夏休みの宿題の中で、やり方がわからなくて苦労するものといえば『自由研究』ではないでしょうか?
特に1年生、2年生といった低学年では、たくさんの字を書いたり、絵を描くのが苦手な子もいます。
テーマを決めて、観察や実験まではなんとかこなしたものの、最終段階のまとめになってから悩んでしまうこともありますよね。
自由研究ってどうしたらいいのかわからないのよね。
《小1・小2の夏休み自由研究での困った》は、
- 夏休みの自由研究が上手くまとめられない!
- 何を書けばいいのかわからない
- きれいに書くコツって?
正直、お手上げです。
自由研究のレポートは何を書くかというのはだいたいの決まりがあります。
それがわかれば、わかりやすく上手にまとめられた形になりますよ。
自由研究で何を書く?小タイトルのつけ方と書き方の例
1.テーマ
2.学年・組・名前
3.動機
4.方法
5.結果
6.考察
7.感想
8.参考文献
自由研究は画用紙と模造紙どちらがいい?
おわりに 小学1年生のときの自由研究の思い出ばなし
自由研究のまとめ方 低学年(小1・小2)
自由研究は自由な研究なので、決まりがあるわけではありません。
でも、先生やクラスのみんなに見てもらうためにまとめるわけですから、伝わる工夫が必要です。
定番的な書く項目と流れとしては次の通りです。
- テーマ(タイトル・題名)
- 学年・組・名前
- 動機
- 方法
- 結果
- 考察
- 感想
- 参考文献
上記の項目を参考にして見やすくわかりやすいレイアウトでまとめてみてください。
3以降の項目については「小タイトル」をつけて書いていくといいですよ。
自由研究のまとめのレイアウト例
各項目の書き方や例についてもご紹介していきます。
1年生、2年生にもぴったりな小タイトルも一緒に考えていきますね!
自由研究で何を書く?小タイトルのつけ方と書き方の例
1.テーマ
まずはタイトルや題名を書きます。
小1のタイトル例
ストレートに
「きょうりゅうのけんきゅう」
「スライムづくり」
「ミニトマトのかんさつ」
などシンプルなもので大丈夫です。
小2のタイトル例
クラスの友達が興味をもってくれそうなタイトルを考えるのも楽しいですよ。
「ラムネを100こつくってみたよ」
「ダンゴムシのすきなたべものをはっ見」
「キャンプでじょうもん土きづくりにちょうせん!」
シンプルなタイトルでも、大きな文字にしたり、色をぬったりして目立つように書きましょう。
2.学年・組・名前
よくできた自由研究は学年代表として選ばれて発表会に出たり、時には学校外部のコンクールなどに出してもらえることがあるので忘れずしっかり書いておきましょう。
3.動機
この研究を選んだ理由や、きっかけ、目的、調べたいものなどを書きます。
小タイトルの例
「このけんきゅうの目あて」
「どうしてこのじっけんをしようと思ったのか」
「はじめる前のぎもん」
生活の中の身近な疑問を見つける力がとても大切です。
子どもの「なぜ?」や「ふしぎ」はとっても大事なんですね。
実験や観察を始める前の予想も書いてもおもしろいです。
動機の例文:
「ダンゴムシはマンションのコンクリートのところでよく見かけます。
まわりにたべものはおちていないのにふしぎに思いました。
おかしや花をあげてたべてくれるかどうかのけんきゅうをしてみようと思いました。
ぼくは、(ダンゴムシはあまいものがすきかな?)とかんがえて、いろいろなおかしやくだものをよういしてみることにしました。」
もちろんシンプルに「ダンゴムシだいすき」と短くまとめても大丈夫!
