に入れてすぐに悪くなってしまうというわけではないですが、場合によっては急激な温度変化による変形、ヒビ割れの可能性があります。
数日間冷蔵庫に入れておくという場合、購入したときのお手入れ方法などの説明書を確認したほうがいいでしょう。
重箱のまま入るスペースがない場合の冷蔵保存の仕方
料理はそれぞれタッパーなどの保存容器に入れて冷蔵保存し、食卓に出すときに食べる分だけ重箱に詰めます。
この方法ですと、毎回きれいに盛りつけられますし、清潔ですね。
また煮物などは1日1回火入れをしないといけないので、料理ごとに小分けしているとやりやすくなりますね。
おせち料理を常温で保存するときの注意点
おせちを用意した家庭でも、お正月の3が日をおせちだけで過ごすということはないですよね。
お鍋をしたり、焼き肉をしたりして家族で食卓を囲む時間が増えるお正月ですから冷蔵庫にはたくさんの食材が入っていることもあります。
そういった場合は家の中で暖房を使わない部屋、陽があたらない暗い部屋、北側にある室温が常に10℃以下の部屋に置いておきましょう。
まずは換気をして部屋の暖かい空気を出し、部屋を冷やしてください。
段ボールや発泡スチロール、クーラーボックスなどがあればそこに重箱を入れ、保冷剤と一緒に入れておくのもいいですよ。
おせちを保存する方法のまとめ
- 冷蔵庫での保存は3日くらい
- 冷蔵庫に重箱のまま保存でもいい(木製漆器は長く置かない)
- 煮物は毎日1回火入れをする
- 室温保存の場合は暖房を入れない部屋に置いておく
食べるときには料理の状態をよく見て、おかしいな?と思ったら食べるのを控えましょう。
病院も開いていないお正月にお腹をこわしたくないですものね。