2018年秋からPiTaPa(ピタパ)でJRを利用するときに、チャージが不要となります。
では、今までチャージしてあったお金はどうすればよいのでしょうか?そんな疑問をお持ちの方に
- オートチャージをストップする方法
- チャージ分を返金してもらう方法
- チャージ分を使い切る方法
- 返金と使い切るのではどっちが得するの?
といったことについてご説明します。
JRでもPiTaPaでポストペイ利用が可能に!2018年秋からいよいよ開始
2018年秋よりJRもPiTaPa利用がポストペイ(後払い)になります。
今まではJRに乗る際、PiTaPaカードで改札を通りたい場合、事前にチャージ(入金)しておくことが必要でした。
このせいで多くの関西人が(交通系ICカードってややこし~)となるんですよね。
それが今年の秋からついにJR西日本の近畿圏エリアでもポストペイ利用が可能となり、事前のチャージ(入金)なしで利用できるようになるのです!(待ってました~。)
※ポストペイ実施日の詳細は発表待ちです。(2018年7月現在)
サービス開始日が決定いたしました。
2018年10月1日(月)営業開始より
2018/09/20 更新
ただし、近畿エリア以外の利用に関してはやはりこれまで通り、チャージをしておくことが必要なようです。
ポストペイとチャージってどうちがうの?
交通系ICカードのポストペイとチャージの違いですが、後払いと先払い(プリペイド)という単純なものではないようなんですね。
たしかに、ポストペイですと、使った分だけ後で自動引き落とししてくれるサービスです。毎月1日から末日までに利用した分をまとめてくれるわけなのですが、単純に合計額を引き落とすだけでなく、利用区間の回数によって自動的に割引が適用されるというとっても気が利くシステムです。
しかもクレジットカード利用となるので、ポイントもたまります。※1
例えば、三井住友カードでしたらPiTaPaで交通費の支払いに対してのポイントはつきません。
STACIA PiTaPaでしたら、条件(キャンペーンなどもある)を満たせばSポイントが貯まります。
それこそ、改札で使えるクレジットカードがPiTaPaという感覚です。
ここまでユーザーファーストなサービスは他のICカードにはありません。
かたやICOCAなど他のICカード乗車券ではチャージが必要なプリペイド方式です。これは前払いというより実質はデポジット(保証金)のような役割があります。
ICOCAは誰でも券売機で購入することができる、プリペイドカードです。
しかし、このカードを使い捨てにされるとJRとしては経費がかかり困ってしまうわけです。ですから繰り返し使ってもらえるように500円分はデポジット(カード発行預り金)として事前に支払うようになっています。チャージすれば同じカードを使い続けられますが、不要になった場合は乗客はデポジット金を回収するために返金手続きとしてカードを返却しなければなりません。
PiTaPaの場合、カード発行手数料は無料です。(ただし、1年間に1度もPiTaPaを利用しなかった場合、維持管理費1,000円+税がかかります。)
PiTaPaにチャージしている残高の確認方法は?ポストペイ利用開始までに何をしておくべき?
チャージしたお金の使い道は基本的にはJRで使うしかありませんでした。
- PiTaPaカードにチャージしたカード内の残額は、ショッピングやPiTaPa交通利用エリアの運賃の支払いには利用できません。
そして、2018年秋よりJR西日本の近畿圏エリアにおいてもカード内残高は利用できなくなります。- 利用者の都合によるカード内の残額の払戻しはできません。(退会時を除く)
PiTaPaユーザーがJR西日本ポストペイ利用開始となるまでにやっておくべきこと
次の2点を確認しておきましょう。
- オートチャージ機能を設定しているかどうか
- チャージ残高
(1)オートチャージ機能を設定しているかどうか
オートチャージ機能を設定しているという方で、
JR西日本に乗るためだけにチャージをしていたという方は、オートチャージ機能を停止する手続きをしておきましょう。ポストペイが利用できるようになるまでは現金チャージで対応しましょう。
尚、JR西日本の近畿圏エリア以外や全国の相互利用先の区間では、引き続きチャージ残額を利用することができます。
出張先などでPiTaPaを使用する機会が多い方は、特に何もする必要はないです。これからもオートチャージ機能をつけておいてもいいでしょう。
【オートチャージ機能停止方法】
PiTaPaカードと本人が確認できるもの(免許証・健康保険証・学生証など)持って、スルッとKANSAI協議会加盟社局の主な駅等で解除の手続きを行います。
設定変更はカードごとに手続きが必要ですので、家族カードを作っている方は家族分もオートチャージ不要であれば、忘れず全員分の手続きをしましょう。
尚、設定変更は無料です。
(2)PiTaPaのチャージ残高の確認方法
【駅で確認する方法】
駅の改札にあるPiTaPaに現金をチャージする機械や券売機、精算機で残金を確認することができます。
駅によっては改札ゲートのディスプレイに残金表示されるタイプもあります。
【自宅で確認する方法】
PiTaPaの公式サイトから『PiTaPa倶楽部』に会員登録(無料)すると残高確認ができます。
PiTaPaのサービスセンターに電話をして確認する事も可能です。
PiTaPaのチャージ分を返金してもらえたり、使い切ることはできるの?どっちが得?
