ベビーを連れて新幹線に乗らないといけなくなったとき、たくさんの疑問がでてきますよね。
夫は仕事で私ひとり!新幹線の手配できるかな?
ベビーカーは持っていけるのかな?
新幹線の中でどこに置いておくの?
おむつ換えはどうしよう?
自分がトイレに行きたくなったらどうしよう?
もしかして抱っこ紐もいる?
どの席に座ったらいいの?
便利な席の予約はいつできるの?
でも大丈夫!
“里帰り出産していて、自分の家に戻るとき”
“急な用事で実家に行くとき”
・・・など
今までたくさんのママが乳児連れで新幹線に乗っています。先輩ママの知恵を借りてベビーとの列車の旅を乗り切りましょう!
赤ちゃんと新幹線に一人で連れて行けるかな?
実はちょこまかと動き回る幼児を連れて行くより、乗り物の振動で眠ってしまう乳児連れの方が意外と楽なこともあります。
赤ちゃんは泣くものと周囲の人はわかっているので、ママがきちんと対応策を知っていればそれほど肩身のせまい思いをすることは起こりません。新幹線の席に着いたときに近くの席の人に「赤ちゃんがいるのでご迷惑をかけるかもしれませんがよろしくお願いします」と一言いっておくだけで場も和みますし、なにかと親切に協力してくれるものです。ママにとってはこの温かい雰囲気ができれば、車中快適になりますので是非勇気を出してお声掛けは忘れないでくださいね。
大人が一人だけの場合、財布や切符などの貴重品と移動中の赤ちゃんのお世話グッズだけ持つようにして身軽になっておきましょう。それ以外の荷物はあらかじめ目的地に宅配便などで送っておきます。
貴重品は肌身離さずもっていなければならないので、取り出しやすい肩から掛けられる小さめバッグに入れます。
また赤ちゃんの飲み物やミルク、おやつは抱っこして立ったままでも与えられるように取り出しやすさを工夫して手持ちのバッグに入れておきます。
ビジネス客が多い午前中の早い時間、夕方以降の遅い時間は避けるように新幹線に乗車する時間帯を選びます。(在来線を使って新幹線の駅まで行く場合は通勤ラッシュを避けることもお忘れなく!)
赤ちゃんのこまった!新幹線でオムツ替えや授乳はどうすればいい?
新幹線でおむつ替えができる場所はつぎのとおりです。
- 多目的室
- 多機能トイレ
- おむつ交換台付きの洋式トイレ
多目的室は東海道新幹線ののぞみ・ひかり・こだまの場合、11号車設置されています。
(山陽新幹線8両編成のみずほ・さくら・ひかり・こだまは7号車となります。)
多目的室の利用方法
多目的室を利用する場合は乗務員に言って鍵を開けてもらい、使用後も報告する必要があります。利用料金などはかかりません。ここは個室となっており、オムツ替えや授乳ができます。
尚、身体の不自由な方(重傷者に限られる)はこの部屋を予約できますので、その場合ずっと利用できないということもあります。あくまで個室予約されていないときに借りることができるだけです。
洋式トイレは奇数号車の東京寄りにあります。
尚、おむつ交換台の体重制限は15kgまでとなっています。使用済みのオムツを入れる事ができるゴミ箱も設置されています。
洋式トイレの室内はせまいです。よく動く赤ちゃんや大荷物を持って入ってしまったときはちょっと大変です。その場合は多機能トイレや多目的室が安全です。ただし、ここは身体の不自由な方が利用するところですので手早く済ませましょう。(あちらが優先されます)
できれば乗車前、駅構内でおむつ替えを済ませておくと安心です。ホームに着いたら子どもは抱っこ紐で抱っこし、ベビーカーは畳んでしまい乗車すると乗り降りもスムーズです。
授乳はどうしよう?
多目的室が使えない場合、自分の席でケープなどを使って授乳するか、隣に人がいて気になる場合は車掌さんに相談しましょう。「授乳したいのですが、その間だけ空いている座席を利用してもいいでしょうか?」と聞いてみると、比較的空いている車両などを案内してくれることもあります。
赤ちゃん連れだと新幹線ではベビーカーと抱っこ紐どっちがいい?
できれば、抱っこ紐だけのほうが新幹線の車内だけでなく、乗り降り、駅構内の移動にも身軽です。とはいえ、これができるのもまだ小さく軽い時期に限られるかと思います。
ずっと抱いているのはママの体力的に大変なこともあるので、その場合はベビーカーを持ち込みましょう。
自分がトイレに行きたくなったらどうするの?