4.方法
まずは、
研究のために用意したものや準備したものを書きます。
材料や道具を箇条書きでわかりやすく書きましょう。
小タイトルの例
「かんさつにひつようなもの」
「じっけんでつかうもの」
「じゅんびとちゅういすること」
次に、手順を書きます。
実験の場合は1、2、3と順番に書いていきましょう。
観察の場合は、どこ(場所)でいつ(日にちや時間)観察したのかも書くとわかりやすいです。
写真やイラストがあると見やすくなります。
絵を描くのが好きな子でしたら、写真よりもイラストのほうがおすすめです。
実験などで手早く行わなければならないときはスマホやデジカメで写真をとり、あとで絵を描いてもいいですね。
小タイトルの例
「じっけんのほうほう」
「ちょうちょのつかまえかた」
「りょうりの手じゅん」
「水てっぽうのつくりかた」
5.結果
実験した結果の事実を書きます。
観察系の場合は一番手をかけてていねいに仕上げたい項目です。
失敗したときもそのまま書いて大丈夫です。
数や量をイラストで表したり、表をつくって結果を書くととてもわかりやすいですよ。
工作などの場合、できあがりの写真を貼ったり、「つくったものをてんじしているのでみてくださいね」と案内するのもおもしろいです。
6.考察
実験や観察をしてわかったことやわからなかったことを書きます。
小タイトルの例
「けんきゅうで考えたこと」
「おうちのバターと食べくらべ」
「しゅざいをしてわかったこと」
「きがついたこと」
低学年の場合、次の項目の「感想」と合わせてしまってもOKです。
7.感想
- 自分の予想とどこがちがったか
- 失敗したときはその原因は何だったのか
- どう思ったか
を書いていきましょう。
自分の言葉で感じたことを書くのが大切です。
自分の気持ちを言葉で表すのが苦手な子もいると思います。
「おもしろかった」という一言だったら、どこがおもしろかった?と聞いてあげて「それも書くといいね。」とアドバイスしてあげましょう。
できれば、この研究をして次にどうしたいという未来につなげる言葉が書ければ完璧です。
小タイトルの例
「かんそう」
「はんせいてん」
「じっけんでこまったこと」
書き方の例:
(牛乳はペットボトル入りのものがないことを不思議に思い調べた自由研究)
「むかしはぎゅうにゅうはビン入りで、いえにとどけてくれるものだったとはじめてしりました。
まい日、朝になるとしんせんでおいしいぎゅうにゅうがのめるのはいいなあと思いました。
ミルクからつくったプラスチックでペットボトルにして、ぎゅうにゅうをうるとおもしろいかなとおもいます。」
8.参考文献
参考にしたものを箇条書きにします。
小タイトル例
「さんこうになった本」
「さんこうにしたしりょう」
小1の場合は書ける子であれば書いて、むずかしいときは省略してもいいでしょう。
小2のお子さんなら次のことを書くと良いですよ。
- 本や資料:題名と出版社名、著者
- インターネット:サイト名とURL
- 取材先:インタビューをおこなった人や工場、お店の名前など
お話しを聞いた人あてや協力してくれた人にお礼の言葉をそえるのもいいですね。
書き方の例
「〇〇こうじょうの田中さんにおはなしをききました。ありがとうございました。」
自由研究は画用紙と模造紙どちらがいい?
自由研究をどんな様式で提出するかについては、小学校のお便りや、夏休みの宿題一覧表に学校からの指示があるかないかをまず確認しましょう。
使っていい素材や紙の種類、テーマの分野などは自由研究を始める前に把握しておかないといけないところですね。
特に条件がなければ、どちらが使いやすいかを子どもと相談しながら決めるのですが、小学校1年生には画用紙がおすすめです。
模造紙は大きすぎてバランスよく仕上げるには初心者には難しいからです。
紙が薄いというのも途中で破れてしまったり、シワになったり、書いた文字が裏うつりしてしまったりときれいに仕上げるには相当の集中力が必要です。
下書きしてからマジックで清書するだけでも大変なのに、下にインクが付いてしまうとかの失敗もしがちです。
下書きの前に鉛筆で線を引いたりすることも低学年には難しい作業です。
出来上がってからも、学校への持ち運びにも気をつかいます。
ただ、画用紙は模造紙に比べるとペン先が引っかかりやすくて字が書きにくいんです。
息子が小1の時は、カラー用紙に書いたものを八つ切りの画用紙にペタペタ貼っていきました。
カラー用紙は模造紙をA4版にしたようなものでコピー用紙みたいな紙です。
何枚もはいっているので、失敗を恐れずに書いていけます。
低学年におすすめなのは、扱いやすい画用紙ですが、模造紙に書く場合も項目ごとに書いたものを貼り付けていく方法ですとレイアウトしやすく失敗のリカバリーも簡単です。
模造紙:(1091mm×788mm)サイズは四六判
画用紙:四つ切 (392mm×542mm)模造紙の1/4のサイズ
八つ切 (392mm×271mm)模造紙の1/8のサイズ
模造紙や画用紙は、
画材屋さん、文具・学用品コーナー、100均で手に入ります。
カラーもいろいろありますが飾り以外で使うのならば白がおすすめです。(見やすい!)
夏休み終盤には売り切れることもあるので、早めに購入しておくといいですよ。
ノートやアルバムは?
ノートは身近で書きやすいのですが、中身が充実していないと1冊になりません。
アルバムも同様ですが、かなりの分量が必要です。
高学年になって、複雑な研究ができるようになってからがおすすめです。
でも、“パラパラまんが”を作るというテーマでならアリですね!
ノートで作る自由研究の例:
「あさがおのかんさつ せいちょうがわかるよ!」
おわりに 小学1年生のときの自由研究の思い出ばなし
わが子の小1のときの自由研究は「スライムづくり」でした。
これが見事に大失敗。
とはいえ、工作自体は大好きで楽しめたのですが、画用紙に下書きをしてからサインペンで字を書かせるのはかなり苦労しました。
今年はスライムづくりのリベンジをしたいと思っています。
1年生のときと比較できるとおもしろいかなというのもあり、楽しみです。
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