PiTaPaチャージ分を返金してもらう方法
解約して払い戻す形となります。これは『任意での退会』となり、払戻手数料としてカード1枚当たり500円(+消費税)が必要です。残額が数百円ですと、払い戻し料500円を支払って手続きするのはばからしいですよね。
解約手数料を支払わないで済む方法としては、カード更新時にPiTaPaのカード内の残額が口座に返金されるので、それを待つことです。
カード更新時の返金手数料は無料です。更新カードに旧カードの残額は引き継がれないシステムを利用するのです。何もしなくても後日返金されるということです。
カードの有効期限は裏面に記載されています。
「カードの更新はまだまだ先だ~」という場合は、PiTaPaのチャージ分を使い切るといいですね。
PiTaPaチャージ分を使い切る方法
以下、執筆日にPiTaPaに直接取材し、確認をした内容でありましたが、その後サービスの詳細が発表されて一部情報に訂正がありました。
(ご指摘いただきありがとうございました!)
更新日 2018/09/20
普通に払い戻し手続きをしてしまうと払戻手数料としてカード1枚当たり500円(+税)が必要なので、チャージを使い切る方がお得です。
ところが、PiTaPaが使える交通機関、店では全てポストぺイのみで、チャージ額を使えません。
ピタパのチャージ分を使いきるのは面倒です。
イコカなど他のICカードが使える店ではピタパ自体が使えません。
PiTaPaはスルッと関西圏内ではチャージが消費されないので、使い切るには関西から出なくてはいけません。
PiTaPaエリア以外のPiTaPaの使える交通機関(関西以外のJR・私鉄等)で使いきることになります。
尚、カードのチャージ残金はJR西日本のポストペイ開始前までですと、JR西日本の券売機で使うことができます。
JR西日本でポストペイ利用が始まると券売機でのチャージ残金の利用はできなくなります。また、JR西日本利用でチャージ分から消費されることはありません。(すべてポストペイ扱いとなります。)
ですので、まず、オートチャージの機能を解除してPiTaPaエリア以外のPiTaPaの使える交通機関(関西以外のJR・私鉄等)で乗車する際に、ピタパで乗車するしかありません。
JR西日本内の自動改札機を利用して乗り降りするとポストペイ扱いになってしまいますが、次の時にチャージを利用することができます。
PiTaPaカード内の残額(チャージされた額)を利用できる場面
- JR西日本ポストペイエリアの駅とポストペイエリア外(JR西日本以外の他社の駅を含む)の駅間の利用、ポストペイエリア外相互間の利用
- のしこし精算機でのPiTaPaカードと他のきっぷを併用した精算
- 自動券売機でのきっぷの購入
自動券売機でチャージが消費できるのはいいですね!(更新日 2018/09/20)
まとめ
近畿圏以外での利用(旅行や出張など)が予定されるのであれば、そのまま何もする必要はありません。
JR西日本でしかチャージ分を使う予定がないという方は、
となります。
とにかく、JR利用でも、これからは地下鉄や私鉄と同様に改札でピッとするだけで乗った分だけ後から引き落としてもらえるので管理が楽になりますね。後払い式のサービスと同時に、運賃割引サービスもあるようですので、うれしいですね。
おすすめ記事のご案内 ♪
子どもが小学生になったら必要です
東京でも使えるの?
エクスプレス予約利用で家族旅行のときに
ホテルに荷物を送っておくと到着すぐに活動開始できます
東京旅行に役立つ予約のイロハをご案内します
おでかけしましょ
【楽天トラベル】楽天スーパーポイントがたまります
【じゃらんnet】最大10%ポイント還元。お得なクーポンも
【Yahoo!トラベル】Tポイントがたまります
【JTB 国内ツアー】充実プラン
【JALPAK 国内ツアー】JALを使ったツアー
【日本旅行】新幹線+宿泊のツアーに強い
☆飛行機の手配【トラベリスト】JAL,ANA 国内格安航空券を探すなら
☆高速バス【WILLER TRAVEL】女性も安心! ☆ レンタカー
【じゃらんレンタカー】レンタカー料金をカンタン比較
コメント
>JR西日本でポストペイ利用が始まると券売機でのチャージ残金の利用はできなくなります。
とありますが、間違いではないでしょうか?。
どこにもそのような記述はなく、券売機で利用可能とあります。
こうじ様
はじめまして
コメントありがとうございます^^
>>JR西日本でポストペイ利用が始まると券売機でのチャージ残金の利用はできなくなります。
>とありますが、間違いではないでしょうか?。
>どこにもそのような記述はなく、券売機で利用可能とあります。
記事作成当時、PiTaPaに問い合わせた内容をそのまま書いたものでしたが
その後情報が更新されておらず、ご迷惑をおかけしました。
PiTaPaのニュースを確認したところ、ご指摘のとおり
「自動券売機でのきっぷの購入」はチャージ額からの減額となっておりました。
券売機で利用できるのはいいですね!
記事を訂正させていただきました。
ご指摘いただきありがとうございました。
あかね