赤ちゃんを連れ、貴重品バッグを持ってトイレに行くことになります。他の荷物は座席に置いておきます。
新幹線N700系ののぞみのトイレにはベビーキーパーもあります。そこに子どもを座らせておくのはちょっと不安という場合、抱っこ紐でもおんぶができるタイプが便利です。抱っこですと動きづらく、前や足元も見えにくいです。おんぶにすれば自分がトイレに行くときに楽ですよ。
赤ちゃんが泣きやまない!
音の出ないおもちゃや絵本を持っていき、ご機嫌をキープしておきたいですが、時にはそうもいかず泣かれてしまうこともありますよね。
もしかするとトンネルで気圧に変化があり、お耳が不快なのかもしれません。お茶やお水を飲ませれば、解消されますのでお試しくださいね。
エスカレーターやエレベーターはホームのどこにあるの?
駅構内のエスカレーターやエレベーターの位置はJRのホームページで確認できます。
赤ちゃん連れの新幹線指定席の予約ワザ
始発から乗れる(並ぶ時間に余裕がある)なら自由席で大丈夫ですが、途中乗車なら指定席を予約しておくと安心です。
赤ちゃんがぐずり出したらデッキ(トイレなどのホール部分)に出られるように、ドアから近い通路側の席が便利です。大人一人でベビー連れですと、3人席の通路側(C席)がいいでしょう。B席は挟まれた席で居心地が悪いという理由から人気がなく、空席のままの可能性があるからです。
2人席の通路側(D席)ですと、隣は人気の高い窓側ですので人が座る確率は高いです。
ママ一人で赤ちゃんを連れて新幹線に乗る場合のベストな席とは
オムツ替えや授乳に便利な多目的室や多機能トイレのある11号車なら、更に安心なうえ、やはり同じ目的なのか乳幼児を連れた親子の乗車も多く、ビジネス客ばかりで肩身が狭い思いをすることも少ないです。
【11号車のシートマップ】出典:JR東海
1番おすすめ!
11号車13番Bか12番Bの席がベビーカー利用には便利です。Bの席に自分が座り、隣にスペースがあるので、ベビーカーを広げたまま横づけできるのです。
ただし、この座席は本来車いす優先となっていますので、事前に予約することはできません。JRの指定席券は、乗車前に1回だけ無料で変更できるので、当日の朝5:30以降にみどりの窓口で変更してもらいます。(注意:場所により営業時間は変わります)
尚、エクスプレス予約システムは朝5:00から利用できます。
希望の席がとれない場合、前後の時間の新幹線に変更することも可能です。
13番の後ろにはスペースがあり、たたんだベビーカーをそこに置くことも可能ですので、13番列、12番列のB以外の席もおすすめです。
もしくは、12号車の1列目も多目的室に近くなるのでおすすめです。
【12号車のシートマップ】出典:JR東海
場合によってはこちらがベスト!
12号車1番CまたはDの席
下り(新大阪・博多方面行き)の場合一番前となります。足元に少しスペースがありベビーカーも置けます。
11号車は多目的室や多機能トイレがあるため人気が高く、どうしても混みあいます。場合によってはこちらのほうが快適に過ごせますよ。
おすすめ席が取れない場合の注意点
どの車両も進行方向に向かって一番後ろになる座席には裏側に荷物を置くスペースがあります。しかし、最近は外国人観光客のスーツケースや他の席の乗客のキャリーバッグ、車椅子が置かれていたりすることも多いです。始発でない駅から乗車する場合は、わざわざ一番後ろを指定してもベビーカーを置けないばかりか荷物がジャマでリクライニングも使えないことがあります。
ですので、自分の前にスペースがある進行方向に向かって一番前になる席がおすすめです。
みどりの窓口ではいつどんな風に指定席を予約すればいい?
きっぷの発売日は全JR共通で乗車一カ月前の午前10時からです。ここで出入口に近い通路側の席を予約しておき、当日みどりの窓口で多目的室に近い11号車の席に変更してもらいましょう。多目的室が11号車以外の新幹線の場合などもあるので、窓口では「多目的室に近い、前か後ろの席の通路側をお願いします」と頼めばよいでしょう。
まとめ
赤ちゃんふたりで新幹線に乗るときの極意
指定席の予約をしておく
ビジネス客の少ない時間帯を選ぶ
荷物は少なく(移動中に使わないものは送ってしまう)
貴重品は手荷物とは分けて肩掛けバッグを用意
席に着いたら周囲に声かけ
赤ちゃんがぐずったらデッキに移動する
授乳やオムツ換えに便利な多目的室や多機能トイレの近くの席が便利
楽しい旅行となりますように。
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